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現役国立大学医学生に聞いた本音医学部ランキング2022

現役国立大学医学生に聞いた本音医学部ランキング2022

こんにちは、医学部受験サポーターのむぎなべです。 医学部受験を考えている人の多くが志望校に悩むもの。 受験する医学部を検討する際、さまざまなランキングを見ているのではないでしょうか。 しかしそのほとんどが、偏差値ランキン

こんにちは、医学部受験サポーターのむぎなべです。

医学部受験を考えている人の多くが志望校に悩むもの。

受験する医学部を検討する際、さまざまなランキングを見ているのではないでしょうか。

しかしそのほとんどが、偏差値ランキングや学費ランキングといったものではないでしょうか。

今回は、現役医学部生の筆者だからこそ知る医学部事情を背景に、他では見られないユニークな観点から医学部をランキングしていこうと思います。

2021年注目度ランキング

まず初めに、現役医学部生の筆者が選ぶ、全国医学部注目度ランキングをご紹介します。

  1. 東北医科薬科大学
  2. 早稲田大学医学部

東北医科薬科大学

2016年に新設された東北医科薬科大学。

この2022年度の第115回医師国試で初めての卒業生輩出となります。

ストレート卒業率、国試合格率、就職先など、多くのデータが初めてでありかなりの注目を集めています。

元々は東日本大震災を受けて東北に従事する医師を養成するために設立された大学。卒業生の何割が東北に残るのか、注目です。

早稲田大学医学部

こちらは実在しない医学部です。

しかし、兼ねてより早稲田大学が医学部設立を検討しているようで、2018年に学長が「単科医科大学を吸収合併する戦略」を発言しています。

まだ実際に報道はされていませんが、医学部生の間ではあの大学だろう、と噂されている大学が。

あまり社会的にはホットなワードではありませんが、受験枠が増えるとなると受験生にとっても可能性が広がるチャンス。注目度ランキング上位としました。

学閥の強い医学部トップ5

医学部というと、『白い巨塔』のイメージのために、出身大学による格差が大きいと思う人が。

しかし実際にはすでにそのような考え方は古いとされています。

現に、新型コロナ対策で活躍された臨床の先生方の多くは東大や京大といった旧帝大とは別の大学出身でした。

それでもやはり、各大学の影響力というのは実在するもの。

大学卒業後、研修医となってからももちろん実力で評価されるものですが、やはり面接など書面上では出身大学による「格付け」による序列が無意識にされてしまいます。

そこでここでは、「学閥」として、附属病院での人事に自大学出身者を優遇する傾向の多い大学をご紹介します。

あくまで附属病院での人事であり、決して「排他的」ではありません。

  1. 東京大学、京都大学
  2. 慶應義塾大学、名古屋大学、大阪大学
  3. 千葉大学、金沢大学、日本医科大学
  4. 東北大学、慈恵会医科大学
  5. 九州大学、北海道大学

やはり歴史の古い、国公立の旧帝大に学閥の強さが見てとれます。

教授レベルにもなると、その大学のシステムや歴史を知り、他講座の教授陣とも渡りあえる人材が求められ、自ずと出身大学者ばかりとなってしまうのではないでしょうか。

留年率トップ5

実は、毎年の国家試験後に厚生労働省が発表するデータから、各大学の受験生のうち、入学から6年ちょうどで受験した人が何人いたかがわかります。

すなわち、その年のストレート卒業率がわかるのです。

医学部といえば、学ぶ科目もとても多く、実は留年が珍しくありません。

というのも、医学部は単位のほとんどが必修で、試験の不合格は落第すなわち留年となってしまうのです。

せっかく医学部に来たのに留年を繰り返しては、医師になる夢が遠ざかります。

私立医学部となると留年するだけ学費もかかるため、毎回の試験に確実に合格していくことが大切。

ここではまず、2021年第115回医師国試受験生の中で、留年率が高かった医学部ランキングのトップ5をご紹介します。

順位 大学 留年率
1 帝京大学 35.0
2 川崎医科大学 34.2
3 島根大学 32.1
4 杏林大学 31.6
5 日本大学 31.5

留年率ランキングでは上位に私立医学部が固まる形となりました。

国公立でも、上位に島根、徳島、山梨がランクしており、いずれも学年の4分の1以上が留年した結果となっています。

入学時のメンバーがこれほど入れ替わってしまうのは、精神的にもきついものがありそうです。

進級しやすい医学部トップ10

留年率ランキングの次は、ストレート合格率の高かった医学部のランキングを見ていきましょう。

順位 大学 ストレート卒業率
1 大分大学 100.0
1 東邦大学 100.0
3 愛媛大学 99.0
4 和歌山県立医科大学 97.8
5 順天堂大学 96..1
6 三重大学 96.0
7 名古屋大学 95.7
8 浜松医科大学 93.3
9 札幌医科大学 92.7
9 自治医科大学 92.7

ストレート卒業率100%というのはかなり珍しいものです。

進級しやすい医学部ランキング上位には国公立大学が多いですが、私立でも東邦、順天堂、自治医科、東京女子医科、獨協、久留米、慶応、慈恵会などが90%以上の卒業率としてランクしています。

また、このランキングから、入試偏差値とストレート卒業率の関係を比較すると、私立では相関が強く、国公立では分散していることもわかりました。

なお、国公立の平均ストレート卒業率は85.5、私立では81.1という結果でした。

【過去10年平均】国家試験合格率ランキング

ここまで、留年率ランキングと進級しやすい医学部ランキングを見てきましたが、いずれも「医学部」を卒業する指数の一つ。

でも医学部は卒業だけすれば医師になれるのではありません。

卒業3月の少し前、2月上旬に行われる国家試験に合格するが必要。

そこで、国家試験合格率ランキングをお示ししたいのですが、ここでは最新過去10年分(2012~2021年)の平均の合格率ランキングとしています。

国試合格率はどの医学部も毎年変動するものなので、平均化することでよりリアルなランキングとなっています。

以下が、全82大学のうち、国試合格率で見た医学部ランキングトップ10です。

順位 大学 平均(過去10年間)
1 自治医科大学 99.3
2 順天堂大学 97.6
3 横浜市立大学 96.8
4 筑波大学 96.4
5 浜松医科大学 96.3
6 東京医科歯科大学 95.9
7 東京慈恵会医科大学 95.8
8 名古屋市立大学 95.8
9 慶應義塾大学 95.3
10 千葉大学 95.3

なお、2021年の第116回国試は東北医科薬科大学で、2022年第117回国試には国際医療福祉大学で初の国試受験生が輩出されます。

どのような結果になるのか、楽しみです。

国試10年平均合格率ランキング、トップには自治医科、順天堂が。

両校とも、国試合格率100%を常に目標に掲げ、大学全体としての熱量が強い印象です。

その他の大学も、名門大学が揃っており、大学の名に恥じない結果を叩き出しています。

さらに、順天堂、浜松医科、自治医科に関しては、ストレート合格率ランキングでもトップにいたことから、最短で医師になれることを最も確約された大学ともいえます。

また、入試偏差値や倍率、学費の高さが、国試合格率には全く相関しないこともここからわかります。

大学生活を比較してランキング

今度は、医学部に入学後の大学生活でランキングに。

医学部は6年間と長く、確かに学ぶことも大事ですが、その使命を果たすためにも適度な息抜きはとても重要。

日々追われる勉強生活にメンタルがやられる医学部生も珍しくないので、キャンパスの周辺環境は非常に重要です。

とはいえ、キャンパス周辺に都会さを求めるか、のどかさを求めるかは人それぞれ。

そこでここでは、都会度ランキングとのどかさランキングを別にトップ5でご紹介します。

なお、ランキング作成には筆者が各医学部を訪問した印象や全国医学部生からの口コミを中心に作成しました。

都会度ランキング

医学部生も大学生。最寄駅におしゃれなカフェがあるかなどは充実度に大きく関わります。

また、周辺に他学部や他大学があることも交友関係が広まり大きな刺激に。

立地が良ければ楽しいこともそれだけ近くに多いですが、留年の危機も表裏一体。強い自制心が必要です。

都会度ランキング上位はこの5大学。

  1. 東京医科歯科大学、順天堂大学
  2. 大阪公立大学(旧:大阪市立大学)、大阪医科薬科大学
  3. 北海道大学、慶應大学
  4. 九州大学、久留米大学
  5. 東大、日本医科大

なお、関東に位置する私立大学の多くは、立地が好条件であることが多く、ランク付には苦戦を要しました。

一概に、関東の私立であれば多くの人が都会度が高いと感じることでしょう。

のどかさランキング

医学部生が求めるのは立地の良さだけではありません。

人によっては、のどかな町で集中して勉学に励みたい人もいます。

実際、筆者もどちらかというどこかな町にある医学部生ですが、自然豊かな環境はそれだけで心の癒しになります。

買い物やお出かけには車を使えば不便ではない医学部がほとんどです。

のどかさランキング上位はこの5大学。

  1. 琉球大学
  2. 富山大学、自治医科大学
  3. 福井大学、宮崎大学、藤田医科大学
  4. 高知大学、旭川医科大学、愛知医科大学
  5. 香川大学、福島大学、大分大学

私立大学は受験生を誘致するためにも、ある程度立地条件の良い場所に立てるため、のどかな私立医学部は少ないのが現状。

逆に、地方の国公立大学では市街地から車で30分近く離れることも珍しくありません。

教育環境ランキング

医学部は医師となる人材を育成するための教育機関です。

優秀な医師の養成には、変革期にある「医学教育の改革」進捗度、さまざまな手技の練習場であるシミュレーションルームの充実度などが必要。

さらには、国際化する社会に対応するためにも、海外での臨床実習や世界からの評価・評判も考慮する必要が。

ここでは、上記の内容を踏まえた教育環境ランキングを作成しました。

  1. 東京医科歯科大学
  2. 東京大学、慶應義塾大学
  3. 京都大学、順天堂大学
  4. 大阪大学
  5. 国際医療福祉大学

上位には毎年、世界規模の英語論文雑誌に掲載するレベルの研究を発表する名門校がランク。

また、国際医療福祉大学はその名の通り、教育環境そのものが国際性を強く意識した大学であり、日本トップクラスの英語力を兼ね備えた医学部生が集っています。

実際に、柔軟な変革やシミュレーションルームの拡充、海外大学との連携などには潤沢な大学運用資産が必要不可欠であり、名門校ほどその実現が可能だと推測されます。

【最新情報】受験おすすめ医学部トップ5

最後に、ここまでのさまざまなランキングを踏まえて、筆者が2022年度受験生におすすめする医学部を国公立医学部・私立医学部別にランキングトップ5をご紹介します。

国公立

  • 浜松医科大学
  • 大分大学
  • 三重大学
  • 筑波大学
  • 横浜市立大学

私立

  • 順天堂大学
  • 自治医科大学
  • 国際医療福祉大学
  • 慈恵会医科大学
  • 大阪医科薬科大学

まとめ〜医学部受験での志望校決め〜

ここまで、筆者のさまざまな視点から全国の医学部をランキングしてきました。

多くの医学部受験生が志望校決めのためにネットを検索しても偏差値や学費のランキングだらけのなか、この記事がみなさんの参考になれると光栄です。

なお、河合塾や駿台といった人気大手予備校ではより詳細なデータ・情報を収集していることがあるので、本科生であればぜひ活用して見てください。

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