医学部入試問題を斬る

エースメディカルみなとみらいの峰岸先生が様々なテーマを扱い医学部入試を徹底解説。

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峰岸先生が徹底解説!『医学部入試問題を斬る』

「医学部入試の攻略」というテーマで医学部入試の対策講座を開設しています。入試問題の解説の他、受験に関する様々なテーマで入試に切り込んでいきます。入試問題についても英語のみならず各科目はもとより、小論文、面接といったものも幅広く扱う予定です。

第237回.医学部入試問題-英語「長文読解-信州大学医学部」⑬

今回は信州大学医学部の入試問題(2016年)を解いています。今日は第5パラグラフ第3文から読み進めていきましょう。解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

次の英文を読んで以下の問に答えなさい。

(5)①I’m well aware that the jet plane has allowed us to ( d ) space and has given us at least a tourist’s view of the rest of the globe. ➁But all airports are alike and all luxury hotels are alike, and if you know nothing of ( A ), all the palaces, all the cathedrals, and all the castles soon come to look very much alike; just scampering around the globe does not give you much further information or ( e ) the imagination.③It is the opening up of the past that is really important, telling you about human beings of thousands of years ago and providing you with a valuable perspective on our own age. ④We are not the only superpower to arise.⑤The story of mankind is rich and interesting and can contain wisdom.

第5パラグラフ
第3文

It is the opening up of the past that is really important, telling you about human beings of thousands of years ago and providing you with a valuable perspective on our own age.

この文は長いので2か所に区切りましょう。カンマがあるのでその前後で見ていきます。まずIt is the opening up of the past that is really importantの部分ですが、この文は強調構文です。その根拠は「It is」と「that」を取ると「the opening up of the past is really important」という文になりますね。「It is」と「that」を外して文が成立すればそれは強調構文です。the opening up of the past is really importantの主語はthe opening up of the past(過去に向かって開くこと)で述語はis really important(本当に大切です)となります。これをもとに、主語を強調すればよいですね。この部分の訳は「過去に向かって目を開くことはとても大切なことです」となります。

後半部分を見ましょう。文頭のtelling(話す) は分詞構文ですね。接続詞と主語を考えると主語は真主語のthe opening up of the past(過去に向かって目を開くこと)ですから、「そして」そのことは話してくれます、とつながるのが自然ですね。接続詞はandを考えましょう。次に「誰に何を話すのか」はyou (あなた)にabout human beings(人間について)です。「どんな人間か」は of thousands of years ago(何万年も前の人間)です。

次の部分をみると、providing you ~、とまた分詞構文になっています。ここは先ほど同じ構造だと考え、「そして提供してくれます」と訳すとつながります。「誰に何を提供してくれるのか」はyou(あなた)に with a valuable perspective(価値のある見識)です。「いつの見識か」は on our own age(私たちの時代についての)です。

訳:重要なのは過去に目を向けることなのです。それは何千年もの前の人々について語り私たちの時代のについて価値のある見識を与えてくれるのです。

第4文

We are not the only superpower to arise.

この文の主語はWeで述語はare not the only superpower(たった一つの大国)です。 to ariseは「存在している」です。歴史的な観点で書いていますね。

訳:私たちの今の国家だけが超大国ではないのです。

第5文

The story of mankind is rich and interesting and can contain wisdom.

この文の主語はThe story of mankind (人類の話)です。述語はis rich and interesting (豊かで面白い)です。さらに動詞がありますが、主語はThe story of mankind (人類の話)です。can contain wisdomは「英知を含んでいる」です。

訳:人類の歴史は豊かで面白く英知を含んでいるのです。

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いかがでしょう?現代の私たちは過去の先人たちの積み重ねの恩恵を受けています。それを学ぶには広く心を開いて過去を学ぶこと一般教養を身に着けることだと述べています。この意見には多くの人が同意するのでなないでしょうか。今回でこの問題は終わりです。次回からまた新しい問題を解いていきましょう。お楽しみに。

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エースメディカルみなとみらいでは、生徒各個人に合わせて英文のレベルを分け、中学生レベルの英文から科学雑誌の英文までを準備しています。医学部に受かる力の養成に直結した授業を展開しています。無料レッスン随時受け付け中です。お問い合わせください。

2021年3月05日

プロフィール

峰岸 敏之
1964年生まれ。早稲田大学大学院・法学研究科前期課程修了、法学修士。大手新聞社で新聞記者を経験後、講師業に転向。河合塾や城南予備校、栄光ゼミナールなどの大手予備校や医学部予備校などで、大学受験ブロック長や英語科責任者などを務める。指導教科は英語と小論文。2013年春に横浜に医学部予備校を開校し、「30年以上続く予備校を作り、医学部への合格者を1000人を出す」が目標。

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