医学部入試問題を斬る

エースメディカルみなとみらいの峰岸先生が様々なテーマを扱い医学部入試を徹底解説。

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峰岸先生が徹底解説!『医学部入試問題を斬る』

「医学部入試の攻略」というテーマで医学部入試の対策講座を開設しています。入試問題の解説の他、受験に関する様々なテーマで入試に切り込んでいきます。入試問題についても英語のみならず各科目はもとより、小論文、面接といったものも幅広く扱う予定です。

第224回.医学部入試問題-英語「長文読解-新潟大学」⑪

今回から新潟大学医学部の入試問題(2015年)を解いていきましょう。今日は第4パラグラフ第6文から読んでいきましょう。解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

(4)①Second, the link between brain size and intelligence is naively simplistic for many reasons.②It is not the size that matters but how you use it. ③There are some individuals who are born with little brain tissue or others with only half a brain as a result of disease and surgery, but they can still think and perform within the normal range of intelligence because what brain tissue they do have left, they use so efficiently. ④Moreover, it’s the internal wiring, not the size, that is critical. ⑤Brain volume based on fossil records does not tell you how the internal microstructures are organized or operating. ⑥(d)Relying on size is as ridiculous as comparing the original computers of the 1950s that occupied whole rooms with today’s miniature smartphones that fit into your pocket but have vastly more computing power.

〔注〕palaeontologist 古生物学者bulbous cranium 球根のような形の頭蓋garner 獲得する

問4.下線部(d)を和訳しなさい。

第4パラグラフ
第6文

Relying on size is as ridiculous as comparing the original computers of the 1950s that occupied whole rooms with today’s miniature smartphones that fit into your pocket but have vastly more computing power.

この文の主語はRelying on~(~に依存すること)です。「何に依存するのか」はsize(大きさ)です。この文の述語はis as ridiculous(ばかげている)です。 ここでasが入っているのは次の部分にもう一つ出てくるasとペアになってas ridiculous as~(同じくらいばかげている)という形になっているからです。  では「何と何が同じくらいばかげているのか」は先のRelying on~(~に依存すること)と2回目のasの後ろにある comparing は「比較すること」です。

ここで「何と何を比較するのか」はcompare A with B (AをBと比較する)という語法を思い出してください。  よってAはthe original computers of the 1950s(1950年代の初期のコンピュータ)の部分です。このコンピュータの説明がthat以下であります。occupiedは「占領する」です。「どのくらい占領したのか」は whole rooms(部屋全体)です。roomsとなっている点に注意してください。ここでは数部屋を占める大きなコンピュータがイメージできなければいけません

compare A with B のB(AとBを比較する)のBは today’s miniature smartphones that fit into your pocket but have vastly more computing powerの部分です。

miniature smartphonesは「小さなスマートフォン」です。これをthat以下で説明しています。fit into your pocketは「あなたのポケットにちょうど収まる」です。but have vastly more computing powerは「しかし、より大きな処理能力を持っている」です。

訳:大きさに依存することは、いくつもの部屋を占めていた1950年代の初期のコンピュータとポケットにぴったり入る大きさで処理の応力のより大きい今日の小さなスマートフォンを比べるのとおなじくらいばかげています。

ここで設問4を解きましょう。下線部(d)の和訳ですから。主語のRelying on size(大きさに依存すること)をもう少しはっきりと因果関係を書いてもよいでしょう。

正解:知性の高さを脳の大きさに依存することは、いくつもの部屋を占めていた1950年代の初期のコンピュータとポケットにぴったり入る大きさで処理の応力のより大きい今日の小さなスマートフォンを比べるのとおなじくらいばかげています。

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いかがでしょう。今回でこの問題は終わりです。次回からまた新しい問題を解いていきましょう。お楽しみに。

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エースメディカルみなとみらいでは、生徒各個人に合わせて英文のレベルを分け、中学生レベルの英文から科学雑誌の英文までを準備しています。医学部に受かる力の養成に直結した授業を展開しています。無料レッスン随時受け付け中です。お問い合わせください。

2020年9月18日

プロフィール

峰岸 敏之
1964年生まれ。早稲田大学大学院・法学研究科前期課程修了、法学修士。大手新聞社で新聞記者を経験後、講師業に転向。河合塾や城南予備校、栄光ゼミナールなどの大手予備校や医学部予備校などで、大学受験ブロック長や英語科責任者などを務める。指導教科は英語と小論文。2013年春に横浜に医学部予備校を開校し、「30年以上続く予備校を作り、医学部への合格者を1000人を出す」が目標。

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