山形で専門的な受験対策を行い合格を目指せる医学部予備校があるのかを検証しています。
東北地方にある山形には最先端の医療を提供する国立大学の医学部があり、地元の優秀な受験生にとって人気。
ただし、医学部受験は全国のライバルが存在し、合格するのは至難の業で、地方の医学部でも東大合格レベルが要求されています。
そこで合格に直結した授業や指導を行っているのが医学部予備校で、大手に比べて高い合格率が魅力です。
今回はそんな医学部予備校が山形にあるか地元の受験事情とともに解説していきます。
山形県の医学部受験事情
山形県内のトップレベルの難易度を誇る高校はどこも公立高校です。
県内トップの高校は山形東高校で下記を見てもわかる通り、国公立・私立それぞれに二桁の合格者数を輩出しています。
山形東高校に続き、山形西や山型南、そして米沢興譲館と難易度が続いており、医学部を目指す中学生はいずれかの高校に入っておくことが医学部への近道です。
医学部の場合は、地方の山形大学医学部であっても受験生は全国から集まってくるので、地元の強みを生かすなら地域枠で合格を目指すことになります。
ただし、地域枠だからと言って医学部合格の難易度が大きく下がることもなく、また、卒業後の進路が自由ではないなど制約条件も多いので、出願前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。
平成31年度医学部医学科の高校別合格者一覧
高校名 | 国公立大学 医学部 |
私立大学 医学部 |
---|---|---|
山形東高校 | 24名 | 14名 |
山形南高校 | 3名 | 1名 |
米沢興譲館 高校 |
10名 | 3名 |
※山形西高校は平成31年度の合格実績は未公表
山形大学医学部医学科の情報
所在地 | 〒990-9585 山形市飯田西2-2-2 |
---|---|
男女比率 | 63:37 (2019年度入学者内訳) |
募集定員 | 前期:65、後期:15名、 推薦:25名 |
一般入試 (前期) |
センター試験:900点、 国語100点、 数学200点、 理科(2)200点、 英語100点、面接100点 |
一般入試 (後期) |
センター試験:900点、 面接100点 |
山形大学医学部医学科は、1973年設立の新設医科大学ですが、「ハーバード大学に負けない医学部にする」という理念を掲げ、医療教育を重視し、最先端の設備と教育体制を数々取り入れています。
附属の大学病院は最先端の医療環境と設備を備えた病院であり、2003年にはISO9001と病院機能評価で最高レベル「バージョン4」のダブル認定を全国で初めて取得しています。
また、山形大学では未来医学に力を入れており、ゲノム医学を実践する病院として整備すると同時に、重粒子線治療設備をはじめ最先端の医療設備が豊富に導入されている数少ない大学病院です。
学生が臨床現場で実践形式でチーム医療を学ぶ「スチューデント・ドクター」という制度を導入したのも山形大学が最初。
さらに、日本最高レベルのスキルアップラボラトリーを1億円かけて整備し、最新の医療シミュレーターをもとに医療技術習得の訓練ができるなど充実した臨床教育現場が山形大学には用意されています。
山形県内の医学部予備校
山形県内には他の地方都市と同様に現在のところ医学部予備校がありません。
県内には浪人生も通う明徳予備校と呼ばれる地元の進学予備校がありますが、医学部専門予備校ではないので、もともと学力優秀な受験生でないと合格は厳しいと言えます。
では、山形県内で医学部予備校がないなか、合格を目指せる対策ができる予備校が塾を紹介していきたいと思いいます。
家庭教師・個別指導のトライ
地方在住で医学部合格を目指すなら「トライ」という選択肢がまずは入ってくるのではないのでしょうか。
全国各地に直営校舎を設置しており、「トライ式医学部コース」と呼ばれる専門コースまで用意。
家庭教師または個別指導の好きな授業スタイルにより、プロ講師からマンツーマン指導が受けられるので質の高い受験対策が期待できます。
トライの場合、全国規模の豊富な受験データを持っているので、生徒一人ひとりに最適なカリキュラムを作成可能です。
過去にはE判定からの医学部逆転合格を実現した生徒もいるので、医学部予備校がないなか、山形県内で家庭教師または個別指導で受験対策を行いたい人はトライが選択肢となり得るかもしれません。
東進
東進は現役生の医学部合格実績が豊富なことで有名な映像授業型の大手予備校です。
業界トップレベルの講師陣が各科目に所属し質の高い授業を行っているので、医学部合格に必要な学力を習得することは可能です。
ただし、映像授業で勉強を進めていくため、医学部予備校のような厳格な管理はなく、ある程度の自己管理が要求されてきます。
校舎にはスタッフやチューターなどが質問対応や簡単な指導やアドバイスを提供してくれますが、東進はフランチャイズであるためサポート体制は校舎によって異なってきます。
合格実績や授業の質は高いので、まずは体験授業や校舎見学などを行い、学習環境を確認することをおすすめします。
仙台まで通学できれば合格実績が豊富な校舎も増える
山形県は宮城県の隣にあるため東北一大都市である仙台へのアクセスが良く、山形駅から仙台駅まで1時間程度でアクセス可能です。
したがって、短期合格を目指すなら仙台にある医学部予備校に通うことも不可能ではありません。
仙台なら河合塾や駿台といった大手の校舎や、医学部予備校の校舎もあるので、浪人生なら寮に入るよりも通学したほうが費用負担は抑えられます。
また、現役の高校生は週末などを利用して通うことで、仙台で医学部受験対策も不可能ではなくなると言えるでしょう。
オンライン型の医学部予備校という選択肢
宮城県は隣なので仙台にある医学部予備校まで通うことも不可能ではないですが、通学時間が長くなりがちで体力的にも辛く感じる場合も多いと思います。
そんな時におすすめなのが医学部予備校の通信講座です。
医学部予備校の通信講座なら、現役・浪人関係なく、いつでもオンライン上で授業を視聴しながら医学部受験対策が行えます。
授業を行うのは医学部予備校のプロ講師なので、学習効果が高いことは言うまでもありません。
また、通信講座は講師との距離が遠く感じがちですが、電話やオンライン上で定期的にフォローしてくれる医学部予備校も多いので、通信でも計画通りに勉強を進めていくことが可能です。
さらに、医学部予備校の通信は学費が安い。
通学なら200万円や300万円の学費も珍しくないなか、医学部予備校の通信講座は学費が100万円を切ることも多いです。
合格実績が豊富な医学部予備校の授業を通学生とそん色のないサポート環境下で勉強できるので、医学部合格の可能性も高まります。
医学部予備校の通信講座については、無料体験視聴や資料請求などを用意しているので、まずはどんな風に通信講座で授業を受けたり、勉強を進めたりするのかを確認してみることをおすすめします。
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