おすすめの医学部予備校を診断!
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人気の医学部予備校を詳しく紹介!

医学部予備校とは、国公立および私立大学医学部の一般入試、推薦入試、学士編入等の受験対策を行っている予備校です。
予備校では、医学部の試験傾向や特徴を徹底的に分析し、学科試験のみならず面接・小論文対策までしっかりフォローし、合宿や個別対策などを利用した短期間で医学部合格を狙えるカリキュラムが組まれていると評判です。
各校が学費や指導方法、寮完備など様々な特長や強みを活かした運営をおこなっています。
割安な学費を実現、私立専門で圧倒的な合格率を達成、あるいは全寮制で圧倒的な学習時間を確保するなど全国には評判のいい医学部予備校がたくさんあります。
当サイトでは医学部予備校について詳しくガイドするとともに、口コミ評判や合格実績をもとに人気が高く評判の良いおすすめの医学部予備校を厳選してランキング形式で紹介する比較サイトです。
友人や先輩の評判は必ず自分に当てはまるとは限らないので、自ら確かめることをおすすめします。まずは興味の学校に資料を複数校請求し、自分に合う医学部予備校かどうか比較検討してみてください。
おすすめ医学部予備校ランキング2021
250件以上の口コミ投稿 があり、各校に 独占インタビュー を行う当サイトでは、学費の安さと合格実績を中心に医学部予備校のランキングを作成しています。
人気の予備校ランキング~医学部專門予備校編~
ここでは、医学部專門の予備校をランキング形式でご紹介していきます。医学部受験に特化した受験ノウハウによる、圧倒的な合格率が特徴。医学部受験のプロによる指導で全面サポートしてくれます

野田クルゼ

口コミ・評判 |
★★★★★ |
特徴 |
40年以上医学部に特化した受験ノウハウが強み |
校舎 |
東京(御茶ノ水) |
TEL |
【高卒生】03-3233-7311 |
野田クルゼは、難関大学の受験に強い早稲田アカデミー系列の医学部受験の専門予備校です。40年以上の伝統と実績があり、講師は有名大学卒で医学部受験指導のプロのみ。近年は右肩上がりで合格者数を伸ばし続け、2019年度は過去最高の合格者数を誇り、医学部受験に強いことを証明しています。少人数クラスとクラス授業と個別指導、合宿、学生寮も取り揃えた万全の体制を持つ予備校であり、高校1年生から既卒生まで受講可能な全クラスの設定があります。御茶ノ水駅徒歩1分に構えた校舎には、現役生専用校舎も用意しており快適な学習環境を提供。
【主な口コミ・評判】
- 早稲田アカデミー系列の医学部予備校だから講師のレベルが高い
- 現役生校舎があるから高校生も遠慮なく質問や自習ができる
- 国公立なら旧帝や旧医専、私立なら御三家など上位の合格実績も豊富

学び舎グループ

口コミ・評判 |
★★★★★ |
特徴 |
偏差値15アップの実績あるマンツーマン予備校 |
校舎 |
東京(四谷)・京都(四条) |
TEL |
【東京】03-6380-1548 |

医学部予備校四谷メディカル

口コミ・評判 |
★★★★★ |
特徴 |
業界初の授業料下取りシステムで中途入学をサポート |
校舎 |
東京(麹町) |
TEL |
03-6261-7007 |
四谷メディカルは、医学部合格者を数多く輩出してきた代表が中心となって新たに開校した本格派の医学部予備校です。偏差値40からの医学部逆転合格を数多く実現させ、多浪や再受験生の指導にも豊富な経験とノウハウを有しているプロ講師陣が集まっています。専属担任制(ラボラトリー方式)で講師と生徒の距離が非常に近く、丁寧な指導およびサポートを受けることが可能です。また、業界初の医学部予備校下取りシステムを採用し、成績が伸び悩んでいるけど学費を払ったから途中で学習環境を変えられないという受験生をサポート。現在通っている予備校や塾の残期間の受講料を四谷学院が下取りして転入をサポートします。興味がある方は四谷メディカルまで問い合わせてみることをおすすめします。
【主な口コミ・評判】
- 素晴らしい先生たちが沢山いるので非常に心強いです
- 諦めかけた医師という道を努力すれば実現できることに気づかされました
- 多くの多浪生を医学部に合格させた講師がいることで有名

KGS

口コミ・評判 |
★★★★ |
特徴 |
医学部進学率80%超の圧倒的な実績を誇る |
校舎 |
名古屋(今池) |
TEL |
052-784-7552 |

TMPS医学館

口コミ・評判 |
★★★★ |
特徴 |
医師からも推薦される人気予備校 |
校舎 |
東京(高田馬場) |
TEL |
0120-142-764 |

医学部受験クエスト

口コミ・評判 |
★★★★ |
特徴 |
少人数規模なのに80名以上の医学部合格者を輩出 |
校舎 |
東京(新宿) |
TEL |
03-5389-7727 |

ウインダム

口コミ・評判 |
★★★ |
特徴 |
本科生の2人に1人が医学部へ進学する高い指導力が自慢 |
校舎 |
東京(渋谷) |
TEL |
03-5469-8578 |

エースメディカルみなとみらい

口コミ・評判 |
★★★★ |
特徴 |
国公立医学部および特待生合格が目指せる |
校舎 |
神奈川(横浜) |
TEL |
045-264-4755 |

進学塾ビッグバン

口コミ・評判 |
★★★★ |
特徴 |
圧倒的な学習量と質の高い学習の両方を提供 |
校舎 |
東京(御茶ノ水)、大阪(梅田) |
TEL |
0120-148-276 |

メビオ

口コミ・評判 |
★★★ |
特徴 |
大阪で豊富な医学部進学実績を誇る人気校 |
校舎 |
大阪(天満橋) |
TEL |
0120-146-156 |
メビオは、大阪の天満橋にある医学部予備校で合格実績の高さから毎年多くの生徒が全国から集まります。医学部合格者数日本一という文言は一次試験の実績なので参考程度に。それでも1校舎193名の最終合格者数を誇るのは他の医学部予備校と一線を画しています。学費は高卒生で500万程度と高額な部類に該当しますが、それでも高い人気を誇っているのはそれだけの実績があるという証拠です。野田クルゼやYMSとともに医学部模試の決定版を実現するために東進の全国統一医学部テストに参画。
【主な口コミ・評判】
- 学費がとにかく高い。でも満足度が高いのはそれなりの指導が受けられる証拠?
- 予算的に問題なければ選択肢に入れておきたい医学部予備校
人気の予備校ランキング~大手予備校編~
ここでは、みなさんもご存知であろう人気の大手予備校をランキング形式でご紹介していきます。全国主要都市に予備校があるため通いやすいのが特徴。医学部受験に特化したカリキュラムが用意されていることもあり、これまで培ってきたノウハウも詰まっているため、医学部予備校にはない強みがあります。

四谷学院

口コミ・評判 |
★★★★★ |
特徴 |
55段階個別指導や医特講座で、医学部受験にも強い |
校舎 |
全国28校舎 |
TEL |
0120-428255 |

河合塾

口コミ・評判 |
★★★★ |
特徴 |
医学部学士編入では他を圧倒 |
校舎 |
全国27校舎(※マナビス除く) |
TEL |
【麹町校】0120-192-599 |

駿台予備校

口コミ・評判 |
★★★★ |
特徴 |
実績豊富な伝統の医学部コース |
校舎 |
全国25校舎(※現役フロンティア除く) |
TEL |
【市ヶ谷校舎(医学部専門)】0120-71-2418 |

家庭教師のトライ

口コミ・評判 |
★★★★ |
特徴 |
指導者数全国NO.1&トライ式医学部コース |
校舎 |
全国主要都市 |
TEL |
0120-555-202 |
人気のエリア1:東京
東京は最も医学部予備校が多い都市です。合格実績が豊富な予備校、学費が安い予備校、個別指導が可能な予備校など様々なニーズに応えることができ、寮を併設した予備校も多いため地方から入学することも可能です。また、渋谷や池袋などのターミナル駅周辺や千代田区などの文教エリアを中心に数多くの医学部専用予備校があるので、高校や自宅の近くなど、幅広いエリアから選べるのも大きな強みです。東京は交通網が発達しているので、東京都内のみならず埼玉や千葉、神奈川・横浜などから通学する受験生も多いです。特に渋谷は激戦区として有名で各医学部専門予備校でレベルの高い競争が行われています。医学部の設置数も東京が一番多く、また地方にある私立医学部の多くが試験会場を東京に設けて一次試験を実施しているので受験の際も便利です。東京の医学部予備校の人気ランキング
人気のエリア2:大阪
東京に次いで人気の高い都市が大阪です。関西エリアからのアクセスがしやすく、高い合格実績を持つ人気の医学部専門予備校が豊富にあるため、関西エリアで医学部合格を目指す方に最も選ばれる都市が大阪で神戸や奈良から通学する人も多いです。質の高い講師が多いと評判な大阪で学べば、西も東も移動が容易で受験の際も負担を抑えることが可能です。大阪の医学部予備校の人気ランキング
人気のエリア3:福岡
都市機能が充実していると同時に大自然へのアクセスも容易な福岡は近年人口の増加が著しい地域です。福岡は九州エリアで医学部予備校が最も充実し、評判の良い首都圏の予備校も進出しているので、地元にいながら質の高い医学部入試対策が可能です。九州大学を筆頭に歴史のある熊本大学や長崎大学、そして久留米大学と名門医学部が多い九州の医学部を志望するなら、福岡の専門予備校が情報量と進学実績が豊富な点で他県をリードしています。福岡の医学部予備校の人気ランキング
失敗しない医学部予備校の選び方

人気大学では競争倍率が20倍にも膨れ上がる医学部入試に合格するためには、事前の対策が合否を左右するといっても過言ではないでしょう。
もちろん医学部合格には本人の努力が重要ですが、自分と相性の合う学習環境で学ぶことでモチベーションや学習効率を最大限に引き出すことが可能です。
したがって、超難関試験と言われる医学部受験を突破するために、専門的に指導・対策を行う医学部予備校に通うことをおすすめします。
各校では特色ある指導を行っており、自分に最適な学習環境を見つけることができます。
ここでは、医学部予備校を選ぶ際のポイントをまとめていますので、予備校を選ぶ際は下記ポインを踏まえて探してみて下さい。
医学部予備校を検討する際のポイント
学費 | 予算に見合った授業料で受講可能か ⇒ 季節講習など別途費用も考慮! |
---|---|
合格実績 | 志望校への合格実績が豊富か ⇒ 実績が豊富だと情報量も多い! |
評判・口コミ | 在校生・卒業生の満足度は高いか ⇒ リアルな情報・評判を入手可能! |
立地・所在地 | 通学圏内か、校舎周辺の治安環境は良好か ⇒ 夜間の帰宅も安全かチェック! |
直営寮完備 | 提携ではなく管理・サポートが行き届いた直営寮か ⇒ 寮内に自習室があると便利! |
指導形態 | 少人数クラス・個別クラスか ⇒ どちらも一長一短!自分に合った指導法を選択! |
学習設備 | 専用自習室、開校時間、休憩スペースなど ⇒ 1日の大半を過ごす環境選びは重要! |
常勤講師の有無 | 専属講師は在籍しているか ⇒ 非常勤やバイトが多いと質問したいとき不在の可能性も... |
講師との相性 | 信頼できるか、分かりやすいか ⇒ 体験授業などで1年間ついていけるかを見極める! |
開校年数 | 歴史があるか ⇒ 継続して医学部合格という結果を出し続けている実績がある! |
全ての要件を満たす予備校が見つからない場合は、優先順位をつけて複数校を実際に見学して見極めていきます。
口コミや評判を確認しながら最後は自ら足を運んで確認することが重要で、決して人気・知名度または友人・先輩からの助言だけで決めないよう注意しましょう。
医学部予備校に求める環境や講師・スタッフとの相性や評価は、人によって差が生じるので、最終的には自分で判断することが失敗しない選び方となります。
安易に予備校を選んで医学部合格が実現できず、結果的に予備校を変えてしまう人も少なくありません。
これでは、授業料もそうですが、入試期間は1年に1回しかないため、貴重な時間を無駄にしてしまいます。
資料請求だけでは得られる情報が制限されてしまうので、志望校を決めることと同じように予備校の体験授業や説明会に積極的に足を運んで、1年間最大限努力できる学習環境を見つけ出しましょう。

優先順にする要件は人によって異なります。最もネックになる経済面は、授業料だけでなく季節講習費や交通費・寮費なども総合的に考えて費用を算出しましょう。合格実績はもちろん注目するポイントですが、より手厚くフォローをしてくれる予備校を選ぶことが大切です。体験授業が受けられる場合はぜひ受けてみましょう。
医学部予備校の学費が高いってホント!?
医学部予備校の学費相場は、200万円から700万円と学校によって大きく差が生じているのが特徴です。
普通の進学予備校であれば年間学費が100万円程度のため、やはり医学部予備校の授業料の値段は高くなります。
ただし、大手進学予備校の2倍、3倍の授業時間数を確保したり、大教室で講義を行う有名講師を少人数で独占できたりするメリットがあります。
他にも、生徒一人ひとりに手厚いフォロ―を行うための人件費・施設費といったコストを予備校側が積極的に負担して医学部合格を全力でバックアップしているため、自ずと料金は高くなってしまいます。
しかし、その分高い医学部合格率を毎年実現しているのです。
学費が安いと評判の大手予備校で合格まで2,3年かけるより、割高であるものの合格実績の高い医学部予備校で短期合格を勝ち取るほうが、結果的に費用と時間の節約になったりします。
また、合格保証制度や特待制度など学費がネックとなる受験生をサポート制度も充実しているのが医学部予備校の魅力でもあります。

学費の高さと実績や合格できる可能性は比例するわけではありません。とはいえ、より質の高い授業や充実したフォロー体制を整えている予備校は費用が高くなります。受験生の期間だけでなく、進学後や医師として就職したあとのことまで考えて家庭内で費用の相談をしましょう。奨学金が利用できる場合もあります。
治安など立地環境をチェック
医学部予備校の校舎は、駅徒歩10分圏内の好アクセスの立地に位置することがほとんどなので通学は苦になりません。
ただし、21時から22時まで授業を行っている医学部予備校が多いため、夜間の帰り道は街灯があるか、そして人通りが多いか通学路かを確認することが重要です。
特に女子の受験生を持つ保護者の方は安心して我が子を通学させることができるよう、通学ルートの安全面は注意して確認しておきましょう。
また、商業施設が隣接している医学部予備校だと、ショッピングやエンターテイメントの誘惑があり勉強の支障になることも考えられます。
誘惑に負けてしまいそうならば、オフィス街や住宅街など勉強に集中できる環境に絞って選ぶと良いでしょう。

Googleマップのストリートビューなどで駅から予備校までのルートや予備校周辺の様子を見ることができますが、実際に通学するルートをたどって予備校まで行き、自分の目で雰囲気や治安を確認すると良いでしょう。安全や防犯はもちろんですが、周辺に文具店・書店や食事ができるお店があると便利です。
学習環境が充実した直営寮がおすすめ
医学部予備校の多くは、遠方の受験生が勉強に専念できるよう寮を提供しています。
しかし、寮には提携寮と直営寮の2種類があり、おすすめは予備校側が直接管理している直営寮となります。
提携寮は、予備校生だけでなく大学生・専門学校生など受験生以外の入居者がいるケースも多いため、勉強に支障をきたす恐れがあるからです。
直営寮は受験生に特化した設備が提供されているので、館内に自習室が併設されているなど帰宅後の時間も有意義に過ごすことが可能です。
また、寮と校舎との距離、防犯カメラやオートロックなどのセキュリティ面などを細かく確認し、できれば申込む前に寮を見学して自分の目でチェックしてみると良いでしょう。

直営寮でも予備校によって設備や管理に違いがあります。自習室はもちろん、建物や部屋の清潔さ、食事、門限などの時間管理があるかどうかをチェックして選びましょう。中にはオートロック式で在室確認までしてくれるという寮もあります。寮では自分の生活を自分で管理するということを念頭におくことも大切です。
自分に合った指導法で効率よく学ぶ
医学部予備校では、少人数制の集団クラスか完全個別クラスかの2種類で指導を行っています。
集団クラスは、周囲の生徒と刺激し合いながら切磋琢磨できるいっぽうで、個別指導は自分だけのオリジナルカリキュラムで学習できます。
生徒によっては集団クラスが向いていたり、個別指導のほうが向いていたり相性が異なってくるので、体験授業などを通じて自分に最適な指導形態を選ぶと良いでしょう。
最近では集団・個別の両方の授業を取り入れて、双方のメリットを享受できる指導法を採用している医学部予備校が増えているようです。

一般的に講師を独占してわかるまでじっくり勉強したい人は個別指導向き、授業を聞いたらあとは自分で学習できる人は集団授業向きといわれます。予定の自己管理ができる人や自分で学習してわからないところだけ教えて欲しいという人も個別指導向きでしょう。実際に体験授業を受けてから判断するのがベストです。
勉強に集中できる環境にこだわりたい
医学部予備校では、毎日朝9時から夜22時まで缶詰め状態で勉強することになるため、1日のほとんどを校内で過ごすことになります。
したがって、勉強に集中できる環境が用意されているかは、日々の学習に大きく影響してくるので忘れずチェックするように心がけましょう。
週末も利用可能な専用自習室、個人ロッカー、清潔感のある休憩室、無料コピー機、フリードリンクなど受験生が嬉しい様々な設備が用意されています。

自習室の利用時間は必ずチェックしておきましょう。土日祝日や年末年始・お盆などでも利用できるかどうかは見落としがちですが重要なポイントです。自習室内の見回り等の管理が行き届いていれば安心して勉強ができるでしょう。テキスト類を置けるロッカーや休憩室のほか、売店や自動販売機もあると便利です。
常勤講師の有無は学習効率を左右する
医学部予備校は、大手予備校で活躍するプロ講師陣から指導してもらえる点は魅力ですが、非常勤のケースが多く質問したいときに在籍していないケースもあります。
質問を後回しにしてしまうと、知識の消化不良を起こしてしまい、苦手分野を作ってしまうきっかけになるため、予習・復習時にみつかった不明点などはすぐに解消できる環境を選びましょう。
常勤講師がいればいつでも問題点や疑問点をその場で解消できるため、知識のヌケ・モレを防ぐことができます。
多くの医学部予備校では、いつでも質問に対応できるよう現役医学生のチューターを設置していますが、普段から指導してもらっている講師に直接質問したいと言う人もいるので、そういった場合は常勤講師が多い予備校を選ぶと良いでしょう。

有名講師の授業がある医学部予備校の中には、その講師が授業のときしかいないということも考えられます。また、複数校舎がある場合には講師が日替わりになることも多いです。常勤講師やチューター制度の有無と合わせて、どの程度講師への質問時間が取れるのかということも問い合わせておくとよいでしょう。
講師は知名度より相性が重要
どんなに実績がある講師でも自分と相性が悪ければ、モチベーションに悪影響を及ぼすのはもちろん、1年間の勉強生活が苦痛になってしまい学力が伸び悩んでしまいます。
合否にも大きく関わってくるため、授業の分かりやすさはもちろん、信頼して1年間ついていけるか無料体験授業を通じてしっかりと見極めることが重要です。
体験授業がなかったり、1回の授業だけでは分からなかった場合は、予備校が実施する季節講習や短期講座を申し込んで受講してみるのもおすすめです。
短期講座であれば高額な学費を請求される心配もなく、より本格的に授業が実施されるため、ここでの勉強生活が合うかどうかをイメージしやすくなります。
医学部予備校で指導を行う講師陣は皆レベルが高いので、あとは相性の良さで合格に必要な学力を効率よく身につけられるかが決まってきます。

講師との相性は実際に授業を受けてみなければわからないことが多いです。体験授業を受けたり授業見学ができるのがベストですが、春期講習などの季節講習会でしっかりと見極めましょう。いわゆる「有名講師」でなくても、自分に合った講師や素晴らしいと思える講師に出会えることは多いです。
老舗予備校は合格実績やノウハウが豊富
近年、医学部予備校が都市部を中心に開校ラッシュが続いており、東京では40を超える医学部予備校が運営されています。
新設校は日が浅いため、合格実績など公表していない校舎もあり判断材料が乏しいケースも多く見受けられます。
いっぽう、開校40年以上の指導実績を誇る医学部予備校もあり、指導ノウハウや合格実績を豊富に有しているのが特徴です。
また、実績をあげないと長い間運営していくことは困難なため、創業年数が長いということはそれだけ継続して難関医学部受験で結果を出してきたという証拠にもなります。

老舗予備校は卒業生も多く、合格実績を公開していることも多いです。ノウハウの蓄積もあるため信頼できることが多いですが、「直近3年間の受験者数と合格者数」をチェックしておくとさらに安心です。直近の合格状況を確認すると最新の入試傾向にも十分対応できているということがわかります。
大手進学予備校 vs 医学部予備校

テレビCMや広告でお馴染みの全国各地に校舎を展開している大手進学予備校と医学部予備校で迷う人は多いと思います。
大手進学予備校は圧倒的な生徒数を誇っているため、医学部合格者数も桁違いでありその多さから魅力に感じる人も多いかもしれません。
確かに大手進学予備校は文系・理系に関係なく多くの生徒集客に成功しているため、豊富な予算を投資して近代的な校舎を構え、高い報酬で業界の一流講師陣を引き抜いています。
しかし、いっぽうで生徒数が多いため、生徒一人ひとりに提供できるサポートには限界があり、少人数制の医学部予備校にはフォローの質で劣ってしまいます。
さらに、医学部予備校も大手進学予備校の医学部講座を担当するなど実績豊富な講師陣を雇っているケースが少なくありません。
つまり、医学部予備校なら大手進学予備校で活躍する講師から少人数クラスで指導してもらえるメリットがあります。
また、合格者数では大手進学予備校の実績に及びませんが、合格率では80%を超えている医学部予備校も多く、入学した生徒を必ず合格させるという高い責任感と使命感のもと全力で指導してもらえます。
大手進学予備校も医学部予備校もどちらもメリット・デメリットがあるので、自分に合った学習環境で学ぶことが重要となります。
大手予備校がおすすめな人

■ できるだけ学費を抑えたい
■ マイペースにどんどん学習したい
■ レベルの高い生徒同士で切磋琢磨したい
■
合格に必要な基礎学力が既にある
■ 難関国立大学医学部を目指したい
■ できるだけ地元から通学したい
大手進学予備校は独自の公開模試を実施しているため、模試成績優秀者には授業料の免除・割引を行っていることも多く、優秀な受験生は経済的負担が抑えられます。
また、医学部予備校のように何百万円といった高額な学費になることはなく、自分が受講するコースや講座にもよりますが100万円程度で済むことが多いようです。
医学部予備校に比べて生徒数も多いため、日々の学習管理を厳格に管理することが難しい反面、自分のペースで勉強を進めていきたい人には最適です。
あと、名門進学校出身者など優秀な生徒が多く集まる傾向があるため、上位クラスであればレベルの高い競争下でトップレベルの医学部合格も目指せます。
他にも全国各地に校舎を設置しているため、寮ではなく自宅から通学したい受験生でもハイレベルな指導を受けることが可能なメリットもあります。

大手予備校でも少人数制の授業形式を取っている場合があります。受講数自体が多いため、定員制やレベル別クラスなどの形態を取っている予備校もあり、人数が多い中で切磋琢磨したいという人には向いています。難関大学希望者と医学部希望者が同じコースになる場合もあるため、コース設定を確認しましょう。
医学部予備校がおすすめな人

■ 自己管理が苦手である
■ 少人数・個別指導で学びたい
■ 偏差値が40台しかない
■ 多浪生・再受験生である
■
私立大学医学部が志望校である
■ 中学生から医学部対策を始めたい
医学部予備校は、少人数制のアットホームな学校が多いので生徒一人ひとりに提供できるサポート量が充実しています。
そのため日々の学習状況が厳格に管理されており、自己管理が苦手な人でも豊富な学習時間を確保できます。
また、手厚いサポートが提供できるため、自分だけの学習計画に沿って指導を受けることができ、偏差値40の生徒を医学部に合格させている医学部予備校もたくさんあります。
したがって、多浪生や再受験生はフォローが手厚く受けられる医学部予備校を選ぶ方が合格できるチャンスは高まります。
ただし、医学部予備校によっては私立特化型もあるので、国公立も視野に入れている人は選ぶ際に注意しましょう。
最近では、中高一貫教育が普及しつつあり高校受験が不要になってきているため、中学生から医学部受験を目指す家庭も増えています。
医学部予備校ではこうしたニーズに対応するため中学生コースも開講し、早期対策により現役合格を目指したカリキュラムを用意しています。

医学部に関する勉強・情報・ノウハウだけに絞りたい人や少人数で集中したいという人には医学部予備校はうってつけでしょう。中高一貫校の中学生で少しでも医学部を視野に入れている人は、早めに医学部予備校に通い始めておくとよいでしょう。途中で路線変更も可能ですし、早く始めるほど合格に近づきます。
国公立向け医学部予備校の選び方

医学部予備校の中には私立大学に特化した受験対策を行っている校舎も少なくないため、国公立大学を目指す受験生は注意が必要です。
また、国公立大学に対応している医学部予備校でも、共通テスト(旧センター試験)のみ必要となる文系科目などは映像授業などで補填して講師が在籍していないケースもあります。
国公立大学の医学部を目指す場合はセンター試験で90%以上の得点率は確保しておきたいため、国語科目や歴史などの社会科目でも講師が在籍している医学部予備校のほうが手厚い指導を受けられるのでおすすめです。
特に大手進学予備校は文系・理系関係なく豊富な講師陣が在籍し、他学部受験生も多いことからセンター対策も充実しているため国公立志望の受験生には人気があります。
ただし、学習管理が苦手な受験生は生徒一人ひとりの管理が徹底している医学部予備校を選ぶほうが効率よく勉強できます。

国公立大学の医学部は共通テストと二次試験の配点が大学によって大きく異なります。そのため医学部予備校を選ぶ際は共通テスト対策にも力を入れているかどうか確認しておきましょう。共通テストは二次試験や私立の試験よりも科目数が多くなり、高得点が必要になるため、油断しないことが大切です。
私立向け医学部予備校の選び方

医学部予備校は私立大学医学部への合格実績が高く選択肢も広がるため、自分との相性が良い予備校を見つけやすいメリットがあります。
特に自分が志望する大学への合格実績が豊富な医学部予備校なら豊富な経験とノウハウを有しているため、効果的な対策が行えます。
私立大学医学部は大学ごとに入試傾向が明確に異なるため、大学別対策講座を利用するなどして志望校合格の出題形式を攻略することが合格へのカギとなります。
また、私立大学医学部の場合は地方入試会場を実施することが多く、東京の医学部予備校なら関東圏の医学部はもちろん、全国の私立医学部の入試を五反田TOCなどで受験することが可能です。
移動や宿泊などの日程調整に悩む必要なく、スムーズに併願受験ができるので負担も少なく便利でおすすめです。

私立の医学部は大学ごとに出題傾向が異なるため、合格実績を確認して自分の受験校の合格者を出している予備校を選ぶとよいでしょう。自分の地元から遠い大学を受ける場合、地元の予備校ではノウハウをもっていない可能性もあります。東京や大阪といった大都市の医学部予備校も検討してみましょう。
高卒生向け医学部予備校の選び方

高卒生の場合、朝から夜まで勉強することになりますが、ほとんどの医学部予備校は朝9時から夜22時まで開校しており1日12時間の勉強時間を確保することは可能です。
なかには、24時間開校したり、校内学習を強制したりしている医学部予備校もあるので、豊富な勉強時間を確保できる学習環境を選んでいきましょう。
その際、自習室の席が固定制となっていると、席取りの心配がなく、いつでも好きな時に好きなだけ自由に勉強できるので魅力です。
また、毎日同じ空間でずっと勉強をしていると集中力が途切れがちになってしまいます。
確認テスト・集団クラス・個別指導など多彩なカリキュラムを取り入れて勉強にメリハリを付けると同時に、定期的に面談を行いながら心のケアと学習進捗状況の確認を細かく行ってくれる医学部予備校のほうが集中して勉強可能です。
高卒生は、現役生のように高校での進路指導がないので、自己管理が苦手な生徒ほどきめ細かなサポートが受けられる医学部予備校を選ぶことをおすすめします。
さらに、実績豊富な他県の医学部予備校に通うのも経済的な問題がクリアできるのであればおすすめします。
地域によっては医学部予備校の数が少なく選択肢がない状態であるため、より理想に近い学習環境を求めて都市部の医学部予備校に通い医学部合格を実現している受験生はたくさんいます。
親元を離れての受験生活が心配な方は、寮と校舎が一体となった医学部予備校も最適です。
学習面・生活面の両方において24時間サポートを受けられるため、保護者側も安心して我が子を預けることができます。

高卒生向けの医学部予備校はフォローアップ体制の充実度に注目しましょう。高卒生は現役生に比べて時間の余裕ができるため、気がゆるみがちです。そのため、面談や出席管理・学習管理をしっかりしてくれる予備校がおすすめです。また、集中できる立地や環境を考慮し、寮に入ることも検討しましょう。
再受験生・社会人向け医学部予備校の選び方

社会人で医学部を目指す再受験生が多いことから医学部予備校でも社会人コースを設置するなどして手厚くサポートしてもらえます。
再受験生は学費の安さから大手予備校を選ぶ傾向がありますが、受験勉強から遠ざかっている生徒ほど、きめ細かな指導と学習管理を行う医学部予備校のほうがおすすめです。
再受験生の合格実績が高い予備校なら年齢に寛容な医学部を熟知しているのはもちろん、最短で合格を実現させるだけのノウハウを有しています。
また、社会人は学費の減免措置や、合格保証制度や奨学金制度などの経済的支援を行っている医学部予備校も少なくないので、まずは各予備校の特徴やサポート制度を確認してみましょう。
再受験生は途中でドロップアウトしてしまう人も多いので、最後まで継続して勉強できる学習環境を見つけることが重要です。

問い合わせるときに再受験生や社会人の受験実績があるかどうか確認しておくと安心です。再受験生や社会人は「学士編入試験」あるいは「一般編入試験」を受験しますが、通常の入学試験とは問題も科目も異なります。通常の大学入試のノウハウだけでは対応しきれない場合があるので注意が必要です。
医学部予備校の中学生コースで現役合格を実現

医学部受験は年々難易度が上昇し高い学力が要求されており、合格者の多くは中学生から医学部を意識した学習・対策を始めていることをご存知ですか。
最近は中高一貫校を取り入れる進学校が増えており、高校受験がないため6年間という長い期間で難関大学に対応できる高度な学力が習得できるよう、前倒しで学習を行い中学3年時点で高校生の範囲を学んでいる学校もあります。
そのため、中高一貫校は人気が高く、医学部や難関大学を目指せると中学受験に力を入れる家庭も東京や大阪の都市部では非常に多いです。
中高一貫だとある程度ゆとりを持って大学入試対策ができるので、中学生の時点で医学部を志望するのであれば、高校生になるのを待たずして受験対策を行うほうが現役合格の近道となります。
医学部も近年は現役生や1浪までの浪人生を好む大学が増えているので、早期対策が早期合格へとつながっていきます。
医学部予備校では、早くから学習を始めてムリなく医学部が目指せるよう中学生コースを設置しているところが増加傾向にあります。
早くからレベルの高い指導を受けておくことで、質の高い学習習慣を身に着けることが可能なうえ、6年間という豊富な時間を有効活用できるのでクラブ活動などと両立可能です。
また、医学部合格という目標がすでにあれば、高校3年生から慌てて勉強を始めるのではなく、高1生から真摯に取り組めるため高校の評定も良いことが多く、医学部を推薦で目指すこともできます。
なかには途中で進路や志望学部は変わるため中学生から医学部対策を行うのは時期尚早だと思う人もいるかもしれませんが、英・数・理科2科目をどの学部よりも広い範囲を網羅して対策しているため、途中で進路変更になったとしても不利になることはありません。
受験勉強を早く始めて不利になることはないので、医学部に興味がある中学生は医学部予備校の中学生コースをまずは確認してみることをおすすめします。

私立の中高一貫校に通う中学生であれば、早めから医学部受験対策を行っておくのは非常に有利になります。ただし公立の中高一貫校は私立の中高一貫校とは学習カリキュラムが大きく異なるため、学校で全く習っていない内容を予備校で学習することになるかもしれません。質問や予習復習を欠かさずに行いましょう。
医学部予備校の学費節約方法

医学部予備校の学費は、一般の進学予備校と比較すると高額な傾向にあり500万円から1000万円かかるケースも少なくありません。
学費は高いですが、その分、丁寧な指導と充実した学習環境により短期間で学力を飛躍的に伸ばすこともできるため、沢山の受験生が医学部予備校を利用しています。
そこで、ここではできるだけ費用負担を抑えながら医学部予備校に通うコツを紹介しています。
特待制度に挑戦
医学部予備校にかかわらず、学習塾や大学でも優秀な生徒を確保するために特待制度を設けているケースが多く見受けられます。
特待生の選抜試験に合格できれば、学費の一部・全額が免除となり最低限の支出で医学部予備校に通うことができます。
また、大手模試の偏差値が高い人や、医学部一般入試一次試験合格者など選抜試験を受けずに特待生の認定をもらえる予備校もあります。
選抜試験は複数回受験できる場合もあるので、学力に自信がある人は積極的に挑戦することをおすすめします。

医学部は予備校の費用もさることながら、大学の学費も非常に高額なので、予備校の費用を安く抑えることができると家庭への負担も軽くなります。特待制度にチャレンジできる人はぜひ挑戦してみましょう。特待生になれる学力がつくと入試に向けても好材料になります。特待生度の条件を確認しておくことが大切です。
単科講座で必要な科目だけ対策
医学部予備校の多くでは、自分が希望する教科だけを指導してもらえる単科講座を開講しています。
得意科目などは大手予備校など学費が比較的安い講座で学んで、苦手科目や重要科目は医学部予備校で対策することで高額な授業料を回避することができます。
週1回1教科から学べるため、特に現役や再受験生は学校生活や仕事などと両立しやすく、ムリなく受験勉強が行えるメリットもあります。

単科講座や季節講習だけを受講するとかなり学費は安く抑えられます。ですが、その分予備校からのフォローを受けづらくなることも考えられます。単科講座に加えて自習室の利用ができるかどうか確認するのもよいでしょう。予備校にいる時間が長いほど情報を得やすくなりますし、質問や相談などもしやすくなります。
早期入学特典を利用
一般的に各大学の入試が終わり始める3月頃に、4月から始まる次年度向けの本科生コースの募集が各予備校で活発になり始めます。
ただし、各医学部予備校では、生徒を確保するために1月、2月の早い段階から募集を開始することがあります。
この場合、早期入学者には入学金などが免除される特典を用意していることが多く、通常で入学するより初期費用を安く抑えることが可能です。
また、春期講習などプレ講座が無料で受講できる医学部予備校もあるため、早期入学は費用を抑えられると同時にライバルに一歩リードして勉強を開始できて一石二鳥です。

高卒生は入試後すぐに予備校を探し始めないといけないという時間的な不利がありますが、合否の結果が出る前に資料請求や問い合わせなどを始め、場合によっては受験前に申し込みを行いましょう。いち早く予備校を決めれば早期入学特典だけでなく、他の受験生に先んじてスタートダッシュを切れるという点でも非常に有利です。
月謝制の医学部予備校を選ぶ
医学部予備校の多くは年間の学費を一括で前納するタイプが多いですが、これは一度に何百万円という金額を用意する必要があるため負担が大きいです。
また、中途退学した場合は残りの期間に相当する学費が戻ってこないケースも考えらえるので、入学後に相性が悪くても辞められず思うように学力が伸ばせなくなってしまうリスクがあります。
月謝後払い制であれば、毎月通学した分だけ学費を払えばよく、途中で辞めた場合はそれ以降の授業料が発生しないため、他の医学部予備校に転塾することだって可能です。
推薦入試等で早期に合格が決まった場合も、以後のムダな費用負担がないので、推薦等で医学部を検討している人は月謝制の予備校を候補に入れてみると良いでしょう。

月謝制は毎月の支払額が抑えられますが、テキスト代・自習室などの施設費・季節講習費・模試代などが別途かかる場合もあるので確認しておきましょう。また、年間にかかる授業料を月払いで払う契約になっている場合には、月謝とは異なり早期合格で退会したとしても支払いが残る場合があります。よく確認しておきましょう。
通信講座で寮費・生活費をカット
地方在住の医学部受験生の場合、実績のある首都圏の医学部予備校に通うとなると寮費や生活費など余計に費用が発生してしまいます。
この場合、医学部予備校が提供している通信教育を利用することで生活拠点を変えることなく質の高い医学部対策を行うことが可能です。
これなら、都市部の医学部予備校に通えない郊外の現役生でも首都圏のライバルに差を付けられる心配もありません。
医学部予備校の中には、映像授業をただ受講するのではなく、テレビ電話方式でモニターを介して講師と直接やり取りを行いながら指導が受けられる講座もあります。
これなら、集中力を切らすことなく学習できるうえに、不明点はその場で質問して解決することだって可能です。
サポート制度も充実しており通学生とそん色のない環境下で勉強できるのはもちろん、通学生よりも割安な学費で受講できるため経済的です。

配信されている映像授業は自分のペースで勉強を進められ、納得行くまで見返すことができる点がメリットです。予備校に通うよりも早く勉強をすすめることもできます。通信講座は自宅学習がメインになるため、1日のスケジュールや勉強の進め方をうまく管理しましょう。図書館や有料の自習室などを活用するのもよい方法です。
合格保証制度の活用
医学部予備校のなかには、不合格だった場合に翌年度の授業料が免除となる合格保証制度を設けている場合があります。
2浪、3浪が当たり前と言われる医学部入試において、学費の経済的負担は非常に大きな問題となってきます。
年間授業料が400万円の医学部予備校に通い2浪で合格を実現した場合、合格にかかった費用は800万円となります。
いっぽう、合格保証制度がある医学部予備校ならば、合格まで2年を要した場合でも学費は1年分の400万円で済むことになります。
合格保証制度が適用されるには各医学部予備校が定める諸条件をクリアする必要がありますが、高額な学費を節約できるため積極的に活用することをおすすめします。
また、合格保証制度を設けた場合、予備校側も2年目は生徒一人分の授業料収入が途絶えるため経営的には打撃です。
しかし、言い換えれば1年で医学部へ合格させるだけのノウハウと実力があるという医学部予備校の自信の表れと捉えることも可能です。

合格保証制度のある予備校は不合格になった場合でも翌年にかかる金銭的な負担が軽くなるため、安心感があります。合格保証制度を活用するための条件を必ず確認しておきましょう。また、「合格保証制度」とは「必ず合格できる」ということではありません。合格できるように努力を怠らないようにしましょう。
学習塾と予備校との違い

医学部を目指すために学校以外で対策を行う人も多いとは思いますが、よく「塾」と「予備校」の看板や広告を多く目にすると思います。
塾と予備校は指導の目的や学習環境の質、そして授業料など大きく異なってきます。
学習塾は小学生や中学生時代に通っていた人も多いと思いますが、基本的に学校授業の補てん的位置づけです。
指導法は、集団または個別の2種類がありますが、集団でも小規模でアットホームな雰囲気のなか学べるのが特徴です。
難関大学や医学部を目指す生徒もいれば、学校の授業に付いていくために通う生徒もいるなど、生徒の目的も様々です。
基礎からじっくりと学んでいける分、授業を担当する講師は大学生などのアルバイトも多いため、質のバラつきがあります。
しかも高校生の場合は、大手予備校の映像授業を取り入れて質問などをアルバイトの大学生などが対応する形式に留めている教室もたくさんあります。
また、教室の開放時間も学校終わる時間帯に合わせているケースが多いため自由時間の確保が難しいなど制約はありますが、学費は予備校に比べて割安です。
ただし、塾という名前であっても、中身は予備校のように進学対策に力を入れている教室もあるので、体験授業や説明会で医学部合格実績など確認していくと良いでしょう。
いっぽう、予備校は大学進学を目的とした指導を行っているため、講師は塾に比べてレベルが高いのが特徴です。
また、大学受験日から逆算して合格に必要なカリキュラムが作り込まれるため、効率よく学びながら本試験に備えることが可能です。
医学部予備校もそうですが、一般的に医大・難関大の学生がチューターとして生徒の質問や相談に応じることが多く、授業は実績豊富なプロの講師が担当します。
しかも教科ごとに専任講師が在籍しているため、医学部入試のような難易度の高い入試も対応可能で、基礎学力はもちろんのこと応用力が身に付きます。
授業は基本的にライブ授業ですが、一部映像授業を取り入れている場合もあるので事前に確認しておきましょう。
教室は朝から夜まで1日12時間開放している校舎が多く、浪人生は強制的に校内での勉強は義務化されている医学部予備校も多いので圧倒的な学習時間を確保可能です。
また、医学部予備校に限っては医学部を目指す生徒しかいないため、レベルの高い競争下で切磋琢磨できる環境が用意されており、医学部合格率が高いのが特徴です。
しかも講師陣も、大手の予備校や学習塾で活躍する人気講師が非常勤として指導にあたっているケースも多いようです。
ただし、業界を代表するプロ講師陣を集めると同時に、長時間の学習に専念できるようサポート体制や学習設備を充実させることで学費は塾よりも高くなります。
学習塾 | 予備校 | |
講師 | 大学生などアルバイト講師が多い | 指導実績の豊富なプロ講師 |
生徒 | 進学・学校授業の補てん | 大学(医学部)進学を目標とする生徒のみ |
授業内容 | 基礎からじっくり学べる | 基礎から応用へと高度な学力が身につく |
授業形式 | 高校生は映像授業だけの場合も | 基本的にライブ授業 |
教室利用時間 | 夕方から夜までと限定的 | 一般的に9時から21時(1日12時間) |
学費 | 割安 | 高い |

学習塾は対話形式の授業が多いため、授業内でも質問しやすい雰囲気なのが特徴です。ですが予備校の方が受験に特化しているため入試へのノウハウや大学の情報を多く持っているのが特徴です。学習塾から医学部を受験する生徒がいないわけではありませんが、医学部を目指すのであれば医学部予備校を選びましょう。
医学部予備校の1日
医学部予備校の時間割やカリキュラムは、予備校や目指す大学によっても異なってきますが、1日単位でカリキュラムがぎっしりと詰まっているため豊富な学習時間を確保しながら質の高い対策が可能です。
高卒生の場合、平日は朝から夕方まで授業が詰まっており、空いた時間を利用して自習を行っていきます。
登校後は、まず授業前に確認テストが実施されることが多く、前日学んだことの取りこぼしや消化不良がないかを確認できます。
授業は1コマ50分から90分で構成されており、少人数制なので講師との距離が非常に近く、集中して学ぶことが可能です。
医学部予備校によっては昼食を提供しているケースもあり、管理栄養士が監修する栄養バランス豊富な食事をとることで健康・勉強の両方にメリットのある生活が送れます。
授業は夕方までで終わることが多く、夜間は自習に充てたり、個別指導などで別途対策したりするなど、各生徒の学習状況や目標に合わせて対策していきます。
そして、週末は豊富な自習時間を活用してその週に学んできたことの復習を行ったり、模擬試験に参加したりします。
いっぽう、現役生は日中に学校があるため、夕方以降に登校して授業に参加したり、自習を行ったりします。
平日の夜間は授業で学ぶことが多いため、週末を活用して復習を行い学んだことを理解・定着させていきます。
なかには現役生専用の校舎や自習室を設けている場合もあり、現役生が集中して学べるよう配慮している医学部予備校もあります。

高卒生は朝から夕方までみっちりとカリキュラムが詰まっていますが、授業後の時間を有効に使って復習や自主学習を進めましょう。高校生は昼間は学校、夜は予備校と忙しいですが、週末やすき間時間をうまく使うことで予習・復習を行いましょう。勉強・食事・休憩をうまく組み合わせて集中して勉強を行うことが大切です。
独学ではなく医学部予備校で勉強する魅力

受験勉強は、予備校や塾を活用している人も多いですが、なかには独学で医学部合格を目指している人もいます。
ただし、最低でも偏差値60以上の高度な学力が必要な医学部入試では、独学で合格する人は極稀です。
また、医学部予備校をはじめとする進学塾で勉強することで、独学では得られない沢山のメリットを得ることができます。
まず、独学の場合ただやみくもに勉強しても学力は効率よく身につかないため、入念な学習計画を立てる必要があります。
本試験から逆算して長期・中期・短期3段階の計画を必要があるため、ノウハウや知識のない受験生が完璧な計画を立てることは簡単ではありません。
いっぽう、医学部予備校では長年の経験とノウハウがあるので、生徒の学力や志望校、性格など総合的に判断したうえで効率よく学べるカリキュラムを作り込んでくれます。
また、志望校によっても出題範囲が異なっており、それを加味したうえで合格に必要が範囲だけを効率よく学べるので学習負担も軽減可能です。
さらに、独学で勉強していると疑問点や不明点が出でも質問や相談する相手がなかなかいませんが、医学部予備校ならすぐに講師やチューターに質問することができるので知識の消化不良を起こすことはありません。
講師だけでなく、医学部予備校では医者を目指す仲間が集まって切磋琢磨できる環境もあるので、お互い切磋琢磨しながら受験勉強を乗り越えていけます。
自習室も終日開放されており、自宅と違って緊張感を持って取り組めるため、限られた時間を質の高い学習で有効活用できます。
大手や学習塾と違うのは自習室の席取りの必要がないことであり、医学部予備校によっては専用の固定席で勉強できるため、空いた時間を有効活用できます。
そして、なんといっても信頼できる的確な最新情報を入手できるとうことでしょう。
2chなどネット上の情報は匿名性が高く、信ぴょう性を判別することが困難なので、ときにはうその情報に振り回されてしまうこともあります。
信頼できる情報をリアルタイムに入手することができれば、変な情報で混乱することもなく勉強に集中可能です。
独学ではどうしても孤独になってしまい、勉強のモチベーションも維持が難しくなりがちです。
特に多浪生や再受験生は経済的理由から独学で対策を行っている人が多くいますが、医学部予備校でしっかりと対策を行うことが合格への近道となります。
医学部予備校が選ばれる理由
- 偏差値40から60への飛躍的向上も無理ではない
- 微調整を行いながら常に最適な学習計画で勉強できる学習効率の高さ
- 高度な質問にも対応できる講師陣・チューターが常駐
- 席取り無用の自習室で質の高い勉強が実現可能
- 豊富な情報量とノウハウで医学部最短合格へとナビゲート
- 生活面から学習面まで徹底管理しモチベーションを維持

高卒生は朝から夕方までみっちりとカリキュラムが詰まっていますが、授業後の時間を有効に使って復習や自主学習を進めましょう。高校生は昼間は学校、夜は予備校と忙しいですが、週末やすき間時間をうまく使うことで予習・復習を行いましょう。勉強・食事・休憩をうまく組み合わせて集中して勉強を行うことが大切です。
医学部予備校の合格実績を比較
ここでは、主な医学部予備校の公式サイトで公表している2020年度の医学部入試結果の最新合格情報を一覧でまとめてみました。
各医学部予備校の合格者数は入学の権利を得た最終合格者数を参考にしており、1次試験合格者数は含めていません。
また、1校舎あたりの生徒数が医学部予備校によって異なってくるため、どうしても定員制の少人数教育を徹底している場合は合格者数は少なくなってしまいます。
この場合は、医学部合格率を確認するなどして、総合的に判断していくと良いでしょう。
医学部予備校 | 合格実績【2020年度】 |
---|---|
野田クルゼ | 医学部最終合格者174名(国公立:21名、私立:153名) |
ウインダム | 医学部最終合格者84名(国公立:1名、私立:83名) |
KGS | 医学部最終合格者27名(国公立:5名、私立:22名) ※2人に1人が医学部進学 |
進学塾ビッグバン | 医学部合格者48名、医学部合格率80.0%(※上位コース) |
医学部受験予備校YMS | 医学部最終合格者198名(重複合格を除く進学者数103名) |
メルリックス学院 | 医学部最終合格者221名(国公立:6名、私立:215名) |
医学部専門予備校YMS | 医学部最終合格者198名(国公立:17名、私立:181名) |
エースメディカルみなとみらい | 生徒18名中最終合格29名 |
医学部受験クエスト | 医学部最終合格者87名(国公立:9名、私立:78名) |
メビオ | 医学部最終合格者177名(国公立:3名、私立:174名) |
ビクセス予備校 | 医学部合格者12名(国公立:8名、私立:4名) |
富士学院 | 医学部合格者341名(国公立:44名、私立:297名) |
ace academy | 医学部進学者数40名(うち国公立9名) |

合格実績は「合格者数」「合格大学」だけでなく、「受験者数」と「合格率」もチェックしておくと良いでしょう。ウェブサイトなどに受験者数が明示されていない場合は問い合わせ時にクラスの定員と合格率を聞いてみることをおすすめします。予備校を選ぶときは合格実績に加えて授業の質や相性なども加味しましょう。
プロが語る「医学部受験」と「予備校の選び方」

「医学部受験のトレンドが45年のあいだに変わりつつある」
野田クルゼは医学部専門予備校として45年目を迎える歴史と伝統のある予備校です。45年間の医学部受験に関するあらゆるデータを保持し、進路指導にあたっております。医学部受験を考えるご家庭は、医療関連従事者の方というのが以前は当たり前の状況でしたが、最近では、医療関連以外のご家庭から、医師を目指すことも珍しくなくなってまいりました。最新のトレンドとしては......続きを読む

「体験したから分かる! 1年で合格できる上手な医学部予備校の活用法」
文系から医学部受験を決めた自分にとって、予備校探しはとても重要なことでした。たくさんの予備校を回って、最終的に東京メディカル学院に通学することを決めたのは、入塾説明の時に親身に相談して頂き、アットホームな雰囲気がいいなと思ったからです。丁寧に説明してくれたのはもちろん学費の面も一年間の費用を明瞭にお話頂いて、より信頼感を得ました。......続きを読む

「医学部受験の神様と呼ばれる和田先生が予備校活用術を伝授」
医学部受験の最大の特色と言えば、偏差値の高さなど、受験がハイレベルであることと思われがちだが、それ以上に重要なポイントは、大学によって、出題傾向や対策が大きく異なるということだ。偏差値を上げることだけを目的にしたり、漫然とどの科目もできるようにするという学習法が通用しないということである。たとえば、同じ偏差値で、センター試験の合格ラインにある岡山大学の医学部と奈良県立医大では、英語に関しては岡山大学のほうが......続きを読む

「1年で医学部に合格していただくため」
メディカルトレナは、ほかの医進系の予備校よりも、合格の可能性を大きくあげることができていると自負いたしております。1対1の個別指導を授業形式で行います。どのような内容を質問していただいても構いません。ただ、受験生自身がわかっているつもりだけ、ということはよくあり、質問対応だけの個別ですとわかっているつもりだけの内容をスルーしてしまいます。ですから、1体1の個別を......続きを読む

「最近の医学部受験のトレンド、トピックについて」
最近話題となっている私大医学部入試の成績操作ですが、我々からすれば言わば「公然の秘密」であり、かなり以前からそのような操作が行われていることは実感していました。そのような操作の是非・正当性の判断は私がすべきことではありませんが、私共では従来から高卒部塾生に対しては......続きを読む

「最新の医学部入試傾向と予備校選びについて」
今回の東京医科大学入試の不正報道は、これまでの「私大医学部入試」につきまとっていたグレイな部分が報道によって明らかになったということです。これはすでに進行しつつあった私大入試の難化と並行して、私大医学部入試がようやく正当な実力本位の入試になってきたということですので、歓迎すべきことです。それにつれて、入試問題の質も少しずつ改善されてきており、かつて「私大医学部入試問題」と言えば......続きを読む

「医学部最新情報と合格に必要なポイント」
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「大阪近郊の医学部受験事情と予備校選びのポイント」
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「最新の医学部受験事情と学習環境の選び方」
最近話題となっている私大医学部入試の成績操作ですが、予備校関係者でも「そんなことは嘘、都市伝説だよ」と言っていた方が多くいました。しかしながら実際に医学部を受験したり、受験されたことのある受験生やその親御様の方がリアルに肌で感じていたのではないでしょうか......続きを読む