医学部受験の大学別現浪比率と浪人する際の注意点

医学部入試は国公立・私立関係なく難易度が高いため浪人して合格する割合も少なくありません。

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医学部受験の大学別現浪比率と浪人する際の注意点

受験難易度の高い医学部では、もはや浪人は当たり前となっています。

国公立大学・私立大学合格者の内訳を見ても、医学部全体では現役生よりも浪人生の方が多いのが実情です。

現役生が現役合格を目指すのは当然ですが、医学部では浪人が多いという現実も知っておく必要があるでしょう。

この記事では、国公立大学・私立大学の医学部受験合格者の現浪比率をご紹介するとともに、医学部に入学するなら何浪までが現実的か解説していきます。

また、医学部で浪人するメリットや浪人する際の注意点もあわせてお伝えしますので、医学部を志望する受験生の参考になれば幸いです。

【目次】

医学部受験は2浪、3浪が当たり前?

まずは、医学部受験の現浪比率を国公立大学・私立大学別にご紹介します。

文部科学省が発表した平成30年度の医学部医学科入学試験実施状況から、入試合格者の比率を「18歳以下(現役)」「19歳(1浪)」「20歳(2浪)」「21歳(3浪)」別にまとめました。なお、各比率は小数第二位を四捨五入しています。

国公立大学医学部の現浪比率

大学名 18歳以下(現役) 19歳(1浪) 20歳(2浪) 21歳(3浪)
北海道大学 43.3 44.2 7.7 3.8
旭川医科大学 41.1 43.0 8.4 3.7
弘前大学 56.2 30.4 11.6 0
東北大学 50.0 35.5 10.1 2.9
秋田大学 54.2 39.7 3.0 0.7
山形大学 45.1 27.9 10.7 5.7
筑波大学 60.4 32.4 4.3 0.7
群馬大学 78.9 12.3 7.0 0
千葉大学 55.3 39.0 4.9 0
東京大学 75.0 18.0 4.0 0
東京医科歯科大学 67.9 22.3 5.4 0.9
新潟大学 33.3 32.4 14.7 3.9
富山大学 33.0 41.1 9.8 3.6
金沢大学 49.1 30.7 8.8 2.6
福井大学 35.1 36.8 13.2 2.6
山梨大学 39.4 40.9 7.3 2.9
信州大学 35.4 34.6 13.4 2.4
岐阜大学 58.4 25.7 8.0 2.7
浜松医科大学 65.8 24.8 7.7 1.7
名古屋大学 61.6 30.4 6.3 0.9
三重大学 35.2 38.4 14.4 4.0
滋賀医科大学 41.0 22.0 12.0 4.0
京都大学 58.7 33.0 4.6 0.9
大阪大学 54.0 35.0 9.0 1.0
神戸大学 54.5 37.5 6.3 0.9
鳥取大学 40.0 40.0 6.4 4.5
島根大学 39.8 32.0 5.8 4.9
岡山大学 39.1 47.8 5.2 2.6
広島大学 48.0 36.6 7.3 4.1
山口大学 38.2 31.8 16.4 7.3
徳島大学 50.4 33.0 7.8 3.5
香川大学 50.0 24.1 9.8 6.3
愛媛大学 50.9 33.6 8.6 3.4
高知大学 30.0 48.2 8.2 4.5
九州大学 43.8 25.9 9.8 1.8
佐賀大学 64.5 23.4 10.3 1.9
長崎大学 31.1 30.3 18.0 6.6
熊本大学 48.3 13.0 14.7 7.8
大分大学 34.0 30.0 23.0 5.0
宮崎大学 42.5 35.4 10.6 5.3
鹿児島大学 38.7 34.2 13.5 8.1
琉球大学 42.1 32.5 11.4 2.6
札幌医科大学 50.5 26.1 11.7 3.6
福島県立医科大学 44.5 36.5 11.7 3.6
横浜市立大学 62.9 21.6 4.1 4.1
名古屋市立大学 46.5 32.3 11.1 3.0
京都府立医科大学 45.8 38.3 6.5 2.8
大阪市立大学 52.1 33.3 8.3 3.1
奈良県立医科大学 43.7 32.8 12.6 1.7
和歌山県立医科大学 43.6 35.6 10.9 4.0

国公立大学医学部の現浪比率を見ると、大学によって現役生と浪人生の合格比率にはかなり違いがあることがわかります。

現役生の合格比率が高い大学は、群馬大学(78.9%)東京大学(75.0%)、東京医科歯科大学(67.9%)でした。

一方、浪人生の合格比率が現役生を上回る大学も多々あります。

現役生の合格比率が低い大学は、高知大学(30.0%)長崎大学(31.1%)富山大学(33.0%)などで、これらの大学では合格者の半数以上を浪人生が占めています。

私立大学医学部の現浪比率

大学名 18歳以下(現役) 19歳(1浪) 20歳(2浪) 21歳(3浪)
岩手医科大学 13.4 32.9 17.6 13.9
東北医科薬科大学 11.9 34.8 24.7 9.7
自治医科大学 48.8 41.5 6.5 3.3
獨協医科大学 22.2 33.7 25.3 11.1
埼玉医科大学 17.4 38.8 32.2 7.9
国際医療福祉大学 23.8 45.0 17.6 7.5
杏林大学 16.6 45.5 23.3 10.4
慶應義塾大学 60.6 32.8 5.6 1.1
順天堂大学 56.9 38.3 4.5 0.3
昭和大学 49.9 38.9 8.1 3.0
帝京大学 21.4 32.4 22.4 6.2
東京医科大学 34.9 39.8 18.3 5.8
東京慈恵会医科大学 46.3 41.8 9.3 1.5
東京女子医科大学 46.5 31.0 13.9 3.7
東邦大学 40.7 43.8 10.6 2.7
日本大学 23.4 43.7 21.8 7.1
日本医科大学 29.6 43.4 16.6 5.4
北里大学 40.4 27.4 10.4 9.1
聖マリアンナ医科大学 31.1 35.8 17.5 7.5
東海大学 30.5 31.5 15.5 9.0
金沢医科大学 20.4 30.8 21.6 12.8
愛知医科大学 16.9 44.4 23.2 10.3
藤田医科大学 21.2 42.2 22.7 7.7
大阪医科大学 25.5 44.4 18.0 6.0
関西医科大学 22.9 42.7 18.3 6.9
近畿大学 20.6 39.7 21.0 9.6
兵庫医科大学 27.0 39.1 23.8 6.9
川崎医科大学 3.7 18.1 23.7 27.4
久留米大学 15.5 32.6 19.7 10.9
産業医科大学 16.4 45.3 28.1 7.8
福岡大学 18.4 41.2 18.4 7.6

私立大学医学部の現浪比率を見ると、国公立大学と比べ現役生の比率が少ないことがわかります。

一方で、慶應義塾大学や順天堂大学といった偏差値の高い大学では、現役生の比率が50%を超えているのが特徴的です。

また、首都圏の大学では現役生の比率が高め、地方の大学では浪人生の比率が高めな傾向が見られました。

国公立大学でも偏差値の高い大学や首都圏の大学は現役生の比率が高い傾向がありますが、私立大学では特に顕著に現れています。

参考:文部科学省『医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査の結果速報について』 https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/09/10/1409128_002_1.pdf

浪人するメリット

医学部で浪人するメリットは次のとおりです。

豊富な勉強時間を確保できる

浪人には「辛い」「苦しい」というイメージがあるかもしれませんが、浪人期間はすべての時間を自分の勉強時間として確保できる貴重な期間です。

特に医学部では、入学してからも日々の授業や試験、実習などで毎日忙しく、なかなか自分のために使える時間は確保できないでしょう。

浪人期間は自分のためだけに使える恵まれた期間と捉えることで、毎日を有意義に過ごせるはずです。

現役時代よりもワンランク上の医学部も目指せる

浪人で豊富な勉強時間を確保することで、現役時代は諦めていたワンランク上の医学部も目指せるようになります。

1年間集中して勉強し成績が伸びてくれば、憧れの大学に合格できる可能性は高くなるでしょう。

レベルを下げて現役合格を目指す手もあれば、浪人してワンランク上の大学を目指す手もあります。

医学部受験をどう捉えるかは人それぞれですが、浪人したからといって不利になるとは限らないのです。

むしろ浪人を前向きに捉え、次の合格に向けて勉強に励むことをおすすめします。

浪人する際の注意点

医学部で浪人する際の注意点は次のとおりです。

浪人しても成績が上がるとは限らない

まず覚えておきたいのが、浪人したからといって必ずしも成績が上がるとは限らないということです。

現役時代と同じ勉強方法では、どれだけ勉強してもなかなか成績が上がらない可能性があります

成績が上がらない場合は、なぜ現役時代に合格できなかったのか振り返り、これまでの勉強方法を変える必要があるでしょう。

友人の誘惑に負けるのはダメ

まわりの友人は大学生や社会人になり、遊びの誘いなどさまざまな誘惑があるかもしれません。

時にはリフレッシュすることも大切ですが、いつもとは違う時間の使い方をすると、体調を崩したり勉強に集中できなくなったりするおそれがあります。

浪人期間は勉強に集中する時間だと割り切り、友人の誘惑に負けないよう意思を強く持つことが大切です。

何浪までなら医学部合格は現実的?

医学部は浪人が当たり前といっても、何年も浪人を続けられる人はそう多くはないでしょう。

予備校に通えば費用がかかりますし、入学が遅くなればなるほど就職にも影響が出てきます。

医学部への合格を目指すなら、何浪までが現実的なのでしょうか。

2浪以上は推薦入試・AOのチャンスが大きく減る

最近は一般入試の定員を減らし、推薦枠を増やす医学部が増えています。

現役時代には、推薦入試やAOなど一般入試以外にもさまざまなチャンスがあります。

しかし、2浪以上になるとそのチャンスは大きく減ってしまいます。

浪人生も推薦入試を受験できますが、大学によって受験資格が決められており、1浪までとする大学が多いからです。

よって、推薦入試での合格は、1浪までが現実的だと考えられます。

22歳以上になると合格者数が減る

医学部受験では、22歳以上になると合格者数が大きく減ってきます。

浪人は長くても3浪までが現実的であり、それ以上となると特に難関大学では合格の可能性が低くなると考えられます。

文部科学省の平成30年度医学部入試状況資料によると、国立の大阪大学では、22歳以上の受験者数14人に対し合格者は1人でした。

19歳は66人中35人、20歳は13人中9人、21歳は4人中1人が合格しています。22歳以上での医学部合格がいかに難しいかわかる結果となりました。

私立大学でも同様の傾向があり、日本大学では22歳以上の受験者数876人に対し合格者はわずか8人でした。

19歳は1,071人中86人、20歳は732人中43人、21歳は416人中14人が合格しています。

参考:文部科学省『医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査の結果速報について』 https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/09/10/1409128_002_1.pdf

まとめ

医学部の入試難易度は高く、国公立大学・私立大学の医学部合格者は浪人生も多く占めています。

2浪、3浪と浪人を続ける人も多い医学部において、もはや浪人は当たり前といってもいいでしょう。

ただし、推薦入試やAOは1浪までを受験資格とする大学が多く、2浪以上になるとチャンスが減ってしまいます。

また、22歳以上になると合格者数が大きく減少するデータもあるため、推薦入試での合格を目指すなら1浪まで、一般入試では長くても3浪までが現実的といえます。

浪人にはマイナスなイメージがあるかもしれませんが、すべての時間を自分のために使える貴重な時間とも考えられます。

現役時代では目指せなかったワンランク上の大学が射程圏内に入る可能性も十分あるため、浪人期間は前向きに勉強に取り組むことが大切です。

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