医学部入試倍率一覧【国公立・私立大学】

2020年度に実施された国公立・私立大学医学部の入試倍率をまとめて分析及び解説していきます。

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医学部入試倍率一覧

医学部受験を考えるうえで、志望校の選択に各大学の入試倍率を参考にする方は多いでしょう。

ただし、入試倍率が高ければ難易度も高いということはなく、倍率だけ見れば上位でも偏差値は平均より低いパターンもあります。

国公立大学・私立大学どちらも志願者数の増減は入試倍率に影響するため、倍率とともに志願者数の変化も見ておくことをおすすめします。

この記事では、6年制大学医学部の2020年度入試倍率と前年比率を国公立大学・私立大学別に一覧でご紹介します。

また、2021年度の医学部受験はどうなるのか、今後の見通しも解説していきます。

【目次】

2020年度医学部の志願者数について

2020年度の医学部入試では、国公立大学・私立大学ともに志願者数減となりました。

ここでは、2020年度医学部入試の志願者数についてふりかえります。

国公立大学

国公立大学医学部の志願者数は前期・後期ともに前年度から大幅に減り、特に前期日程は2015年度入試から6年連続の志願者数減となりました。

後期日程は2019年度に前年増となったものの、2013年以降は志願者数の減少が続いています。

2020年度入試で「センター試験」の実施が終わり、2021年度からは「大学入学共通テスト」に変わります。

センター試験と共通テストは出題方針が大きく異なるため、安全志向から難関の医学部受験を避ける傾向があったと考えられます。

また、2020年度のセンター試験では、主要3教科(国語・数学・英語)で軒並み平均点が下がりました。前年度より難化したセンター試験の結果も、医学部の志願者数減につながったようです。

このような志願者数減にともない、国公立大学医学部の入試倍率は前期・後期ともに前年度(2019年度)からダウンしました。

前期日程は【4.4倍→4.0倍】、後期日程は【15.4倍→14.0倍】となっています。

私立大学

私立大学医学部の志願者数は前年比98%と微減となり、国公立大学ほどの大きな減少はありませんでした。

一般入試全体の倍率は前年度と同等でしたが、センター方式では志願者数減にともない倍率もダウンしています。

国公立大学と同様に、センター試験の平均点ダウンは私立大学でも志願者数減につながったと考えられます。

また、私立大学医学部では推薦入試の募集定員が前年度から77名の大幅増となっているのも特徴的です。

一方、一般入試(一般方式)は前年度から68名減となり、一般入試よりも特別入試の定員数が増える傾向が見受けられます。

少子化なのい入試倍率が非常に高い理由

近年は、医学部入試倍率も落ち着き、減少傾向にありますが、それでもまだ高い人気を誇っています。

なぜ、医学部の入試倍率はこれほどまで高いのか。

下記のような理由が考えられるので確認してみましょう。

原則医師になる唯一の方法

日本で医師になるには原則医学部医学科を卒業しないと医師国家試験の受験資格がもらえません。

ただし、医学部医学科を設置する大学は全国に82大学(防衛医科大学校を含む)しか存在せず、他学部と比較すると限定的です。

したがって、医師になりたい受験生が限られた医学部医学科に殺到するため、どうしても入試倍率が高くなってしまいます。

なお、例外として海外の医学部を卒業した場合も厚生労働省の判断により医師国家試験の受験資格が与えられることがあります。

近年は、ハンガリーやチェコなどへの医学部留学が流行っていますが、日本の医師国家試験の受験資格が絶対に取得できるとは限らない点に注意が必要です。

安定した地位や報酬

医学部の入試倍率が高いのが医師という職業の魅力もあげられます。

医師は昔からエリート集団が集まる職業の1つとして高い地位を得ており、世間体も良いので昔から優秀な受験生は医学部に進学するのが1つの王道ルートとして確立されているのが特徴。

また、勤務医でも年収1000万円以上は容易で、独立開業すれば何千万ということも珍しくありません。

リーマンショックに新型コロナと先行き不透明な経済社会だからこそ、安定した地位と報酬が得られる医師は人気が根強く、倍率以上の難易度を誇っています。

やり甲斐を感じやすい職業の1つ

入試倍率を押し上げている要因として医師としての遣り甲斐や、人の命を助けるという職業的な魅力を感じる人も多いのではないのでしょうか。

病気やケガになった場合、医療行為を行えるのは医師だけ。

高い使命感、責任感、倫理観が求められる職業ですが、遣り甲斐もひとしおです。

国公立大学医学部入試倍率一覧【2020年度】

2020年度の国公立大学医学部入試倍率および前年比率は以下のとおりです。

前期日程

大学名 2020年度医学部倍率 前年比【2020/2019】(%) 備考
北海道大学 3.6 119
旭川医科大学 5.9 75
弘前大学 4.5 55 一般枠
東北大学 3.2 71
秋田大学 6.6 182
山形大学 4.2 96 一般枠+山形県枠
筑波大学 2.2 66
群馬大学 2.4 72 一般枠
千葉大学 3.2 84 一般枠
東京大学 4.3 102
東京医科歯科大学 3.6 107
新潟大学 4.2 68
富山大学 4.1 74
金沢大学 3.6 129
福井大学 4.7 119
山梨大学 10.3 86
信州大学 3.7 60
岐阜大学 11.1 152
浜松医科大学 4.7 86 一般枠
名古屋大学 3.1 118
三重大学 3.9 110 一般枠+三重県枠
滋賀医科大学 4.0 56 一般枠
京都大学 2.6 93
大阪大学 2.9 121
神戸大学 2.7 90
鳥取大学 5.0 85 一般枠+地域枠
島根大学 6.6 122 一般枠+県内枠
岡山大学 3.8 115
広島大学 4.9 82
山口大学 5.5 161
徳島大学 2.2 69
香川大学 4.6 106 一般枠+地域枠
愛媛大学 7.7 134
高知大学 6.1 159 一般枠
九州大学 2.4 76
佐賀大学 5.4 96
長崎大学 3.6 72
熊本大学 5.3 92
大分大学 4.3 100
宮崎大学 4.2 53
鹿児島大学 4.7 92
琉球大学 3.8 69
札幌医科大学 4.2 106 一般枠+先進枠
福島県立医科大学 3.6 65 一般枠
東京医科歯科大学 3.6 107
横浜市立大学 2.9 71 一般枠+地域枠+診療科枠
名古屋市立大学 2.7 104
京都府立医科大学 2.5 83
大阪市立大学 2.6 74 一般枠+大阪府枠
奈良県立医科大学 7.4 80
和歌山県立医科大学 2.2 44 一般枠+県民枠

後期日程

大学名 2020年度医学部倍率 前年比【2020/2019】(%) 備考
旭川医科大学 19.1 48
秋田大学 13.0 81
山形大学 11.3 92
千葉大学 13.3 78 一般枠
東京医科歯科大学 15.3 83
富山大学 14.3 92
福井大学 13.6 156
山梨大学 10.3 86
岐阜大学 23.0 82
浜松医科大学 10.4 154 一般枠
名古屋大学 11.0 82 地域枠
三重大学 11.0 88
山口大学 21.4 56 全国枠
香川大学 16.0 91
愛媛大学 14.4 137
佐賀大学 23.9 105
宮崎大学 16.3 93
鹿児島大学 11.3 72
琉球大学 11.9 70
東京医科歯科大学 15.3 83
奈良県立医科大学 15.1 121

私立大学医学部入試倍率一覧【2020年度】

2020年度の私立大学医学部入試倍率および前年比率は以下のとおりです。

大学名 2020年度医学部倍率 前年比【2020/2019】(%) 備考
岩手医科大学 11.1 82 一般枠
東北医科薬科大学 5.1 94 一般枠+東北地域枠
国際医療福祉大学 8.3 98
自治医科大学 22.2 108
獨協医科大学 13.3 97
杏林大学 13.1 106
慶應義塾大学 8.4 91
順天堂大学 10.4 103 A方式
昭和大学 11.4 74 Ⅰ期
帝京大学 46.8 112
東京医科大学 11.4 198
東京慈恵会医科大学 5.9 97
東邦大学 21.6 101
日本大学 19.7 90 A方式
日本医科大学 13.2 93 前期
北里大学 8.2 106
聖マリアンナ医科大学 18.3 124
東海大学 26.3 74
金沢医科大学 42.2 125 前期
愛知医科大学 9.8 99
藤田医科大学 6.8 107 前期 (一般枠+愛知県地域枠)
大阪医科大学 11.4 99 前期+大阪府地域枠
関西医科大学 12.1 88 前期(一般枠)
近畿大学 12.2 93 前期(A日程)
兵庫医科大学 8.0 97 A
川崎医科大学 21.6 109
久留米大学 13.0 114 前期
産業医科大学 15.8 87
福岡大学 13.9 94 系統別

2021年度の試験はどうなる?

2021年度入試からは、これまでのセンター試験に変わる「大学入学共通テスト」が始まります。

また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、文部科学省は各大学に向けて個別試験の「出題教科・科目の削減」「発展的内容から出題しない」「出題範囲の限定」といった要請を通知しています。

たとえば、国立の秋田大学では「教科書において『発展的な学習内容』として記載されている内容からは出題しない」という旨を募集要項に記載しています。

こうした配慮を実施するか公表する大学も多いため、各大学の最新入試情報は必ず確認しておきましょう

国公立大学・私立大学ともに、前年度の倍率が低い医学部に志願者が集まる傾向があります。

とりわけ国公立大学は入試変更の影響を受けて倍率が変わりやすいため、コロナ禍にある2021年度入試では特に「出題教科・配点の変更」や「2段階選抜の新規実施・変更」といった入試変更に注意しなければなりません。

まとめ

2020年度の医学部入試では、国公立・私立大学ともに前年度より志願者数が減少しました。

特に国公立大学の前期日程は2015年度から6年連続の減少となり、入試倍率も4.4倍(2019年度)→4.0倍(2020年度)とダウンしています。

2021年度からは大学入学共通テストが始まり、さらに新型コロナウイルスの影響により各大学で試験日程や出題教科・範囲の変更などが発生しています。

これまでの入試と比べ変更点が多くなるため、各大学医学部の入試情報や変更案内はくまなくチェックしておきましょう。

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