医学部入試問題を斬る

エースメディカルみなとみらいの峰岸先生が様々なテーマを扱い医学部入試を徹底解説。

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峰岸先生が徹底解説!『医学部入試問題を斬る』

「医学部入試の攻略」というテーマで医学部入試の対策講座を開設しています。入試問題の解説の他、受験に関する様々なテーマで入試に切り込んでいきます。入試問題についても英語のみならず各科目はもとより、小論文、面接といったものも幅広く扱う予定です。

第240回.医学部入試問題-英語「長文読解-日本医科大学(2011年)」3

今回から日本医科大学の入試問題(2011年)を解いています。今日は第1パラグラフから読み進めていきましょう。解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

次の英文を読んで以下の問に答えなさい。

(2)①The second way in which emotions affect our sense of morality concerns the fact that morality itself is deeply rooted in emotional responses. ②(1)We may think that moral judgment means making choices based on more independent principles than merely how we feel, and we talk as if principles of right and wrong are, or at least should be, free of the influence of uncontrollable passions.③But this is misleading rhetoric. ④Disgust, anger, love, panic,【 1 】 ,【 2 】, and so on all shape our ability to make moral choices to a greater extent than we usually admit. ⑤One good example of the link between emotion and morality is the famous “runaway train dilemma:” a runaway train carriage is speeding down the tracks on its way to smash into five railway workers who cannot see the danger and will certainly be killed; you happen to be standing by a lever that will move the carriage onto another track; however, there is another worker on that track who will be killed if you do so. ⑥The question is whether you should pull the lever and save five lives 【 ア 】 one. ⑦After answering that question, consider another version of the dilemma: you are on a bridge watching the runaway carriage, and the only way you can stop it is to push a large man who happens to be leaning over the side into its path. Again, should you do it?

問1 下線部(1)を日本語に訳しなさい。

第2パラグラフ
第1文

The second way in which emotions affect our sense of morality concerns the fact that morality itself is deeply rooted in emotional responses.

この文の主語はThe second way (2番目の方法)です。「どのような方法か」はin which emotions affect our sense of morality (感情が私たちの道徳の感覚に影響しているなかにおける)です。次のconcerns(関係している)がこの文の述語です。「何に関係しているのか」は the fact(事実に)です。「どのような事実か」は that以下にあります。この部分での主語はmorality itself (道徳それ自体)で、述語はis deeply rooted (深く根ざしている)です。「どこに根ざしているのか」はin emotional responses(感情の反応のなかにおいて)です。

訳:感情が私たちの道徳的な判断に影響を及ぼしているような2番目のケースは、道徳というもの自体が深く感情に根ざしているという事実です。

第2文

We may think that moral judgment means making choices based on more independent principles than merely how we feel, and we talk as if principles of right and wrong are, or at least should be, free of the influence of uncontrollable passions.

この文も長いので2つに分けましょう。前半は, andの前までで、We may think that moral judgment means making choices based on more independent principles than merely how we feelの部分です。

この部分の文の主語はWe(私たち)で、述語は may think (思うかもしれません)です。「何を思うのか」はthat以降にあります。ここの部分の主語はmoral judgment(道徳的な判断)で述語はmeans(意味します)です。「何を意味するのか」はmaking choices(選択をすること)がbased on (基づいている)ということです。「何に基づいているのか」はmore independent principles(より独立した原理原則)にです。 than merely how we feelは「単に私たちが感じることよりも」です。

後半を見ましょう。we talk as if principles of right and wrong are, or at least should be, free of the influence of uncontrollable passions.の部分です。  この文の主語はwe(私たち)で述語は talk(話をする)です。 as if~は「まるで~であるかのように」です。 principles of right and wrong は「正しいとか間違っているとかの原理」です。are, or at least should be, は「~であるか、もしくは少なくとも~であるべきです」です。free of the influence は「~の影響がない」です。of uncontrollable passionsは「コントロールできない感情」です。

訳:道徳的な判断とは、選択をするときに、単に私たちが感じることよりも、もっと独立した原理原則というものに基づいているのであるということを意味することだと思うかもしれません。そして私たちはまるで、正しいとか間違っているとかの原理は、コントロールできない感情の影響をまったく受けていないか、少なくとも受けるべきではないかのように話をしています。

ここで問1を解きましょう。

下線部(1)を日本語に訳しなさい。

これは、先ほど訳した前半部分でよいですね。

正解:道徳的な判断とは、選択をするときに、単に私たちが感じることよりも、もっと独立した原理原則というものに基づいているのであるということを意味するものだと私たちは思うかもしれません。

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いかがでしょう?道徳的な判断は合理的なものであるから感情の側面とは対極であるとの意見に対しての筆者の考え方は一貫してそうではないというものですね。次回もお楽しみに。

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エースメディカルみなとみらいでは、生徒各個人に合わせて英文のレベルを分け、中学生レベルの英文から科学雑誌の英文までを準備しています。医学部に受かる力の養成に直結した授業を展開しています。無料レッスン随時受け付け中です。お問い合わせください。

2021年4月22日

プロフィール

峰岸 敏之
1964年生まれ。早稲田大学大学院・法学研究科前期課程修了、法学修士。大手新聞社で新聞記者を経験後、講師業に転向。河合塾や城南予備校、栄光ゼミナールなどの大手予備校や医学部予備校などで、大学受験ブロック長や英語科責任者などを務める。指導教科は英語と小論文。2013年春に横浜に医学部予備校を開校し、「30年以上続く予備校を作り、医学部への合格者を1000人を出す」が目標。

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