受験計画の作成

医学部合格への道、第33回は受験計画を立てることの重要性と、医学部受験の神様、和田秀樹先生が運営する医学部予備校で行っている受験計画作成のプログラムについてお話をしていただきました。

第33章．受験計画が具体的なものにならない人のために

前回、現在の学力と志望校の合格最低点がわかれば、具体的にこれからどのくらいの参考書や問題集をやらなければならないかがわかると書いたが、実際には、巷にあまりに多くの問題集や参考書が出ているため、うまく選べない人もいるだろう。

また、今の学力が十分でないために、志望校の傾向分析が自分では困難という人も少なくないはずだ。高校１年生や２年生であれば、なおのことそうだろう。

一つの賢い方法としては、志望校に受かった先輩のやった参考書や問題集を教えてもらうという手がある。合格した先輩なら、その把握がうまくいっている確率が高いからだ。

ただ、元の学力が違うなどという理由や、その先輩も予備校の勧めるままにやったら、たまたま受かったという場合などで、それがあまりあてにならないことも珍しくない。

実は、以前にも紹介したことがあるが、私が主宰している緑鐡受験指導ゼミナールでは、この受験計画の作成の代行のようなことをやっている。

私が監修した東大生のスタッフが、志望校を伝えてくれれば、その傾向を分析して、ベストチョイスの参考書や問題集を選んでくれるというわけだ。

もちろん、今の学力に応じて対応も、宿題も変わる。

まずスタートレベル判定テストというのを解いてもらって、現状の学力を把握する。

小学校レベルの計算問題や中学校レベルの英語などに穴がないかまでチェックするので、自分が気づかないような基礎学力の不足も判定できる。

さらに、自分のプロフィールリストのところで、今、どのくらい勉強に使える時間があるかなどを書いてもらうことで、現実的な範囲で宿題を出すし、難しそうな場合は、２年計画を勧めたり、志望校の変更を勧めることもある。

そして、毎月、きちんと宿題をやっているかのチェックテストで計画の修正も行う。

この手の、合理的な受験勉強をしてもらうことで、毎年のように地方の無名校から東大や医学部に何人も合格させているからカリキュラムには自信がある。

高校生ではなかなか立てられない受験計画を、東京のハイレベルな受験生並みの精度で立ててもらえるし、一人一人対策が違うのだからすぐれものだと思うし、塾や予備校に行くよりはるかに安いからお勧めしたい。（緑鐡受験指導ゼミナール）