医学部入試問題を斬る

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エースメディカルみなとみらいの峰岸先生が様々なテーマを扱い医学部入試を徹底解説。

峰岸先生が徹底解説!『医学部入試問題を斬る』

「医学部入試の攻略」というテーマで医学部入試の対策講座を開設しています。

入試問題の解説の他、受験に関する様々なテーマで入試に切り込んでいきます。入試問題についても英語のみならず各科目はもとより、小論文、面接といったものも幅広く扱う予定です。

第294回.医学部入試問題-英語「長文読解-東京慈恵会医科大学(2012年)」5

今回は東京慈恵会医科大学の入試問題(2012年)を解いていきます。今日は第1パラグラフの第8文から読んでいきましょう。解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

☆次の文章を読んで設問に答えなさい。

(1)①The perception of pain is so fundamental to our survival that it affects our brains in profound ways. ②There is not one single pain center; instead, the whole brain lights up like a Christmas tree when pain is perceived. ③In the short term we are immediately prompted to protect the painful area, to remove it from the source of the pain and often to cease all use of the affected area while we examine (1)it. ④In the longer term, our subconscious behavior is altered. If we hit our head on a specific low beam or handle, next time we’ll (2)duck. ⑤An experience of pain that lasts for long, continuous periods may affect our emotions and attitudes. ⑥We may develop depression and become less active. ⑦Alternatively, a severe experience of pain and a conscious awareness of exactly what led to that pain may result in the development of an aversion to anything resembling the cause. ( A ) ⑧We call that aversion fear. ⑨The aversion may become a long-term subconscious memory that lasts far longer than your memory of the event that caused (3)it. ⑩You may no longer remember the time you fell off the high wall and painfully twisted your ankle as a child, but your fear of heights may still be with you. ( B )

【設問】

問1.下線部(1),(3)のitが示す内容を,それぞれ本文中の英語で答えなさい。

問2.下線部(2),(6),(7),(8)の語の本文中での意味と最も近い意味を表す語を,それぞれ1~4の中から1つずつ選び,番号で答えなさい。

(2) duck
1.dunk 2.falter 3.halt 4.stoop

第1パラグラフ

第8文

Alternatively, a severe experience of pain and a conscious awareness of exactly what led to that pain may result in the development of an aversion to anything resembling the cause. ( A )

前回はAlternatively, a severe experience of pain and a conscious awareness of exactly what led to that pain(あるいは、激しい痛みの経験やその痛みにまさにつながるものを意識的に認識したりすることは)までを訳しました。

今回はこの文の述語部分(may result in the development of an aversion to anything resembling the cause)から見ていきましょう。

may result in ~は「~の結果になるかもしれません」です。「どんな結果になるのか」はthe development(発症する)結果です。「何を発症するのか」は of an aversion (嫌悪感)です。「何に対する嫌悪感か」はto anything(どんなものに対しても)です。「どんなもの」と言っても英語の特徴で後ろから制限を受けます。それは resembling the cause(その原因に似ているもの)です。

訳:

あるいは、激しい痛みの経験やその痛みに、まさにつながるものを意識的に認識したりすることは、その原因に似ているものはなんであれ嫌悪感を発症する結果になるかもしれません。

第9文

We call that aversion fear.

この文の主語はWeです。述語動詞はcallです。callはcall A Bで「AをBと呼ぶ」 という使い方が一般的です。ここでAはthat aversion(嫌悪感)でBはfear(恐怖心)です。

訳:

私たちはこの嫌悪感を恐怖心と呼びます。

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いかがでしょう?第8文のdevelopという単語も意外と訳しにくかったりします。自動詞用法も他動詞用法もあります。「発達する/させる・開発する/させる」は基本の訳ですが、develop his ideaは「彼の意見を展開する」。develop a taste of Africaは「アフリカ好きになる」(好みを伸ばす)。他に「現像する」という意味もあります。医学部受験生はdevelop a coldは「風邪をひく・こじらせる」の意味は必須です。次回もこの続きを読んでいきましょう。お楽しみに。
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エースメディカルみなとみらいでは、生徒各個人に合わせて英文のレベルを分け、中学生レベルの英文から科学雑誌の英文までを準備しています。医学部に受かる力の養成に直結した授業を展開しています。無料レッスン随時受け付け中です。お問い合わせください。

2023年02月3日
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プロフィール
峰岸敏之

峰岸 敏之

1964年生まれ。早稲田大学大学院・法学研究科前期課程修了、法学修士。大手新聞社で新聞記者を経験後、講師業に転向。

河合塾や城南予備校、栄光ゼミナールなどの大手予備校や医学部予備校などで、大学受験ブロック長や英語科責任者などを務める。指導教科は英語と小論文。

2013年春に横浜に医学部予備校を開校し、「30年以上続く予備校を作り、医学部への合格者を1000人を出す」が目標。