医学部入試問題を斬る

エースメディカルみなとみらいの峰岸先生が様々なテーマを扱い医学部入試を徹底解説。

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峰岸先生が徹底解説!『医学部入試問題を斬る』

「医学部入試の攻略」というテーマで医学部入試の対策講座を開設しています。入試問題の解説の他、受験に関する様々なテーマで入試に切り込んでいきます。入試問題についても英語のみならず各科目はもとより、小論文、面接といったものも幅広く扱う予定です。

第183回.医学部入試問題-英語「長文読解-富山大学」⑰

今回は富山大医学部の入試問題(2017年)を扱っています。設問も含めると1700語の超長文です。今日は第7パラグラフ第5文から読んでいきましょう。解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

¶7⑤“I know you’re upset ―”

¶8①“Upset? I’m furious! We thought everything was a go, and now you’re telling me this?”
②“Everything I told you was correct from the way I understood it when we spoke ―”③“Then tell me you’re going to do the operation.

第7パラグラフ
第5文

“I know you’re upset ―”

この部分はセリフです。発言者はレビンソン医師です。主語はI(レビンソン医師)で述語は know です。その中身の主語はyou(夫)で述語は’re upset(怒っている)です。次のダッシュ ―の部分は、が言葉を止めて相手の反応を窺っている状況です。

訳:「お怒りはごもっともでしょうが、、、」

第8パラグラフ
第1文

“Upset? I’m furious! We thought everything was a go, and now you’re telling me this?”

この部分もセリフです。Upset? はレビンソン医師の使った言葉対して、そのまま返しています。「怒っている、ですって?」という意味です。次の文のI’m furious!は「私は激怒している」です。「怒っている」どころの騒ぎではありませんという状況です。エクスクラメーションマークがあることから、大声を出しているのかもしれません。次の文の主語は We(私たち)で述語は thought(思っていた)です。「何を思っていたのか」は everything was a go(すべてがうまく進んでいる)ということです。このgoは冠詞aが付いていることからも名詞であることがわかります。be on a goで「(準備がすっかりできていて)進めていいこと・実現できること」を表します。
次の文 and now you’re telling me this?のand nowは「そして今になって」です。you’re telling me this?は「あなたは私にこんなことを言っているのですか?」です。thisは手術ができないということです。

訳:「怒っている、ですって?激怒ですよ!すべてこのまま進むと思っていたのに、今になってこんなことを言うのですか」

第2文

“Everything I told you was correct from the way I understood it when we spoke ―”

この部分もセリフです。発言者はレビンソン医師です。この文の主語はEverything (すべてのこと)です。ここにI told you (私があなたに話した)がかかります。述語はwas correct (正しい)です。from the way I understood itは「わたしが理解しているところによると」です。これは「私が話していることは(感情を抜きにして)間違っていない」ということです。when we spoke ―の部分は「私たちが話しているときに、、、」です。

訳:「私たちの会話で私は間違ったことはまったく言っていないと思いますが」

第3文

ここもセリフです。発言者は夫です。文頭のThenは「それでは」です。 tell meは「私に言ってください」です。「何を言うのか」は you’re going to do the operation(あなたが手術をする)です。

訳:「じゃあ、手術をすると言ってください

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いかがでしょう。手術の中止を盾に選択を迫られる患者の弱い立場が浮き彫りになってきました。このケースでは患者が医師ですが、このような場合でもこうした状況になっているということが重要です。次回はどのように話が流れていくのでしょうか?お楽しみに。

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エースメディカルみなとみらいでは、生徒各個人に合わせて英文のレベルを分け、中学生レベルの英文から科学雑誌の英文までを準備しています。医学部に受かる力の養成に直結した授業を展開しています。無料レッスン随時受け付け中です。お問い合わせください。

2019年6月21日

プロフィール

峰岸 敏之
1964年生まれ。早稲田大学大学院・法学研究科前期課程修了、法学修士。大手新聞社で新聞記者を経験後、講師業に転向。河合塾や城南予備校、栄光ゼミナールなどの大手予備校や医学部予備校などで、大学受験ブロック長や英語科責任者などを務める。指導教科は英語と小論文。2013年春に横浜に医学部予備校を開校し、「30年以上続く予備校を作り、医学部への合格者を1000人を出す」が目標。

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