医学部予備校の基礎知識
医学部予備校の闇とは?合格に必要なポイントを踏まえて解説

医学部専門予備校に闇があると評される理由を紹介

医学部予備校に闇があるといわれる理由等を紹介

医学部予備校はその合格率の高さときめ細かい指導で多くの受験生・保護者に支持されています。

しかし、その一方で、医学部予備校に対しては闇があるといったネガティブな情報・評判が少なくないのも事実です。

「医学部受験・医学部予備校の闇」とは何か、今回は医学部合格のために医学部予備校とどう付き合っていくべきなのか徹底解説いたします。

なぜ「医学部予備校の闇」と言わているのか

なぜ「医学部予備校の闇」と言わているのか

学費が高額

医学部予備校の闇」といわれる理由として学費の高さが挙げられます。

医学部予備校は設備や学習フォローが充実している分、大手予備校に比べて高い授業料をとります。

HPを参考にすると医学部予備校によって、コースによってその金額は200万~800万と非常に幅があり、完全個別指導の場合は特に高い傾向があります。

しかも、ほとんどの医学部予備校は年間授業料を記載しておらず、医学部予備校へ直接問い合わせ面談したうえで生徒一人ひとりの年間授業料をきめる予備校も多くみられ、年間授業料を払ったあと、追加でコマを取らされるということも少なくありません。

高額であることに加え、年間でかかる学費が入学時にはっきりわかりにくいという点が受験生や保護者に不安感を与えることが、「医学部予備校の闇」といわれる所以でしょう。

合格実績のデータが曖昧

医学部専門予備校のHPの合格実績の曖昧さも「医学部予備校の闇」といわれる原因としてあげられます。

  • 医学科ではなく看護などの別学科の合格実績もカウントしている
  • 上位クラスだけの合格率を記載している
  • 合格者人数ではなく、合格率だけ記載している
  • 合格者数が延べ人数なので、一人が多くの大学合格をしている場合が多い

という点が主な問題点です。

私立医大には医学科だけではなく、看護や理学療法など他医療系学部がついており、医学科の滑り止めとして他学部を受験する生徒も多くみられます。

合格実績に大学名のみ書かれている場合は注意が必要です

合格率に関しては、母体がどの程度かが重要になります。

母体が上位クラスのみならば、また医学部予備校の在籍生が少なければ必然的に合格率は上がるでしょう。

さらに、合格人数に関しては特待で入塾した優秀な生徒が一人で複数校合格したり、同じ大学でも共通テスト入試と一般入試と異なる入試様式を受験し共に合格したりなど延べ人数での合格者数になっており、「医学部予備校の闇」といわれる材料となっています。

講師のクオリティが低いことがある

一部の個別指導を行う医学部予備校では利益を上げる為に経験の浅い講師を好んで雇う傾向があるといわれています。

施設費や情報を集めたり、広告をだすために、人件費を削るといった理由からです。

このような講師にあたった場合、授業料に見合っていない指導になることから不満が上がり「医学部予備校の闇」という噂を加速させる原因になるのです。

入試難易度が高すぎて何年も浪人・受験生活を送ってしまう

医学部予備校は大手予備校に比べ、多浪生が多く何年も通っているという傾向にあります。

このようになかなか医学部予備校から抜け出せない点も「医学部予備校の闇」といわれる原因でしょう。

個別指導を行う医学部予備校の多くは入塾テストを課すことをしません。

よって色々なレベルの生徒が入塾してくるといった現状があります

勉強に不向きな生徒も入塾してくるため、入試難易度の高い医学部を1年での勉強で合格するのは非常に厳しいのが現状です。

しかも医学部専門予備校に入学する生徒のほとんどは裕福な家庭で、何年も浪人することが出来る環境なので、今年無理でもまた来年といったことが繰り返されてしまうのです。

また、通常は「あきらめる」ことが普通であっても「家が開業医なので継がなければいけない」という理由から長い間浪人する生徒が目立つため抜けだしにくい「医学部予備校の闇」と評されてしまうのでしょう。

医学部予備校選びが合格に大きく影響する

医学部予備校選びが合格に大きく影響する
「医学部予備校の闇」について解説してきましたが、医学部予備校が良くないわけではありません。

自分に合う医学部予備校納得できる医学部予備校をしっかり選べば「」など関係ありません。

ここでは医学部予備校の選び方について解説します。

学費は明朗会計か

気になる医学部予備校の学費がHPで分からない場合は、年間どのくらいの予算がかかるのか、講習費や追加で取らされる可能性があるコマ費用込みの値段を遠慮せず聞くことをおすすめします。

もし、相手が金額を提示できない場合、その医学部予備校はおすすめできません。

「自分と同じレベルの卒業生が年間どのくらいかかり何年で合格を勝ち取ったのか」ということをしっかり面接で聞いた上で納得できる回答をしていくれる医学部予備校を選んでください。

志望大学への合格実績が豊富か

過年度の在籍者数と合格者数、志望大学への合格実績をしっかり問い合わせてください。

合格者数に関しては「延べ人数」と「在籍者の内何名が医学部に進学したか」をききましょう。

この点を有耶無耶にし、しっかりとした人数を提示しない医学部予備校は信用できません。

また、自分の志望大学に何人が、そしてどのような入試形態で合格しているのか確かめましょう。

現役生や一浪生で総合選抜や学校推薦を狙っている方はその大学の推薦実績が高い医学部専門予備校をおすすめします。

実績のある講師に担当してもらえるか

医学部予備校は実績や力のあるプロ講師を採用しているところがほとんどですが、個別指導の場合多くの講師が必要になるため、クオリティにばらつきがあるとも言われています。

個別指導の場合は特に体験授業を受けて、自分に合う指導をしてくれるか見極めてください

そして体験授業で担当した講師を指名できるのかも確かめましょう。

勉強方法や学習環境は自分にとって理想的か

どんなに評判のいい医学部予備校であっても自分にとって勉強しやすい環境でなければ伸びません。

  • 個別指導が良いのか集団授業が向いているのか
  • すべて管理される方が良いのか
  • 自学習時間が多い方が良いのか

上記のように生徒によってタイプは様々です。

これに関しては是非様々な予備校の無料体験授業をうけた上で妥協せず選んでください。

まとめ

医学部予備校の闇」に関してはこれに関連する書籍が発行されることで話題になりました。

確かに全国にある多くの医学部予備校のうち、一部は「ぼったくり」といわれるような高額な値段を請求したり、それに見合わない質の学習環境であるのも事実です。

また合格者数に関しても、延べ人数を記載している医学部予備校がほとんどでしょう。

しかし、医学部予備校で専門的な内容を勉強し、通常では手に入りにくい情報を得ることは医学部受験のためには非常に有益といえます。

延べ人数とはいえ、合格者は多数でているのは事実なのです。

重要なのは自分が信頼できる医学部予備校をみつけ、その医学部予備校を上手に利用し付き合っていくことです。

しっかり自分の意思をつたえた上で納得できる提案を具体的かつ明確にしてくれる医学部予備校は、あなたにとって決して「闇」にはなりません。

医学部予備校の闇」は確かに存在します。

それに巻き込まれないような勉強に集中できる環境を提供してくれる医学部予備校で大学受験を成功させて下さい。

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