医学部入試問題を斬る

エースメディカルみなとみらいの峰岸先生が様々なテーマを扱い医学部入試を徹底解説。

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峰岸先生が徹底解説!『医学部入試問題を斬る』

「医学部入試の攻略」というテーマで医学部入試の対策講座を開設しています。入試問題の解説の他、受験に関する様々なテーマで入試に切り込んでいきます。入試問題についても英語のみならず各科目はもとより、小論文、面接といったものも幅広く扱う予定です。

第217回.医学部入試問題-英語「長文読解-新潟大学」④

今回から新潟大学医学部の入試問題(2015年)を解いていきましょう。今日は第2パラグラフ第4文から読んでいきましょう。解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

(2)①Small brains are generally not associated with intelligence in the animal kingdom; this is why being called ‘bird-brained’ is regarded as an insult (though in fact not all birds have small brains). ②Animals with large brains are more flexible and better at solving problems.③(b)As a species, humans have exceptionally large brains ― about seven times larger than should be expected, given the average body size. ④The finding that the human brain has been getting smaller over our recent evolution runs counter to the generally held view that bigger brains equal more intelligence, and that we are smarter than our prehistoric ancestors. ⑤After all, the complexity of modern life suggests that we are becoming more clever to deal with it.

第2パラグラフ
第4文

The finding that the human brain has been getting smaller over our recent evolution runs counter to the generally held view that bigger brains equal more intelligence, and that we are smarter than our prehistoric ancestors.

この文の主語はThe finding(この発見)です。ここに同格を導く接続詞 thatが続いています。このthat節の中の主語はthe human brain(人間の脳)で述語はhas been getting smaller(小さくなってきている)です。 over our recent evolutionは「私たちの最近の進化において」です。
 ここまでが主語ですから、この文の述語は次のruns counter (~に矛盾する・反する)になります。「何に反するのか」はto the generally held view(一般的に皆に持たれている見解)です。簡単に言うと「皆の常識的な考え方」という意味ですね。「どんな考え方か」はここでも同格を導く接続詞 thatが使われています。このthat節の中の主語はbigger brains(より大きな脳)で述語はequal(等しい)です。「何に等しいのか」は more intelligence(より高度な知性)です。
 次の, and thatは先のthe generally held view(一般的に皆に持たれている見解)の2つ目の中身ですね。ここでの主語は weで述語はare smarter (私たちはより賢い)です。than our prehistoric ancestorsは「私たちの先史時代の祖先より」です。

訳:最近の進化の過程で人間の脳が小さくなってきているという発見は、脳が大きくなれば知性も高くなる、そして私たちは先史時代の祖先より賢いのであるという一般的に支持されている見解とは食い違うものです。

第5文

After all, the complexity of modern life suggests that we are becoming more clever to deal with it.

文頭のAfter all,は「結局」です。この文の主語は the complexity of modern life(現代生活の複雑さ)で、述語は suggests(示唆している)です。「何を示唆しているのか」は 次のthat~の部分です。この部分での主語はwe で述語はare becoming (ますますなってきている)です。「何になってきているのか」はmore clever (より賢明に)です。「何に対して賢明になってきているのか」はto deal with it(それに対処するために)です。ここでのitはこの文の主語 the complexity of modern life(現代生活の複雑さ)を指します。

訳:結局、現代生活の複雑さによって私たちはそれに対処するためにどんどん賢くなっているということが示されているのです。

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いかがでしょう。脳が大きくなることとその知性との関係が従来の見解を覆すものであるということですね。では、そもそもの「脳の大きさ=知性」自体が正しいのでしょうか?知性とは何でしょうか?といったことが疑問になってきますね。このあたりを丁寧に読んでいきましょう。次回もお楽しみに。

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エースメディカルみなとみらいでは、生徒各個人に合わせて英文のレベルを分け、中学生レベルの英文から科学雑誌の英文までを準備しています。医学部に受かる力の養成に直結した授業を展開しています。無料レッスン随時受け付け中です。お問い合わせください。

2020年7月03日

プロフィール

峰岸 敏之
1964年生まれ。早稲田大学大学院・法学研究科前期課程修了、法学修士。大手新聞社で新聞記者を経験後、講師業に転向。河合塾や城南予備校、栄光ゼミナールなどの大手予備校や医学部予備校などで、大学受験ブロック長や英語科責任者などを務める。指導教科は英語と小論文。2013年春に横浜に医学部予備校を開校し、「30年以上続く予備校を作り、医学部への合格者を1000人を出す」が目標。

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