医学部進学コースを設置している塾で早期対策を行うことにより現役合格が目指せます。
通常、理系や文系の選択は高校生の時に行うものですが、人によっては、医学部受験を中学生から考えているという人もいるでしょう。
今回は、中学生からの医学部受験について、塾・医学部予備校の選び方などをお話します。
中学生からの医学部受験対策は早い?
医学部受験を考えたときに、時期の遅さはありますが、早さはありません。
高校3年生になってから、ここから医学部受験を目指そうというとさすがに今からでは無理だろうという感じがしますが、受験について考えて情報を集めることは、早ければ早いだけよいとおもいます。
この理由には、医学部受験の難易度の高さがあげられます。
試験の難易度の高さはもちろんのこと、医学部受験は普通の受験とは少し特殊です。
東大なら東大、京大なら京大と、大学ごとに行きたいところを選んで、その中で興味のある学科を受験する受験とは違い、医学部受験は、医学部を受験するとなってそこから大学を選択する形となります。
医学部は全国47都道府県にありますから、そこから自分の通いたい、もしくは自分の合格可能性の高い大学を受験することになるのですが、この選択が医学部受験で最も大変です。
中学生から医学部受験を考えている場合、オープンキャンパスや大学説明会などに多く参加することができますから、受験する大学を選択できる時間も長いのです。
早いうちから受験する大学、志望大学を選択しておくと、対策方法なども決まって、医学部に合格しやすくなること間違いなしです。
中高一貫校に通う中学生の塾の選び方
現役合格を目指す
中高一貫校に通っている中学生が医学部受験を考えた際、一番に目指すのは現役合格だと思います。
よって、通う予備校は現役合格のできる授業構成をしていて、現役合格できるような学習管理をしてくれる予備校です。
さらには、通っている中高一貫校が進学校の場合は、その中学の多くの生徒が通っている予備校を選ぶのもよいでしょう。
進学校になれば、その学校専門のコースなんかも予備校自体がもっていることも少なくありません。
逆に、自分の通っている学校があまり進学校ではなく、授業の学習進度などが他の学校と比較して遅れている場合は、個別指導など、完全に自分の学習進度、勉強カリキュラムを考えてくれる医学部予備校などが良いと思います。
合格実績の高い予備校
合格率や合格実績はサイトなどに書かれているものの、現役合格の割合などは、各予備校は出してくれませんから、選び方が難しいですよね。
その場合でも、合格実績の高い予備校へと行きましょう。
合格実績を見た際に、医学部の中でも国公立大学であったり、私立大学の難易度が高い医学部に合格している人がいる場合は、現役合格の割合が高いと言えるかもしれません。
医学部予備校の中には、多浪した末に合格するといったことを目標にしている生徒を対象にしている医学部予備校も多いですから、中学生が通うにはそのような予備校はあまりあっていないはず。
他にも、現役生のコースが充実している、クラス分けが充実している、さらには中学生用のコースがある予備校を選ぶと良いでしょう。
高校受験を控える中学生の塾の選び方
まずは高校受験で進学実績の高い塾へ
高校受験を控える中学生にとって、まずは医学部の合格実績が高い高校へと進学することが一番であると思います。
よってまずは、高校受験で志望校に合格することが必要です。
勉強カリキュラムを管理してくれる予備校
高校受験を控えながら医学部合格を目指す場合、中学の進度に合わせて勉強を進めていくと間に合わない場合が多くなります。
よって、中学の内から医学部予備校の個別指導などに通い、授業カリキュラムを、高校受験の無理ない範囲で組んでもらうことが一番であると思います。
高校受験を控えている中学生の場合、周りは高校受験を一番に考えている受験生が多いと思いますから、その中で自分だけ学習をどんどん先取りしていくのは個人では困難なことかと思います。
しかし、医学部予備校等に通えば、周りには中学生でもすでに医学部受験を一番に考えている進学校の中高一貫校の中学生などがたくさんいますから、モチベーションの維持という面でも大きなメリットが得られることでしょう。
医学部予備校はいつから通うべきか
実は、医学部予備校に通うのに、遅い早いはない場合がほとんどです。
医学部予備校は、現役合格を目指す医学部予備校から、再受験生や多浪生を対象とした医学部予備校までと幅が広いからです。
しかし、中学生で医学部受験を目指している受験生が、医学部予備校に通う際には早いほうが良いことには間違いがありません。
現役合格という観点で見た場合、遅くとも高校2年生、早ければ中学1年生から通えば、苦手科目や分野をその場で潰しながら学習していくことが可能ですし、勉強をすること、塾に通うことを癖にすることができます。
おすすめの医学部予備校一覧
以下に3つ、中学生でも受け入れている、中学生のコースがある医学部予備校を3つ紹介します。
代官山メディカル
代官山メディカルは、1クラス9名程度の少人数授業を展開する、都内の医学部予備校です。
サイトにはコースについての記載はないものの、中学2年生から受け入れをしています。
合格率が非常に高いことで有名ですが、その合格率の高さは、1日12時間もの徹底指導があるからこそ実現していること。
勉強を自宅に持ち帰らずに予習も復習も塾ですべてやる体制、朝9:15〜夜9:30まで勉強できる体制となっていて、1年で成果を出せるように毎週、月曜日から土曜日まで、科目別・レベル別にそれぞれ個別のカリキュラムにそって効率よく受験指導を行います。
勉強を自宅に持ち帰らずに、予習→授業→復習全部すべて塾でやり切る環境というわけです。
クラス分けが細かく、私立選抜マスターコース(M)の中で4レベルに分け、私立基礎貫徹アドバンスコース(A) 私立基礎貫徹ベイシックコース(B)と合わせて全10レベルに分かれ、合計全14レベルに学力別細分化します。
使用テキストレベルや授業進度はクラスごとによって異なりますので、自分にあった環境で学習できますよ。
さらに、代官山MEDICALの本科生(MZ/M/A/B/DP)は、一人一台の専用自習個別ブースが与えられます。
自分のパーソナルスペースとして、本館は月〜土まで朝7:00 〜夜9:30、日曜は朝7:00 〜夜6:00まで、2号館は月〜土まで朝6:30 〜夜9:30、日曜は朝6:30
〜夜6:00まで自由に使うことが出来ることはとても特徴的なポイントですよね。
予備校名 | 代官山MEDICAL(メディカル) |
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所在地 | 東京都渋谷区桜丘町18-6日本会館8階・7階・6階(受付) |
お問い合わせ | TEL:03-3780-3073 |
コース | サイトには記載なし |
学費 | サイトには記載なし |
指導形態 | 少人数授業 |
2022年度合格実績 | 265名 |
MEDIC TOMAS
MEDIC TOMASは中学1年生以上を受入れをしている医学部予備校です。
特徴は、「合格逆算カリキュラム」。
志望校も学力も異なる生徒一人ひとりを確実に合格に導くために、現状と志望校の差を埋める「合格逆算カリキュラム」を作成します。受講科目以外の科目も、解く問題集や過去問、克服すべき課題などを示し、合格まで導きます。
TOMASとの違いは、医学部受験指導に精通した専門の講プロ師及び担任が指導に当たるということ。
また、国公立大、慶応義塾大、東京慈恵会医大、順天堂大などに在学する現役医学部生のティーチング・アシスタントが質問対応指導や自身の成功体験に基づくアドバイス・相談対応を行います。
完全1対1個別指導では、医学部入試に精通した精鋭講師陣が、ホワイトボード付き個室で、生徒1人に先生1人のマンツーマン授業を行っていますが、この授業が、生徒一人一人で全く異なってくると言います。
質問に答えるだけ、一方的に解説するだけ。
そのどちらでもない独自の指導スタイルで、講師が発問し、生徒が答え、講師が解説するその繰り返しで授業が展開されます。
生徒の理解度を確認しながら進めるだけでなく、議論を通して思考力を磨くねらいも。
合格実績でみると、国公立大学にも多く合格者を輩出していますから、国公立の医学部に行きたいという方にもおすすめです。
予備校名 | MEDIC TOMAS |
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所在地 | 市ヶ谷本部校:〒102-0076 東京都千代田区 五番町1-10 市ヶ谷大郷ビル3・4F |
お問い合わせ | 市ヶ谷本部校直通 TEL:0120-65-1359 |
コース | プロ講師による1対1指導+チューターへの相談など |
学費 | 入会金 ¥27,500 (税込)+受講回数による月謝制 |
指導形態 | マンツーマン個別指導 |
2022年度合格実績 | 159名 |
メルリックス学院
メルリックス学院は、渋谷に本校舎を抱え、名古屋と大阪にも校舎を構える私立大学医歯学部専門予備校です。
生徒第一主義を貫き、生徒一人一人のメンタルや健康のサポートまでしっかりと面倒を見てくれる面倒見の良い医学部予備校として有名です。
さらに、生徒に限らず、医学部受験生への情報発信を盛んに行ってくれますし、短期間の面接対策講座や小論文講座なんかも行っています。
メルリックスのテキストは私立医学部・歯学部を常にウォッチしているメルリックスの講師チームが最新の傾向分析と入試予想に基づき医学部と歯学部それぞれを毎年作り上げます。
私立医学部・歯学部合格のためだけに作られたテキストですから「合格のためにはここまでは必要だがこれ以上は必要ない」ということがはっきりしているため、受験生としてはこれさえやれば大丈夫という安心感を得ることができます。
学校推薦型選抜・総合型選抜(旧AO入試)で多くの合格者を出していることも特徴的で、情報が盛りだくさんです。
推薦などを考えている受験生におすすめします。
予備校名 | メルリックス学院 |
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所在地 | 渋谷本校:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町6番2号 |
お問い合わせ | TEL:03-5428-2141 |
コース | 私立医学部選抜コース、私立医学部受験コース、私立歯学部受験コース、全力集中プラン、個別指導コース、完全個別コース、現役完全個別コース |
学費 | ¥2,244,000~ |
指導形態 | 少人数授業+マンツーマン指導 |
2022年度合格実績 | 198名 |
まとめ
この記事では、中学生から考える医学部受験についてお話しました。
勉強量、情報量を考えても、医学部受験を本格的に考えて対策しておくには、早ければ早いだけよいと思います。
通っている中学の勉強進度がおそかったり、高校受験を控えている場合は、各生徒に個別の授業カリキュラムを構成してくれる医学部予備校の個別指導をおすすめします。
さらに、塾選び、予備校選びにも時間をかけられますし、ぜひ様々な予備校の体験授業や説明会に参加するとよいでしょう。
どの大学を志望校とするか、受験するかの選択もゆっくりと時間がありますから、実際に大学まで足を運び、学校説明会に参加し、自分が通っているところを想像したりしてじっくりと決めることをおすすめします。
医学部合格を目指す中学生の皆さん、がんばってください!
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