完全合格するためには面接試験対策も重要な医学部入試ですが、医学部予備校ではどういった対策を行っているかを解説。
医学部入試では、学科試験で合格点を取っていても小論文や面接試験で不合格になってしまうことがあるため、小論文と面接対策は疎かにはできません。
しかし、小論文や面接対策は個人で対策することは難しいのが現実。
そこで合格実績豊富な医学部予備校で対策するのが近道となります。
医学部予備校を選ぶ際は学科試験の対策に目が行きがちですが、最終合格を実現するためにも小論文や面接対策が充実していることも重要な判断材料となります。
今回は面接試験をテーマに試験制度や医学部予備校の対策内容について紹介していきます。
医学部入試の面接試験
国公立私立関係なく、医学部入試では他学部と違い面接試験が行われます。
以前は国立大学を中心に面接試験を採用していない大学もあり、多浪生や再受験生など年齢に関係なく学力勝負を好む受験生に人気がありましたが、2019年度に九州大学が導入したことを機に全ての大学で面接試験が課されることになりました。
面接試験の大きな目的は学力試験では見極められない医師として必要な素質や人間性を知ることです。
医師には高度な知識が求められるのはもちろん、責任感や倫理感並びにコミュニケーション能力など多岐に渡るため、ペーパーテストでは分からない部分を小論文や面接を通して審査しているという訳であります。
採点方法は学科試験と比較しても曖昧であったり、なかには得点が非公開といった医学部も多いので対策が難しいと思うかもしれませんが、面接で不合格になるケースもあるため侮れません。
医学部最終合格を実現するためには、面接試験対策もしっかり行いましょう。
よく質問されがちな内容
- 医師や大学の志望理由
- 高校生活や部活動について
- 併願校について
- 尊敬する人
- 最近の医療ニュース・社会情勢
- 自己PR
- 浪人生の場合(多朗や再受験の理由)
圧迫面接もある!?
合格者の体験談を確認してみると医学部によっては面接官による圧迫面接があったという声を多く耳にします。
圧迫面接が実施される背景には、医師と言う職業が治療や救命に伴い困難・無理難題の連続であることから、打たれ強さや諦めない忍耐力があるかを見極めたい面接官の思惑があるからです。
どんなに難しい質問や無理な質問に対しても冷静に対応できるか、打開策を見いだせるか、そういったポイントを圧迫面接では試されています。
大学によっては担当する面接官によっても圧迫面接の有無が異なったり、面接の流れで圧迫になったりすることもあります。
いかなる状況でも平常心で筋の通った回答ができるよう日頃から訓練しておくことが重要です。
受験する各大学で異なる面接試験の種類
個人面接
個人面接は、受験生1人で面接官とやり取りを行う形式です。
他の受験生がいないので回答が重複してしまう心配もなく、自分の意見をそのまま言えることが魅力。
質問には正直に答えないと、あらゆる角度から質問されるので、後で矛盾が生じたりしてしまい、結果的に悪い印象を与えてしまいます。
集団面接
複数人の受験生と一緒に面接を受ける集団面接は、1つの質問に対して受験生が一人ずつ回答する方式であるため、他の受験生と比較されてしまいがち。
ただし、基本的には個人面接と評価の方法は同じであり、そこまで構える必要はありません。
それでも、個人よりは声の大きさや表情や姿勢等のマナー面でマイナスポイントがあれば目立ってしまうので注意は必要です。
また、他の発言に気を取られないよう、前の人と同じ回答になっても良いので、自分の考えや意見を正直に答えることが大切となります。
グループディスカッション
グループディスカッションは、集団面接と違い、受験生を数人のグループに分かれ、あるテーマに沿って討論を行い、結論へと至る過程を評価する方法です。
最近はチーム医療が重視され、コミュニケーション能力や協調性、柔軟性と言った資質が要求されるため、グループディスカッションを採用する大学は増えています。
グループディスカッションでは個人的な主張ばかりでなく、お互い意見を出し合いながら問題の解消や新たな答えを導きだすことも重要で、雰囲気作りや配慮・気配りといったことも重要です。
英語面接
国際医療福祉大学では希望する受験生を対象に英語面接を実施しています。
大学自体が国内外で活躍できる医療人を養成することを目的としていることが面接試験にも反映された形となっていますが、あくまで希望者のみの措置です。
また、英語面接を選択したからと言って合否に影響することはなく、日本語の面接試験で不利になることもありません。
自分の実力が発揮しやすい方を選択すると良いでしょう。
医学部予備校の対策とポイント
医学部予備校では、最終合格を見据えた指導を行っているので、もちろん面接対策もカリキュラムに組み込まれています。
模擬面接などを設けて本試験同様の実戦形式で受け答えを行い、後からフィードバックをもらえるので、客観的な評価や判断を受けることが可能です。
自分が気づかなかった課題を知れるのはもちろん、医学部入試ではどんな雰囲気や流れで面接が行われるかも学ぶことができます。
特に面接試験は情報があまり多くはないので、情報量やノウハウが豊富な医学部予備校がおすすめです。
また、面接試験は各大学独自のカラーがあることも多いので、自分が志望する大学に多くの合格者を輩出している医学部予備校のほうが情報量が豊富で参考になります。
なお、面接対策は長期的に行うよりも短期集中で対策するほうが無難だと言えるでしょう。
やはり、学科試験の成績が高いほうが合格できる可能性は高く、面接試験は人間的によほど問題がない限りは合格点が与えられます。
したがって、以下の面接試験で下記のポイントが重要です。
- 実戦形式で学べる
- 志望大学の情報量や合格実績が豊富
- 短期集中的に対策できる
医学部予備校での対策がおすすめな理由と個人で攻略する限界
医学部予備校で面接対策を受けることがおすすめな理由は上記でも述べた通り、
- 情報量が少ない
- 実戦形式で対策できる
- 多浪生・再受験生は減点されがち
といった理由ががあるからです。
これらは個人で対策するには限界があり、客観的に自分を評価することも難しいので自分ひとりでは効果的な対策ができません。
医学部予備校なら、面接試験の情報量が豊富なうえ、実戦形式で対策ができるため、短期間の対策でも自信を持って臨めるようになります。
過去、群馬大学医学部では学科試験では合格点に達していたのに面接で不合格になった主婦がいるなど、面接試験だけで不合格になることだってあり得ます。
最終合格を確実なものにするため、現役生や独学の受験生も面接対策だけは医学部予備校など客観的なアドバイスをくれる指導が受けられる医学部予備校を選ぶことをおすすめします。
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