有名な大学が多い九州の医学部予備校なら地元から志望校合格が目指せる環境が用意されています。
九州に在住の受験生は地元に医学部予備校が無い場合も多く、熊本や福岡といった九州全域にある専門予備校で対策している人も少なくありません。
もちろん、東京や大阪といった全国規模で探す受験生も多いですが、住み慣れた九州で評判の良い医学部予備校があればそれに越したことはありませんよね。
そこで今回は、都道府県ごとではなく、九州にフォーカスして受験事情やおすすめの医学部予備校について解説していきたいと思います。
自然豊かなで受験勉強には最高の環境
九州は自然豊かな地域が多く、福岡市中心部は例外ですが大阪や東京で勉強するよりも誘惑が少ない環境が魅力的。
しかも、物価水準も安いため、浪人生で寮やマンションで生活しながら医学部予備校に通うことになっても経済的なのが嬉しいメリットと言えるでしょう。
医学部予備校は学費だけでも200万円以上かかる場合が多く経済的負担が重いので、生活費が抑えられるのは非常に大きいです。
また、ちょっと足を運べば自然豊かな環境があるため、受験勉強のリフレッシュにも最適で、効率よく勉強の切り替えを行いながら質の高い学習で医学部合格を実現できます。
歴史ある医学部が多い九州は志望校の宝庫
医学部は全国各地に設置されていますが、九州は歴史の古い大学が多いのを知っていましたか。
特に国公立は旧帝大を筆頭に、旧制医大、旧制医専、新設医大という順の序列が昔から浸透しています。
九州にある国公立大学医学部は、下記のように分類することが可能です。
国公立大学医学部の歴史
旧帝国大学 | 九州大学 |
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旧制医科大学 | 熊本大学、長崎大学 |
旧制医学専門学校 | 鹿児島大学 |
新設医科大学 | 佐賀大学、 大分大学、 宮崎大学、 琉球大学 |
最近は、研修医のマッチング制度の導入によって、この序列の影響が弱まりつつありますが、まだまだ将来のキャリア形成に影響してくるとも言われています。
そのため、九州地方にある医学部でも序列の上位に位置する熊本大学や長崎大学は偏差値も高い傾向にあります。
私立大学医学部の歴史
私立御三家 | 該当なし |
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旧制医学専門学校 | 久留米大学 |
新設医科大学 | 福岡大学 |
いっぽう、私立大学医学部の場合は、歴史的な序列よりも学費の安い医学部のほうが難関大学である傾向にありますが、それでも序列の上位に位置する久留米大学は人気が高く全国から受験生が集まっています。
九州には私立大学医学部もあるので、滑り止めや併願受験にも最適です。
九州にある医学部は、単なる地方国公立大学や医科大学ではなく、歴史と実績豊富な名門医学部の1つであるため、進学する価値は大いにあると言えるでしょう。
合格実績豊富な医学部予備校も福岡を中心に豊富
九州の医学部を目指すのであれば、やはり地元の医学部予備校は情報量や合格実績が豊富で強いと評判。
医学部予備校の数が九州は限定されているいっぽうで、受験生が限られた医学部予備校に集まるため、その分実績は豊富になります。
駿台や河合塾と言った大手進学予備校も福岡や熊本に校舎を展開していますが、やはり医学部合格を目指すのであれば、専門的な指導が受けられる環境のほうがおすすめです。
無駄のない対策と綿密なカリキュラム、そして、医学部入試に精通したプロ講師陣から質の高い指導が受けられます。
また、医学部予備校は少人数教育を実践しているため、何と言っても面倒見が良くて大手にはないきめ細かなサポートを受けることが可能です。
したがって、医学部予備校は医学部合格率が非常に高く、偏差値50台からの逆転合格も目指すことができます。
九州でおすすめの医学部予備校ランキング
四谷学院 | |
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特徴 | 中学生レベルから東大レベルまで着実に学力が伸ばせる大手校 |
四谷学院は、55段階個別指導と科目別能力別クラス授業で有名な大手進学予備校です。 医学部予備校に負けない合格実績を誇り、再受験生の指導にも強いのが特徴です。 四谷学院で有名な55段階個別指導は、中学生レベルの基礎学力から着実に身につけられるため、ヌケやモレなくステップアップが図れます。 九州には福岡と北九州に校舎を設置しており、指定寮もあるので福岡以外の人も利用可能です。 |
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太宰府アカデミー | |
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特徴 | 九州では有名な 全寮制の医学部予備校で 地元医学部への合格実績も豊富 |
太宰府アカデミーは、全寮制タイプの医学部予備校で生徒は九州をはじめ全国から集まってきます。 全寮制なので規則正しい生活で勉強の質も高まります。 地元の福岡大学や久留米大学への合格実績が豊富で、九州の医学部を志願する受験生には最適です。 少人数教育で学習面と生活面を責任を持ってサポートしてくれるので、自己管理が苦手な受験生も合格が目指せる医学部予備校です。 |
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pmd医学部専門予備校 | |
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特徴 | 圧倒的な授業時間数を誇る医学部予備校で九州各地に校舎を展開 |
pmd医学部専門予備校は、福岡を拠点に九州各地で専門的な指導が受けられます。 福岡は少人数教育と個別指導を提供し、熊本・長崎・鹿児島では個別指導で医学部合格を目指すことが可能です。 九州各地に校舎があるので、高校生で医学部予備校に通いたい人にもpmdはおすすめ。 圧倒的な学習量と質の高い授業で地元の医学部だけでなく、pmd医学部専門予備校なら全国各地の医学部が目指せます。編入対策も指導実績が豊富。 |
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九州の医学部専門予備校がおすすめの受験生
九州在住の受験生
九州に在住ならば、わざわざ東京や大阪の医学部予備校に行かずとも福岡を中心に全国規模の医学部予備校から小数精鋭地元密着型医学部予備校が多く存在します。
全国規模の医学部予備校の場合、サービスや教務の面で大阪や東京と全く同じクオリティのものを提供しているので、遠方の医学部予備校を利用する必要はないといえるでしょう。
通学圏に医学部予備校がない場合でも、大阪や東京での寮生活より、九州内の近県での寮生活の方がすぐに自宅に帰ることもできるため、保護者の方も安心できるといえます。
特に、新しい環境に馴染むことにストレスを感じる生徒はなるべく自宅の近くや友達も通っている予備校にいくことにより精神的負担が軽減されるでしょう。
九州の医学部進学を目指している受験生
福岡大学や久留米大学など九州内の大学を第一志望で狙っている場合、九州の医学部予備校を利用すすことがおおすすめです。
受験会場から近い
第一志望校受験会場はもちろん、東北から中国地方の各大学が地方入試会場として福岡会場を設けているので、入試前後にホテルをとらなくても大丈夫。
1年間過ごした寮から出かけることができるので、精神面・体調面ともに安定したコンディションで試験に臨むことが期待できます。
試験期間中も医学部予備校に通うことができるので、試験問題の質問や試験前の最終チェックを行うことも可能です。
先輩の話でモチベーション維持
九州内の各医学部予備校では授業補助のチューター業務を地元の現役医学部生が担当していることが多く、先輩方の話を聞くことでモチベーション維持が期待できます。
自分の第一志望の大学がどのようなところか知ることができることに加え、入学後、アドバイスをもらえる先輩を得ることもできるのです。
地元大学に強い
各医学部予備校は地元医大の推薦対策講座や、大学関係者を招いたイベントや個別相談会なども多くおこなっているので、より効率よく第一志望校の受験対策が行えるといえるでしょう。
九州の医学部予備校一覧
九州でおすすめの医学部予備校は下記となります。
- 太宰府アカデミー
- 医学部予備校PMD
- メディカルラボ
- 富士学院
- 九州医進ゼミ
太宰府アカデミー
定員30人の全寮制医学部予備校です。九州内だけではなく関西や中国地方からも生徒が集まっています。
食事や生活習慣もしっかりと管理され、生徒がストレスを解消できるような工夫を多く取り入れており、医学部合格に最適化された環境が整っているため、保護者の方も安心です。
同じ志をもった仲間と切磋琢磨しながら生活をおくることで高いモチベーションを維持することが期待できます。
所在地 | 福岡県太宰府市朱雀2丁目8−8 |
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コース | 国公立医学部コース 私立医学部コース オンライン通信コース |
学費 | 363万円~385万円※特待生制度有 |
合格実績 | 2022年度:26人 |
医学部予備校PMD
福岡・長崎・熊本・鹿児島に校舎をもつ九州密着型の医学部予備校です。
少人数グループ指導や個別指導に加え、AIを用いてパーソナルな課題を解決するatama +も設置しており、生徒一人ひとりにあった勉強法を提供しています。
pmdグループ内では国家試験対策なども行っており、大学進学後の勉強も安心して任せることができるのも特徴です。
youtubeで受験チャンネルも設置しています。
所在地 | 福岡県福岡市中央区大名2丁目11-25 新栄ビル6F |
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コース | 国公立ゼミコース 私立ゼミコース pmdマンツーマンコース |
学費 | 国公立ゼミコース:473万円 私立ゼミコース:418万円 マンツーマンコース:100分17,600円 |
合格実績 | 2022年度:医学部医学科11人 (宮崎大学・鹿児島大学など) |
メディカルラボ
河合塾グループ、全国28校舎をもつ医学部予備校です。
九州内では小倉校・福岡校・熊本校があります。
全国に校舎を持つため、毎年多くの大学に合格者を輩出しており、総合選抜の内容やあまりネットでは拡散していない受験情報など多くの医学部情報を有している点が特徴です。
1:1の完全個別指導スタイルで、オーダーメイドの学習プランにより授業をすすめます。
途中、オンライン指導に切り替えも可能です。
所在地 | 福岡市中央区天神1-12-7 福岡ダイヤモンドビル 8F |
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コース | 高卒生コース、高3生医学部総合コースなど |
費用 | 高卒生コース:505万円 |
合格実績 | 2022年度:医学部医学科1,261人 |
富士学院
全国9校舎をもつ医学部予備校です。
九州内では福岡と鹿児島に校舎をもちます。
福岡校は特に地元密着型の指導が特徴で地元医学部のオープンキャンパスでは入試対策講座を3年連続で担当しています。
2022年度 久留米大学医学部医学科最終合格者33名中、「一般選抜前期合格者18名」、2022年度
福岡大学医学部医学科最終合格者28名中、「一般選抜合格者14名共通テスト利用型合格者2名」が富士学院生という驚きの占有率になっています。
久留米大学や福岡大学を第一志望にする場合はおすすめの医学部予備校といえます。
所在地 | 福岡県福岡市博多区博多駅南3-2-1 |
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コース | 富士ゼミ(高卒生コース)個人指導 |
費用 | HPに記載なし |
合格実績 | 2022年:医学部医学科431人 |
九州医進ゼミ
地元国立大・私立大に強い医学部予備校です。
各コース人数制限を設けており、きめ細やかな指導により多くの受験生を地元医学部に輩出しています。
解法の記憶に頼らない「思考育成プログラム」により、近年難化傾向にある医学部入試に対応できる力を養っています。
九州内のトップ校の生徒が多く通っており、国公立医学部への合格者が多いことも特徴です。
所在地 | 福岡県久留米市天神町2-56 |
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コース | 国公立リミットコース・国公立特訓コース・私立サミットコースなど |
費用 | HPに記載なし |
合格実績 | 2022年:医学部医学科49人 |
まとめ
ご紹介した通り九州には大手予備校だけではなく様々な医学部予備校があります。
大阪や東京に比べ校舎規模が小さく入塾人数に制限があるため、合格者数は多くありませんが、合格率は非常に高く、特に地元の大学受験対策に力を入れる医学部予備校が多いのが特徴です。
従って、久留米大学や福岡大学を第一志望で狙うのであれば、九州の予備校に通うことをおすすめします。
九州内の医学部予備校は人数制限を設けているところが多い上、附設やラ・サールなどのトップ校の生徒が通うこともあり、少数精鋭の傾向があります。そのため勉強に向き合う姿勢も真摯である生徒ばかりで、予備校の雰囲気も講師との距離が近くアットホームでありながら、授業や自学習はしっかり取り組めるメリハリのある医学部受験に最適な環境といえるでしょう。
とはいえ、それぞれの予備校には、独自の方針があるので受験生に合った学習機関を選ぶ必要があります。どの予備校に通うか検討されている方は、ネットの情報を参考にして、是非ご自身でお問い合わせ、直接ご来校ください。
そして、受験生の現状を伝えた上で、本人や保護者の方が納得できるしっかり今後の方針を示してくれる予備校を選んでください。
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