医学部入試問題を斬る

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医学部入試問題を斬る

エースメディカルみなとみらいの峰岸先生が様々なテーマを扱い医学部入試を徹底解説。

峰岸先生が徹底解説!『医学部入試問題を斬る』

「医学部入試の攻略」というテーマで医学部入試の対策講座を開設しています。

入試問題の解説の他、受験に関する様々なテーマで入試に切り込んでいきます。入試問題についても英語のみならず各科目はもとより、小論文、面接といったものも幅広く扱う予定です。

第282回.医学部入試問題-英語「長文読解-慶應義塾大学医学部(2019年)」9

今回から慶応大学医学部の入試問題(2019年)を解いていきます。今日は第3パラフラフの続きを読んでいきましょう。解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

☆次の文章を読んで設問に答えなさい。

(3)①Local governments around the country are ( d ) efforts to reduce food loss and food waste, and (え)京都は食品ロスを減らすことを最優先とすると最近発表した。②Earlier this month, Mayor Daisaku Kadokawa cited the 6.46-million-ton food loss figure in announcing new efforts.③The city’s calculations are that food loss in Kyoto, with a population of 1.4 million, is about 64,000 tons annually ― 1 percent of Japan’s total. ④Kyoto’s goal is to reduce food loss to 50,000 tons by 2020. ⑤To achieve that goal means pressuring food sellers and distributors to revise the so-called one-third rule, whereby the period from when a food product is produced to its designated “consume-by” date is divided into three shorter periods. ⑥The first is the time it takes food manufacturers to get the food to retailers.⑦(お)二つ目は小売業者が製品を販売することとした期間である。⑧The third is by when consumers are recommended to eat it.⑨(か)Missing one of these arbitrary “deadlines” can mean food is thrown away, despite the fact that it remains safe to eat.

【設問】
問1 (a)~(e)に入れるのにふさわしい動詞を選択肢から選び,この場所にふさわしい形にして入れなさい。一つの動詞を複数回使ってはならない。
benefit, challenge, come, make, play, present, take

問5 下線部(え)を英語に訳しなさい。

問6 下線部(お)の日本文の意味を表すように,次の単語を並び替え,6番目と10番目に入る単語を解答欄に記しなさい。
are, in, is, period, product, retailers, second, sell, supposed, the, the, the, to, which

第3パラグラフ

第4文

Kyoto’s goal is to reduce food loss to 50,000 tons by 2020.

この文の主語はKyoto’s goal (京都の目標)です。述語はis to reduce(減らすことです)です。「何を減らすのか」は food loss (食品ロス)です。to 50,000 tons by 2020は「2020年までに5万トンに」です。

訳:

京都の目標は20200年までに食品ロスを減らし5万トンにすることです。

第5文

To achieve that goal means pressuring food sellers and distributors to revise the so-called one-third rule, whereby the period from when a food product is produced to its designated “consume-by” date is divided into three shorter periods.

この文は長いので2か所に切りましょう。
前半はTo achieve that goal means pressuring food sellers and distributors to revise the so-called one-third ruleの部分です。

この部分の主語はTo achieve that goal(この目標を達成すること)です。述語は means(意味します)です。「何を意味するのか」は pressuring(プレッシャーをかけること)です。「誰にかけるのか」はfood sellers and distributors (食品販売業者と運送業者)です。「どんなプレッシャーか」はto revise (改定すること)です。「何を改定するのか」はthe so-called one-third rule(いわゆる三分の一ルール)です。

後半の部分は, whereby the period from when a food product is produced to its designated “consume-by” date is divided into three shorter periodsです。

文頭のwherebyは「そこでは」ですから、「三分の一ルールでは」ということです。この部分の主語はthe period (期間)です。「いつの期間か」はfrom when a food product is produced(食製品がいつ製造されたのかから) to its designated “consume-by” date (決められた賞味期限まで)です。述語はis divided (分割されます)です。「どのように分割するのか」はinto three shorter periodsは「3つの短い期間に」です。

訳:

その目標を達成するということはいわゆる三分の一ルールを改定するように食品販売業者と流通業者にプレッシャーをかけることを意味します。このルールでは 、食製品が製造された期日から決められた賞味期限までの期間が短い3期に分けられています。

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いかがでしょう?聞きなれない「三分の一ルール」という言葉が出てきました。これは食品業界の商慣行だということです。小売店がなるべく早く製品を入手したいという考えに合わせるものです。賞味期限までの販売日数が長くなるわけです。逆にこの三分の一の日までに小売店に届かないと、小売店はその食品を入手しないこともあるという慣習です。次回も本文を慎重に読んでいきましょう。お楽しみに。
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エースメディカルみなとみらいでは、生徒各個人に合わせて英文のレベルを分け、中学生レベルの英文から科学雑誌の英文までを準備しています。医学部に受かる力の養成に直結した授業を展開しています。無料レッスン随時受け付け中です。お問い合わせください。

2022年9月09日
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プロフィール
峰岸敏之

峰岸 敏之

1964年生まれ。早稲田大学大学院・法学研究科前期課程修了、法学修士。大手新聞社で新聞記者を経験後、講師業に転向。

河合塾や城南予備校、栄光ゼミナールなどの大手予備校や医学部予備校などで、大学受験ブロック長や英語科責任者などを務める。指導教科は英語と小論文。

2013年春に横浜に医学部予備校を開校し、「30年以上続く予備校を作り、医学部への合格者を1000人を出す」が目標。