医学部予備校のなかには合格保証制度を設けて、不合格でも翌年度の授業料が免除になるサポートがあります。
頑張って医学部予備校で勉強しても残念ながら不合格になることも珍しくありません。
そこで、生徒に勉強に集中してもらえるよう合格保証制度を用意して再挑戦をサポートしているところがあります。
医学部予備校ではどんな合格保証制度を提供しているのか詳しく解説していきます。
医学部予備校の合格保証制度とは
医学部予備校だけでなく学習塾や進学予備校でも実施されているサポートの1つに合格保証制度というものがあります。
合格保証制度とは、その名の通り受験生の合格を医学部予備校側が保証するものであり、仮に合格できなかった場合は、翌年度の学費が免除される仕組みです。
翌年度の学費を気にせず受験生は指導が受けられるため、お金を気にせず合格できるまで勉強に集中できます。
また、医学部予備校側も生徒を合格させるだけの実力がなければ多くの損失が出るため、合格保証は1年で合格できるだけの力があるという自信の表れとも読み取れます。
医学部予備校の場合、1年間の学費は200万円から500万円と高額なケースも少なくないので、1年浪人するだけで高額な費用負担が発生します。
2浪、3浪が当たり前と言われている医学部受験なので、翌年度の学費が免除される合格保証制度は受験生にとって有難いサポート制度と言えるでしょう。
メリットや魅力
翌年度の経済的負担が大きく抑えられる
医学部合格保証制度の最大のメリットは翌年度の高額な学費が免除になるため、経済負担が抑制できることです。
翌年度の授業料が全額免除の場合、1年分の学費で2年間勉強できることになるので、たとえ年間300万円の学費でも2年と考えれば1年あたり150万円で学習できることになります。
いっぽう、合格保証制度がない医学部予備校だと、年間300万円で合格までに2年かかったとすると600万円の学費負担が生じるので家計の影響も大きくなってしまいます。
注意点としては合格保証制度の免除額は全額または一部かは医学部予備校によって異なってくるので注意。
全ての合格保証制度において翌年度の学費が全額免除にならないということを理解しておく必要があります。
医学部合格という明確な目標のもと運営側の責任感が増す
医学部予備校側も合格保証という具体的なカタチで責任もって指導を行うとうことを生徒や保護者に表明しているので、合格させるための万全の体制を整えています。
日々の学習管理はもちろんのこと、授業以外のフォローや課題提供など指導機会を増やし、生徒の学習を厳格に管理してくれます。
医学部予備校のなかには不合格してくれたほうが、翌年度も授業料を払ってくれるので好都合だと思っているケースも否定できません。
しかし、合格保証制度を設置している医学部予備校の場合、不合格によって得られる利益はなくマイナスしかないので、絶対合格を目指して徹底サポートを約束してくれます。
生徒を合格させるのは医学部予備校として当たり前のことですが、それを合格保証という制度でより厳格化・明確化させているのです。
講師の指導力が高い場合が多い
合格保証制度があるのは、医学部予備校側が1年で合格させる実力や自信がないと設置できないサポート制度の1つ。
したがって、医学部予備校を選ぶ際に合格保証があるということは、講師の質や授業の内容、並びに学習サポートが充実している場合が多いです。
1年で合格を実現させるため、受験対策の内容はしっかりと作り込まれているので、候補の1つとして検討すると良いでしょう。
デメリットや注意点
適用条件があるケースが多い
合格保証制度が付いたコースは、多くの医学部予備校で翌年度の学費が免除になりますが、コースに在籍する全ての生徒が適用されるわけではありません。
適用条件が各医学部予備校によって細かく規定されており、すべての条件をクリアして初めて翌年度の学費が免除になります。
例えば、出席率、課題提出率、など1年を通して真摯に受験勉強に取り組んでいたかを判断されるケースが多いようです。
決してハードルの高い条件が設定されているわけではありません。
真面目に毎日の授業に出席して、指導を受けたらちゃんと復習や質問を行い真面目に学習しておけばクリアできるレベルが多いです。
念のため、入学前に合格保証制度の適用条件を確認しておくことをおすすめします。
他コースと比較して学費設定が高額な場合あり
医学部予備校には複数のコースを設けているケースが多いですが、なかには合格保証制度が付くコースは学費が他に比べて高額な場合もあります。
最初から次年度の費用も加味して学費に反映しているという訳では必ずしもありません。
ただし、1年で合格を実現させるために他コースよりも授業時間数が多い、あるいは少人数指導や個別指導などフォロープログラムが充実いているなどの可能性が考えられます。
また、合格保証制度のコースに在籍して1年目で合格しても、授業料の一部が返金されることもないので注意しましょう。
受験大学が柔軟に決められない
さらに、合格保証制度の適用条件の中には、予備校側が指定する医学部を受験することが求められることがほとんど。
受験生にとっては自分が進学したい大学があると思いますが、医学部予備校から指定される大学と異なることがあります。
医学部予備校側としては合格を前提として合格保証を行っているため、難関のみならず合格のチャンスがある難易度の低い私立大学医学部などを指定されることが多いです。
したがって、国公立大学医学部1本で目指している人や、進学先にこだわりたいという受験生にとって合格保証制度は向いていないかもしれません。
高卒生コースが多い
合格保証制度を設ける医学部予備校は、現役生が対象外になっていることが多いです。
現役生の場合、個別指導で1科目から受講できるだけでなく、浪人生のように1日校舎に籠って学習しないので、管理が完全に行き届かない問題があります。
したがって、日々の授業から各種テストを含め学習管理が徹底できる浪人生向けのコースに合格保証を付けている医学部予備校がほとんどです。
合格保証付きおすすめ医学部予備校
進学塾ビッグバン
東京と大阪に校舎を設置する進学塾ビッグバンは受験生に人気の高い医学部予備校の1つで、80%以上と合格率が非常に高いのが特徴です。
ビッグバンの看板コース「医歯薬ロジスティックス」では、年間約2700時間の圧倒的な勉強時間を確保し、少人数授業、個別指導、両方の3種類の指導法から選択できる医学部予備校です。
また、当該コースでは合格保証制度が用意されており、翌年度の授業料の一部が免除されるので、1年で合格できなかった場合でも受験生は負担を軽減しながら勉強に集中できます。
合格実績が豊富な医学部予備校で校舎も大阪と東京の2校舎展開をしているので、本気で医学部合格を実現した受験生にとってはおすすめです。
メディカルアーク
神奈川県横浜市にある県内でもトップクラスの合格実績を誇る医学部予備校です。
授業時間以外も含め徹底した学習管理を行いながら指導を行うことで、最短合格へと導いてくれます。
医学部予備校業界を代表するプロ講師陣が在籍しており、少人数集団授業と個別指導で、入試に必要な知識のヌケ・モレがない10年の試行錯誤で確立された学習システムがあります。
メディカルアークでは、高卒生向けに限定5名の合格保証制度を用意しており、不合格の場合はなんと翌年度の授業料が全額免除。
一部ではない点が、他の医学部予備校と異なるポイントです。
ミリカ医専
ミリカ医専は、大阪にある医学部予備校で関西から多くの受験生が集まる専門予備校です。
医学部合格率90%以上を実現させてきた学習システムが確立されており、多くの合格者を輩出させてきた実績が違います。
代表の方は記憶術・速読術の第一人者で、効率の良い勉強法を実践することにより短期間で学力を大きくの有すことが可能です。
また、集団授業と個別指導を併用することで、徹底的に学力強化を図っていきます。
そんなミリカ医専では、限定5名を対象に合格保証制度を用意しており、特徴的なのが医学部予備校では珍しく現役生対象のプランも用意。
不合格の場合は、授業料の一部が返金される仕組みを採用しています。
まとめ
以上のように医学部予備校の合格保証制度について確認してきましたが、メリットがあればデメリットもあります。
特に医学部合格保証は条件が設定されており、全ての生徒が得られるとは限らないこと、また、医学部予備校によっては学費が高額に設定されている可能性があることに注意が必要です。
合格保証制度がなくても質の高い受験指導を提供し1年で合格を実現させている医学部予備校は沢山あります。
したがって、受験生の選び方としては、合格保証制度を絶対条件とするのではなく、あくまで1つの参考条件として総合的な評価で医学部予備校を選ぶことをおすすめします。
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