医学部予備校の種類
推薦対策設置

推薦対策設置

多くの医学部予備校では一般入試だけでなく推薦入試の対策も実施しています。

医学部は一般入試ではなく推薦入試で入るという選択肢があり、医学部予備校でも推薦対策は充実しています。

浪人生でも1浪や2浪までなら受験できる大学も少なくないので是非チャレンジしておきたいところ。

ここでは、医学部予備校の推薦対策講座について紹介していきます。

推薦対策設置

医学部予備校では、一般試験や編入試験のコースを設置しているだけでなく、推薦入試専用の講座を設置している学校も多く見受けられます。

推薦入試は、一般試験よりも早い時期に行われます。主に、医師への思い・志望校への想い・医師としての適正・学力が判断材料となります

推薦入試を受ける学生は、一般試験との両立に苦労していることが多いです。

したがって、推薦入試の受験を考えている人は、一般入試対策と上手く並行して準備が行える推薦対策講座を有効活用していくことをおすすめします。

推薦入試は既卒生にもチャンス

推薦入試には、高校の評定平均の条件をクリアしていればどの高校からでも出願できる公募制と、大学側から指定された高校のみ出願できる指定校制の二つがあります。

さらに、推薦入試は現役生のみ受験可能だと思われがちだが、浪人生や再受験生にも出願できる大学があるので、ぜひ当入試にチャレンジすることをおすすめします。

たとえば、藤田衛生保健大学では推薦入試の合格者内訳は現役4名・一浪12名・二浪5名と、浪人だからという差別はないのでどんどんチャレンジしてく良いでしょう。

注意したいのは、近年推薦入試の資格や定員数が変化しいているので必ず事前に把握しておいてください。

推薦枠の定員増加の大学もあれば、定員を減少させたり出願資格を1浪までと制限している大学もでてきています

私立医大の推薦入試は、ライバルは優秀な学生ばかりなので難易度は高くなりますが、一般入試に比べると倍率も下がる大学が多いので、積極的に受験してみてはいかがでしょうか。

既卒生対象の国立大学医学部推薦入試(2017)

1浪まで出願可能な医学部

大学名
区分
定員
評定/
成績
旭川
医科大学
道北・道東
特別選抜
10名 4.3
秋田大学 地域枠
(秋田)
19名 4.3/A
地域枠
(全国)
5名 4.3/A
筑波大学 地域枠 22名 A
東京医科
歯科大学
地域枠
(茨城)
2名以内 A
福井大学 全国枠 30名
(地位枠含め)
A
地域枠 5名程度 A
福井健康
推進枠
10名程度 A
山梨大学 地域枠 20名以内 A
信州大学 県内枠 5名 A
岐阜大学 地域枠 28名 A
三重大学 一般 40名
(地域枠含め)
A
地域枠A 25名程度 A
地域枠B 5名程度 A
神戸大学 地域特別枠 10名 4.3
鳥取大学 地域枠 5名以内 A
島根大学 一般 25名以内 4.3
地域枠 10名以内 4.1
救急医師
確保対策枠
5名以内 4.1
広島大学 ふるさと枠 広島18名、
岡山2名
4.3
徳島大学 一般 42名
(地域枠含め)
4.3
地域枠 最大17名 4.3
愛媛大学 推薦B
(地域枠)
20名以内
高知大学 四国・瀬戸
内地域枠
20名以内 4.3
佐賀大学 佐賀県枠 23名 A
長崎県枠 1名 A
長崎大学 地域
医療枠
15名 A
地域医療
特別枠
10名 A
佐賀県枠 2名 A
宮崎県枠 2名 A
グローバル
ヘルス
研究医枠
10名 A
熊本大学 地域枠 5名 4.0
宮崎大学 地域特別枠 10名 A
琉球大学 地域枠 14名 4.3/A
離島・
北部枠
3名 4.3/A

2浪以上でも出願可能な医学部

大学名
区分
対象
定員
評定/
成績
東京医科
歯科大学
地域枠
(長野)
2浪まで 2名以内 A
富山大学 特別枠
(自己推薦)
2浪まで 10名以内
鳥取大学 特別養成枠 2浪まで 5名以内
岡山大学 地域枠 2浪まで ※1
山口大学 救急医師
確保対策枠
2浪まで 5名以内
地域医療
再生枠
(山口)
2浪まで 9名以内
地域医療
再生枠
(鳥取)
2浪まで 1名以内
佐賀大学 佐賀県
推薦入学
2浪まで 2名 4.0
新潟大学 地域枠 3浪まで 17名 A
東京大学 推薦 不問 3名程度 ※2
鹿児島
大学
地域枠 不問※3 10名 A

※1 岡山(4)、鳥取(1)、広島(2)、兵庫(2)

※2 ①物理学オリンピックなど各種コンテストにおいて顕著な成績を挙げたことを証明する資料、高度な英語力(TOEFL iBT 100点以上,IELTS 7点以上相当)及び豊富な国際経験を示す資料

※3 過去に3浪の合格者あり

対策講座

医学部の推薦入試は、倍率は低くなりますが評定や受験者の質は高く、十分な対策と訓練が必要になってきます。

医学部予備校では、豊富なデータと分析によって、大学別の推薦入試対策を行っており多くの推薦入試合格者を輩出しているのでおすすめです。

対策内容としては、好感が持てる願書などの資料作成方法の指導から、大学別の傾向を分析した課題で小論文対策を実施、そして質問事項などを予想した面接対策などがあります

その他、英・数・理などの適正試験対策も一般試験の学習と別途実施されています。

自分で準備していると一般入試の勉強に支障をきたす恐れがあります。予備校によっては、出願書類の作成代行を行っている学校もありますので、積極的に活用していくと良いでしょう。

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