医学部入試問題
医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」

医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」

エースメディカルみなとみらいの峰岸先生が英語の医学部入試を徹底解説。

目次

峰岸先生が徹底解説!『医学部入試問題を斬る』

今回から「医学部入試の攻略」というテーマで医学部入試の対策講座を開設します。

入試問題の解説の他、受験に関する様々なテーマで入試に切り込んでいきます。

入試問題についても英語のみならず各科目はもとより、小論文、面接といったものも幅広く扱う予定です。

第110回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」①

今日から新しい問題を解いていきましょう。今回は昭和大学医学部・2013年の問題です。

全17パラグラフ、設問は5題です。解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

次の文章を読んで以下の問いに答えなさい。

(1)Children’s behavior at age 3 offers some surprising clues about their risk of developing addictive behaviors like problem gambling or drug misuse in their 30s, according to data from an ongoing study of nearly 1,000 people in New Zealand.

(2)The research, which has so far tracked participants’ psychological, economic and intellectual life course from birth to age 32, involves (1)virtually all of the children born in Dunedin, New Zealand, between April 1972 and March 1973.

解説

第1パラグラフ

Children’s behavior at age 3 offers some surprising clues about their risk of developing addictive behaviors like problem gambling or drug misuse in their 30s, according to data from an ongoing study of nearly 1,000 people in New Zealand.

主語はChildren’s behavior at age 3(3歳時の子供の行動)で述語はoffers(提供する)です。 その中身はsome surprising clues(ある種の驚くべき手がかり)です。

「何についての手がかりか」は about their risk(危険について)です。

「どんな危険か」はof developing addictive behaviors(中毒行動をしてしまう)危険です。

「どんな中毒行動か」はlike problem gambling or drug misuse in their 30s(30代になってからギャンブルや薬物乱用のような問題について)の行動です。

according to ~は「~によると」です。data from an ongoing studyは「 現在進められている研究」です。

「誰に対する研究か」はof nearly 1,000 people in New Zealand(ニュージーランドの約1000人)に対してです。

訳:ニュージーランドの約1000人を対象として現在進めている研究によると、30代になってからギャンブルのし過ぎや薬物乱用にかかってしまう危険性に対しては、3歳の子供の時の行動が驚くべき手がかりになっているということを表しています。

第2パラグラフ

The research, which has so far tracked participants’ psychological, economic and intellectual life course from birth to age 32, involves (1)virtually all of the children born in Dunedin, New Zealand, between April 1972 and March 1973.

この文は長くカンマ(,)が4か所あるのでどこで切るか見てみましょう。

まずThe research(この研究)を主語と考え述語動詞を探すと、3つ目のカンマの後にinvolves(含んでいる)という動詞がありますので、これより前を飛ばして読みます。

この述語の目的語を探すと (1)virtually all of the children born in Dunedin New Zealand(ニュージーランドのダニーデインで生まれた実質的に全ての子供)がつながります。

「いつ生まれた子どもか」はbetween April 1972 and March 1973(1972年の4月から1973年の3月の間)に生まれた子供です。

次に飛ばした部分を読むとwhich以下で「この研究」を説明しています。

それはhas so far tracked (これまでのところ、遡っている)です。

「何を遡っているのか」はparticipants’ psychological, economic and intellectual life course life course (参加者の心理面、経済面、知的な面における人生の経歴)です。

「どのくらい遡っているのか」はfrom birth to age 32(誕生時から32歳まで)です。

訳:この研究は、被験者の心理面、経済面、知的な側面においての経歴をこれまでのところ32歳まで遡っており、ニュージーランドのダニーデインで1972年の4月から1973年の3月までに生まれた赤ちゃんのほぼ全員を含んでいます。


いかがでしょう。

今回は幼少期の過ごし方とその後の人格との関係についての研究の文とそれに対する設問です。

一般的に成人の人格の基礎は幼少期に作られているという研究がなされます。

そのなかには驚くような因果関係を示す研究結果を導くものもあります。次回はどうでしょうか。お楽しみに。

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2017年9月15日

第111回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」②

今回も昭和大学医学部の問題です。今回は昭和大学医学部・2013年の問題です。

今日は前回の範囲から解ける問題を解き、次のパラグラフを読んでいきましょう。解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

次の文章を読んで以下の問いに答えなさい。

(2)The research, which has so far tracked participants’ psychological, economic and intellectual life course from birth to age 32, involves (1)virtually all of the children born in Dunedin, New Zealand, between April 1972 and March 1973.

1.下線部(1)とほぼ同じ意味をもつ語を選択肢より選び,記号で答えなさい。
(A) almost (B) precisely (C) generally (D) partly

(3)①The new analysis, which was published in Psychological Science, found that children whose temperament* was deemed “undercontrolled” at age three were more than twice as likely as well-adjusted kids to have problems with gambling at age 21 and 32.

解説

設問1
virtuallyは①実質的には、事実上、ほぼ、ほとんど②コンピューター上で、仮想的に、という意味です。

設問の選択肢(A)almostは「大部分の、ほとんどの」
(B) preciselyは「正確に」(C)generallyは「一般的に」(D)partlyは「部分的に」です。

本文のvirtually all of the childrenは「ほとんどすべての子供たち」の意味になりますから、ここでは(A)が正解です。

第3パラグラフ

第1文
The new analysis, which was published in Psychological Science, found that children whose temperament* was deemed “undercontrolled” at age three were more than twice as likely as well-adjusted kids to have problems with gambling at age 21 and 32.

主語はThe new analysis(新しい分析)で述語動詞はfound that~(~を発見した)です。

~の部分は目的語ですが、ここでの主語はchildren whose temperament was deemed “undercontrolled” at age threeの部分です。

deemは「思う」ですから「3歳のときにコントロールできないと思われた気質の子供たち」です。

「コントロールできない」はもちろん自分の感情をうまくコントロールできないという意味で「制御不能」という訳でよいでしょう。

次の述語を含んだ部分には比較表現が入っていて読みにくいですね。分けて読んでいきましょう。

まず、比較表現をはずして考えます。

すると、先ほどの主語に続いて、述語の部分はwere more than twice(2倍以上である)となります。ここでのmore thanは数字の前に置かれているので単に「~以上」と訳します。

次に比較部分を読むとas likely as well-adjusted kids(うまく適応できた子供と同じくらい)となります。

well-adjusted kidsは先ほどのchildren whose temperament was deemed “undercontrolled”に対応する子供のことですから、「自分の感情をうまくコントロールできて、順応できた子供たち」のことです。

次のto have problemsは「問題を抱えることに関して」です。「何の問題か」はwith gambling (ギャンブルに関して)です。

「いつか」はat age 21 and 32(21歳と32歳)のときです。 その後の調査が21歳と32歳の時に再度行われたという事です。

主語の後ろのカンマに囲まれた部分をみましょう。The new analysis, which was published in Psychological Scienceは「サイコロジカルサイエンス誌に発表された新しい分析」と訳します。

訳:サイコロジカルサイエンス誌に発表された新しい分析によると、3歳の時にその気質が「制御不能」であった子供たちは、順応状況がよかった子供たちに比べ、21歳と32歳の時にギャンブルに関する問題を抱える割合が2倍以上でした。


いかがでしょう。

3歳の時に自分の感情がうまくコントロールできなかった子供たちは、誘因に勝てなかった子供たちのことを意味します。

そうした子供たちはその後約20年、30年たってからもギャンブルの問題を抱えやすいというのは、やはり誘因に負けてしまいやすいという事でしょう。

興味深いですね。次回も続きを読んでいきましょう。お楽しみに。

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2017年9月22日

第112回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」③

今回も昭和大学医学部の問題です。今日は第3パラグラフの第2文から読んでいきましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

次の文章を読んで以下の問いに答えなさい。

(3)②About 10% of the children exhibited this type of temperament at that age, which involves a lack of self control, including rapidly shifting emotions, impulsive* and willful* behavior and relatively high levels of negative feelings.

(4)①The association (2)held (t   ) even after controlling for factors like IQ, gender and socioeconomic* status.

設問
2.下線部(2)と下線部(5)がそれぞれ提示したような日本語の意味になるように,空所に入る適切な1語を書きなさい。ヒントとして頭文字が示してあります。

下線部(2) 「当てはまった」
下線部(5) 「決して…でない」

注:
temperament:気質、 impulsive:衝動的な、willful:わがままな、socioeconomic:社会経済的

解説

第3パラグラフ

第2文
About 10% of the children exhibited this type of temperament at that age, which involves a lack of self control, including rapidly shifting emotions, impulsive and willful behavior and relatively high levels of negative feelings.

主語はAbout 10% of the children(約10%の子供たち)です。述語は exhibited(示した)です。

その目的語はthis type of temperament(この種の気質)です。「いつ示したのか」は at that age(その年齢の時に)です。次の, which~は「そしてそのことは~だ」と訳します。

述語はinvolves(含んでいる)で「何を含んでいるのか」はa lack of~で「~の欠如」です。

self controlは「自制心」です。including~の部分は「~を含んでいます」と訳します。

rapidly shifting emotionsは「すぐに感情が変わること」で impulsive and willful behaviorは「衝動的でわがままな行動」です。

relatively high levels of negative feelingsは「比較的に高いレベルでのマイナスの感情」です。

訳:およそ10パーセントの子供たちがこの年齢で、自制心の欠如や激しい感情の起伏、衝動的でわがままな行動、比較的に高いレベルでのネガティブ思考といった類の気質を示しました。

第4パラグラフ

第1文
The association (2)held (t   ) even after controlling for factors like IQ, gender and socioeconomic* status.

ここで設問2を解きましょう。設問の指示通り「当てはまった」という意味になるように考えると(2)held (t ) はheld trueとなります。よって答えはtrueです。

カッコにtrueを入れた英文を分析しましょう

The association held true even after controlling for factors like IQ, gender and socioeconomic* status.

主語はThe association(この繋がり)で述語はheld true(当てはまった)です。even after~は「~のあとでさえも」です。

controllingは「調整、管理」です。 for factors like IQは「IQのような要因のための」です。

gender and socioeconomic* statusが「性別や社会経済的な地位」です。

訳:こうした関連性はIQ,性別、社会経済的な地位といった要因を考慮した後でも当てはまりました。


いかがでしょう。

成人した後でも問題を抱えやすい人のルーツが3歳の時に、自制心の欠如や激しい感情の起伏、衝動的でわがままな行動、比較的に高いレベルでのネガティブ思考といった類の気質があった、と具体的な例で示されている事は大いに参考になりますね。

次回も続きを読んでいきましょう。お楽しみに。

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2017年9月29日

第113回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」④

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日は第4パラグラフの第2文から読んでいきましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

次の文章を読んで以下の問いに答えなさい。

(4)②And when these children were assessed as adults, they still rated high on feelings of alienation* and continued to express high levels of negative emotion.

③They also tended to be less conscientious* and less socially agreeable than their peers.

(5)①Long-term studies like the Dunedin project are critical for sussing out* the roots of addiction.

alienation:疎外、conscientious:良心的な、suss out:発見する、plague:悩ます、tease apart:解きほぐす

解説

第4パラグラフ

第2文
And when these children were assessed as adults, they still rated high on feelings of alienation* and continued to express high levels of negative emotion.

whenで始まる従属節のなかの主語はthese children(こうした子供たち)です。

述語はwere assessed(評価されると)です。as adultsは「大人になったときに」です。

主節の主語はtheyで、述語はstill rated high on~の部分です。ここは「~に高い割合である」と訳します。

~の部分はfeelings of alienation(疎外感)です。

主節の中のandの後ろにもう一つ動詞がありますが主語は同様にtheyです。

その部分はcontinued to express(表し続ける)です。

「何を表すのか」はhigh levels of negative emotion(高いレベルの否定的な感情)です。

訳:そしてこうした子供たちが大人になったときには、まだ高い確率で疎外感を感じていたり、ネガティブ思考を持ち続けたりしています。

第3文
They also tended to be less conscientious and less socially agreeable than their peers.

主語はTheyで述語はtended to be~(~である傾向があった)です。

「どんな傾向があったのか」はless conscientious (良心に欠け)ていて、less socially agreeable (社会的に望ましくない)傾向です。

この部分の後ろに「比較の対象」が入ります。

than their peersは「彼らの仲間に比べ」て」という比較です。peerは「同僚、仲間」という意味です。

訳:こうした子供たちは周りの子供たちと比べると良心に欠け、社会的になじめていない傾向にありました。

第5パラグラフ

第1文
Long-term studies like the Dunedin project are critical for sussing out* the roots of addiction.

主語はLong-term studies(長期に渡る研究)で、述語はare critical(重要ある)です。

criticalは「批判的な・重要な」の2つの意味を押さえておきましょう。

ここでは「重要である」の方がすんなりとつながります。「何に対して重要なのか」はsussing out(見出すこと)に対してです。

前置詞の後ろですからsussing のように動名詞になっています。

「何を見出すのか」は the roots of addiction(中毒の根源)です。

主語の後ろにあり、主語にかかっていくlike the Dunedin projectは「ダニーデイン・プロジェクトのような」です。

訳:ダニーデイン・プロジェクトのような長期計画はこうした中毒の問題の出発地点を見出す点において重要です。


いかがでしょう。

大人になって問題を抱えている場合、その根源を探ると「子供のときに良心にかけ社会的にうまく解けこめないという要因があった」という「出発地点」を探ることに意義がある、というのは面白いですね。

つまり子供時代にある種の傾向を持った子供たち全員が将来的には好ましくない状況を引き起こすことになる、とは言っていませんね。

このロジックは大切ですね。

また次回もこの文を読んでいきましょう。お楽しみに。

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2017年10月06日

第114回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑤

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日は第5パラグラフの第2文から読んでいきましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

次の文章を読んで以下の問いに答えなさい。

(5)②A key question that has long plagued* addiction researchers is: Do factors like problem drug-taking or gambling lead to impulsive behavior ― and depression ― or are people who start out feeling low and acting impulsively more vulnerable to getting hooked?

(6)①“This can help to tease apart* (3)chicken-and-egg-type questions ― that is, which came first,” says Wendy Slutske, professor of psychological science at the University of Missouri and the lead author of the study.

注 plague:悩ます、tease apart:解きほぐす

解説

第5パラグラフ

第2文
A key question that has long plagued* addiction researchers is: Do factors like problem drug-taking or gambling lead to impulsive behavior ― and depression ― or are people who start out feeling low and acting impulsively more vulnerable to getting hooked?

主語はA key question(カギとなる質問)です。「どんな質問か」は that has long plagued addiction researchersですから「中毒に関する研究者たちを悩ませてきた」質問です。

述語はisでその中身がコロン(:)以下に出てきます。2つの疑問文の形になっています。

1つ目はDo factors like problem drug-taking or gambling lead to impulsive behavior ― and depression ― までです。

この部分の主語はfactors like problem drug-taking or gambling (薬物の摂取やギャンブルのような要因)で述語はlead to impulsive behavior (衝動的な行動につながる)です。ダッシュ(―)の後のandには「そしてその後で」という時間の流れがあります。 depressionは「うつ」です。

2つ目はare people who start out feeling low and acting impulsively more vulnerable to getting hooked?の部分です。

主語はpeople who start out feeling low and acting impulsively「落ち込みを感じ始め衝動的に振る舞う人」です。

述語は more vulnerable (より傷つきやすい)です。to getting hookedは「巻き込まれることに関して」です。

訳:長い間、中毒に関する調査員たちを悩ませてきた疑問は「薬物摂取やギャンブルのような要因は衝動的な行動やうつ状態につながるのか、または、落ち込みを感じたり衝動的に振る舞う人がこうしたことに巻き込まれやすいのか」という事です。

第6パラグラフ

第1文
“This can help to tease apart (3)chicken-and-egg-type questions ― that is, which came first,” says Wendy Slutske, professor of psychological science at the University of Missouri and the lead author of the study.

この部分はセリフです。

発言者はWendy Slutske(ウェンディ・スルツク)です。その肩書はprofessor of psychological science at the University of Missouri(ミズーリ大・心理科学教授)でthe lead author of the study(この研究の主席執筆者)です。

セリフの中身の主語はThis(このこと)です。述語はcan help to tease apart(問題を解きほぐす手助けをする)です。

「どんな問題か」は chicken-and-egg-type questions(ニワトリが先か卵が先か)です。ダッシュ(―)の後ろの部分はこの問題に関しての言い換えです。

that isは「つまり」です。which came firstは「どちらが先に来るか」です。

訳:「この問題はニワトリが先か卵が先か、つまりどちらが先なのか、という問題を解きほぐすのを手助けしてくれます」とこの研究論文の主席執筆者であるウェンディ・ミズーリ大学心理科学教授は述べています。


いかがでしょう。

「薬物摂取やギャンブルのような要因は衝動的な行動やうつ状態につながるのか、または、落ち込みを感じたり衝動的に振る舞う人がこうしたことに巻き込まれやすいのか」という因果関係の分析がはじまりましたね。

どのような分析がなされるのでしょう。

お楽しみに。

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2017年10月20日

第115回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑥

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日は前回までの情報をもとに設問3を解いてから第6パラグラフの第2文から読み進めましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

次の文章を読んで以下の問いに答えなさい。

3.下線部(3)で,「鶏が先か,卵が先か」と述べられている疑問は,具体的にはどのようなことかを90字以内の日本語で説明しなさい。

(6)①“This can help to tease apart* (3)chicken-and-egg-type questions ― that is, which came first,” says Wendy Slutske, professor of psychological science at the University of Missouri and the lead author of the study.

②“In this case, we have firmly established that undercontrolled temperament comes before any involvement in gambling.

③This is an important piece of the puzzle in developing a theory of the development of problem gambling.”

解説

設問3
ここの部分の訳は「この問題はニワトリが先か卵が先か、つまりどちらが先なのか、という問題を解きほぐすのを手助けしてくれますとこの研究論文の主席執筆者であるミズーリ大学心理科学・ウェンディ・スルツク教授は述べています」です。

下線部はニワトリが先か卵が先かという問題、ですから第5パラグラフの内容を見返す必要があります。

第5パラグラフの第2文でA key question that has long plagued addiction researchers is: Do factors like problem drug-taking or gambling lead to impulsive behavior ― and depression ― or are people who start out feeling low and acting impulsively more vulnerable to getting hooked?

(長い間、中毒に関する調査員たちを悩ませてきた疑問は「薬物摂取やギャンブルのような要因は衝動的な行動やうつ状態につながるのか、または、落ち込みを感じたり衝動的に振る舞う人がこうしたことに巻き込まれやすいのか」という事です)とあるので、ここにある両者の関係でどちらが先なのか、つまりどちらが原因でどちらが結果なのかという問題をまとめればよいでしょう。

【正解】
気質と行動の関係について、薬物摂取やギャンブルのような要因があるから衝動的な行動やうつ状態につながるのか、または、落ち込みを感じたり衝動的に振る舞う気質があるからこうした行動をとるのかという問題。

第6パラグラフ

第2文
“In this case, we have firmly established that undercontrolled temperament comes before any involvement in gambling.

この部分はセリフです。発言者はウェンディ・スルツク教授です。

In this caseは「今回のケースでは」です。主語はweで述語はhave firmly established(強く確立した)です。

「何を確立したのか」はthat 以下にあります。この部分の主語はundercontrolled temperament(抑制のきかない気質)で、述語はcomes(生じる)です。

「いつ生じるのか」は before any involvement in gambling(どんなギャンブルにも関わる以前に)です。

訳:「この例では、いかなるギャンブルであろうとそうした行為にかかわる以前に子供には抑制のきかない気質が生じているという事をはっきりとつきとめました」。

第3文
This is an important piece of the puzzle in developing a theory of the development of problem gambling.”

この部分もセリフの続きです。主語はThis(このこと)で、前文を指します。述語はis an important piece of the puzzle(パズルの重要な一つのカギ)です。

in developing a theoryは「理論の展開において」です。「どんな理論か」はof the development of problem gambling(ギャンブルの問題につながる理論)です。

訳:「これはギャンブルの問題につながる理論を発展させる点においてとても重要なパズルのカギとなります」


いかがでしょう。

「いかなるギャンブルであろうとそうした行為にかかわる以前に子供には抑制のきかない気質が生じているという事をはっきりとつきとめました」という研究は重要ですね。

どのようにつながっていくのでしょうか。

また次回も続きを読みましょう。お楽しみに。

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2017年10月28日

第116回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑦

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日は第7パラグラフから読み進めましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

(7)Howard Shaffer, director of the division on addiction at Harvard Medical School, who specializes in problem gambling and was not associated with the study, described the study as an “important contribution to the field.”

(8)①“There are few longitudinal studies*,” Shaffer says, “and, in addition to providing a longitudinal study, this research extends the opportunity to examine predictors* downward to a very young age.

longitudinal study:縦断研究(研究の対象となる人の成長過程を追いながら長期に渡ってデータを取り続ける研究手法)predictor:徴候を示すもの

解説

第7パラグラフ

Howard Shaffer, director of the division on addiction at Harvard Medical School, who specializes in problem gambling and was not associated with the study, described the study as an “important contribution to the field.”

この文の主語はHoward Shaffer(ハワード・シャファーさん)で、カンマの後ろにその肩書が続きます。

それはdirector of the division on addiction at Harvard Medical School(ハーバード・メディカルスクールの依存症部門の責任者)です。

次に、この人物の説明が関係詞以下で出てきます。

この部分は2か所のカンマでくくれるので、いったん飛ばして読み進めます。

するとこの文の述語動詞はdescribed(述べた・描写した)であることがわかります。

「何を述べたのか」はdescribe A as B(AをBとして描写した)という形をとっています。

A はthe study(この研究)でBはan “important contribution to the field.”(この分野への重要な貢献)です。

カンマの後ろの飛ばした部分をみてみましょう。

関係詞で始まる,who specializes in problem gambling and was not associated with the study,のところです。ここではwhoが主格で、述語動詞は2回出てきます。

specializes(専門にしている)と was not associated(関係していなかった)です。

「何を専門にしているのか」はin problem gambling (ギャンブンルの問題)です。

「何に関係していなかったのか」はwith the study(今回の研究)です。

訳:ギャンブンル問題が専門で今回の研究には加わらなかったハーバード・メディカルスクールの依存症部門の責任者であるハワード・シャファーさんは、今回の研究を「この分野への大きな貢献をしたものである」と述べています。

第8パラグラフ

第1文

“There are few longitudinal studies,” Shaffer says, “and, in addition to providing a longitudinal study, this research extends the opportunity to examine predictors downward to a very young age.

この部分はセリフです。発言者はシャファーさんです。

この部分の主語は longitudinal studies(長期に渡る横断的な研究)です。

There are few~は「~はほとんどない」です。in addition to ~は「~に加えて」です。providing a longitudinal studyは「長期かつ横断的な研究を提供する」です。

次の部分の主語はthis research(この研究)で述語はextends(広げる)です。

「何を広げるのか」はthe opportunity(機会)です。「何の機会か」は to examine(調べるための機会で)す。

「何を調べるのか」はpredictors (予言となるもの)です。

「どのように調べるのか」はdownward to a very young age(非常に若い年齢にまで下りていく」ことで調べていくと言っています。

訳:シャファーさんは「長期に渡る横断的な研究はほとんどありません。この研究はそれを提供してくれるのに加えて非常に若い年齢にまでさかのぼることでその兆候となるものを調べる機会を広げているのです」と述べています。


いかがでしょう。

今回の研究の意義、位置づけが第三者からなされています。

また、予防の観点からの意義についても次回出てきます。

また続きを読んでいきしょう。お楽しみに。

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2017年11月03日

第117回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑧

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日はここまでの情報で設問5の(C)までを解きましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

5.本文の内容に合っているものを3つ選び,記号で答えなさい。

(A) Slutske doubts that undercontrolled temperament may be a cause of any involvement in gambling.

(B) One of the reasons why Shaffer thinks that this study conducted in New Zealand is important is that quite a few longitudinal studies are already in progress in New Zealand.

(C) Shaffer thinks that this kind of longitudinal study helps the researchers track down the early signs that can lead to problem gambling to a very young age.

解説

(A)
問題文はSlutske doubts that undercontrolled temperament may be a cause of any involvement in gambling.(スルツク教授は、抑えられない気質はどのようなギャンブルにもかかわる可能性のあるような原因を引き起こすとは思っていない)です。

これは第6パラグラフ第2文で“In this case, we have firmly established that undercontrolled temperament comes before any involvement in gambling.(「この例では、いかなるギャンブルであろうとそうした行為にかかわる以前に子供には抑制のきかない気質が生じているという事をはっきりとつきとめました)とウェンディ・スルツク教授は述べていますので、この問題文とは矛盾します。バツです。

(B)
問題文はOne of the reasons why Shaffer thinks that this study conducted in New Zealand is important is that quite a few longitudinal studies are already in progress in New Zealand.

(スルツク教授がこのニュージーランドでなされた実験が重要であると考えている理由の一つは、たくさんの長期的な研究がニュージーランドで進行中だからである)です。

これは第8パラグラフの第1文の前半に“There are few longitudinal studies,” Shaffer says(シャファーさんは「長期に渡る横断的な研究はほとんどありません)とありますので、問題文にあるように「たくさんの長期的な研究がすでに進んでいる」ということはありません。よってバツです。

(C)
問題文はShaffer thinks that this kind of longitudinal study helps the researchers track down the early signs that can lead to problem gambling to a very young age.(シャファーさんはこの種の長期的な研究は研究者がギャンブル問題につながるとても小さな子供の時の初期の兆候にまでたどることに役立つと考えている)です。

これは第8パラグラフの第1文の後半に“There are few longitudinal studies,” Shaffer says, “and, in addition to providing a longitudinal study, this research extends the opportunity to examine predictors downward to a very young age.

(シャファーさんは「この研究はそれを提供してくれるのに加えて非常に若い年齢にまでさかのぼることでその兆候となるものを調べる機会を広げているのです」と述べています)とありますのでマルです。


いかがでしょう。

全体の内容の正誤は今回の昭和大学や前回の東京医科大のように、ある程度まで読まなければ判断できないものが多いのですが、決して最後まで読んでから「全体の印象」で「なんとなく」マルかバツを判断しないようにしてください。

ある程度まで読んで解答できるところはすぐ解答することを心がけてください。

また次回も続きを読みましょう。お楽しみに。

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2017年11月10日

第118回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑨

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日は第8パラグラフ第2文から読み進めましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

(8)②This research also is important because it begins to clarify the nature of the many important non-gambling variables* that contribute to excessive and disordered* gambling.”

(9)①Researchers aren’t yet sure why the undercontrolled temperament is linked with addictive behavior.

②Some people with this temperament may enjoy gambling because it allows them to escape from their elevated levels of negative emotions; others may simply be at higher risk because of their reduced impulse control.

③Both factors combined would be riskiest of all.

variable 変数 disordered 病的な

解説

第8パラグラフ

第2文
This research also is important because it begins to clarify the nature of the many important non-gambling variables* that contribute to excessive and disordered* gambling.”

主語はThis research(この研究)です。述語は is important(重要です)です。

その理由はbecause it begins to clarify(これは分類をし始めるから)です。

「何を分類するのか」はthe nature (本質)です。「何の本質か」はof the many important non-gambling variables(多くの重要な非ギャンブル型変数)です。

ここに関係詞that以下がかってきます。この部分の述語は contribute to ~(~に貢献する、資する)です。

「何に資するのか」はexcessive and disordered gambling(過度に病的なギャンブル行為)に対してです。

訳:「この研究は、過度で病的なギャンブル行為につながるような数多くの非ギャンブル変数を分類し始めるという理由でも重要です」

第9パラグラフ

第1文
Researchers aren’t yet sure why the undercontrolled temperament is linked with addictive behavior.

主語はResearchers(研究者たち)で述語はaren’t yet sure(まだ確信していない)です。

「何を確信していないのか」はwhy以下の部分です。

ここでの主語はthe undercontrolled temperament (なぜ抑制できない気質)で、述語はis linked(つながる)です。

「何につながるのか」は with addictive behavior(中毒行動)です。

訳:研究者たちは、なぜ感情を抑制できないことが中毒の行動に結びつくのかをまだ確信できていません。

第2文
Some people with this temperament may enjoy gambling because it allows them to escape from their elevated levels of negative emotions; others may simply be at higher risk because of their reduced impulse control.

主語はSome people (~な人もいる)です。

これは後で出てくるothers(~な人もいる)に対応します。「どんな人か」はwith this temperament(この気質をもった人)で、述語はmay enjoy gambling(ギャンブルを楽しむかもしれない)です。

その理由はbecause以下ですが、主語はitでthis temperament (この気質)のことです。

述語はallows(許す)です。「誰に何を許すのか」は them(彼らに)to escape(逃れることを)です。

「何から逃れるのかは」 from their elevated levels(上昇した水準から)です。

「何の水準か」は of negative emotions(不の感情)です。

コロン(;)の後ろは先述のように対比です。

主語はothersで述語はmay simply be at higher risk(高いリスクにいる)です。その理由は their reduced impulse control(衝動への管理が減ってしまった)ことです。

訳:この気質を持った人の中には高まってしまった負の感情から逃れることができるという理由でギャンブルを楽しめる人がいるかもしれません。また、衝動への管理ができないという理由でギャンブルへのリスクが高まっている人もいます。

第3文
Both factors combined would be riskiest of all.

主語はBoth factors(二つの要因)で、ここにcombined(合わさった)がかかります。述語はwould be riskiest(最もリスクが高まっている)です。

訳:この二つの要因が合わさったときに、あらゆるものの中でもっともリスクが高まっています。


いかがでしょう。

単に衝動を抑えられないという要因だけでなく「負の感情から逃れて自分を取る戻す行為としての行動」という分析は面白いですね。

また次回も続きを読みましょう。

お楽しみに。

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2017年11月17日

第119回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑩

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日は第10パラグラフから読み進めましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

(10)①Slutske notes some additional explanations: “One possibility is that there are genetic factors that are related to both low self-control and gambling or problem gambling.

②Another possibility is that children who are low in emotional and behavioral control tend to associate with other undercontrolled children who introduce them to gambling activities.”

(11)Once an individual develops a gambling habit, Slutske says, their low emotional and behavioral control may lead to worse decision-making while gambling, or losing control during a gambling session, which may in turn lead to gambling problems.

解説

第10パラグラフ

第1文
Slutske notes some additional explanations: “One possibility is that there are genetic factors that are related to both low self-control and gambling or problem gambling.

主語はSlutske(スルツク教授)で述語はnotes(留意して書く・言う)です。その目的語はsome additional explanations(何点かの追加説明)です。

その中身はコロン(:)以下の部分セリフです。ここの主語はOne possibility(一つの可能性)で述語は is that~(~です)です。

~の部分はthere are genetic factorsで「遺伝子的な要因がある」です。

「どのような要因か」はare related to~で「~に関係のある要因」です。

「何に関係しているのか」は both A and Bの形で書かれています。

Aはlow self-control(自制心の欠如)でBはgambling or problem gambling(ギャンブルつまりギャンブルの問題)です。

訳:スルツク教授は特にいくつかの追加的な説明をしています。ひとつの可能性として、自制心の低さはギャンブル、ギャンブル中毒のどちらにも遺伝的な要因が関連しているということです。

第2文
Another possibility is that children who are low in emotional and behavioral control tend to associate with other undercontrolled children who introduce them to gambling activities.”

この文の主語はAnother possibility(別の可能性)で、述語はis that ~(~である)の部分です。

~の部分は、主語はchildren (子供たち)でここに関係代名詞who以下がかかります。

children who are low in emotional and behavioral controlは「感情や行動の抑制がきかない子供たち」です 。

述語はtend to associate with~で「~と一緒になる」です。「何と一緒になるのかは other undercontrolled children (ほかの抑制のきかない子供たち)です。

その子供たちの説明はwho以下です。

つまりintroduce them to gambling activities(彼らにギャンブルを紹介した子供たち)です。

わかりやすく言うと「ギャンブルを教わった仲間と一緒に行動をしやすい」ということです。

第11パラグラフ

Once an individual develops a gambling habit, Slutske says, their low emotional and behavioral control may lead to worse decision-making while gambling, or losing control during a gambling session, which may in turn lead to gambling problems.

この文は長いので途中で切ってみます。

どこで切りますか?文頭のOnceは接続詞ですから従属節を作ります。主節はtheir low emotional and behavioral control以下ですね。ですからここの部分の終わり、つまりwhileの前で切ります。

Once an individual develops a gambling habitの部分は「いったん人がギャンブルの習慣を始めてしまうと」です。

Slutske saysの部分はカンマが2か所あるので飛ばして読みましょう。

主節部分の主語はtheir low emotional and behavioral control(彼らの過剰や習慣の抑制が効かないこと)です。

述語は may lead to worse decision-making (さらに悪い意思決定につながるかもしれない)です。

後半を見ましょう。while gamblingは「ギャンブルをしているときに」です。

or losing control during a gambling sessionの部分は「ギャンブルの最中に抑制が効かない」ですから、may lead to worse decision-making (さらに悪い意思決定につながるかもしれない)の部分の説明です。

よって、ここをカッコに入れて追加的な処理として読むとわかりやすいですね。

ここのorは「言い換え」ですね。which may in turn lead to gambling problemsは「それが今度はギャンブル中毒につながるかもしれない」です。

gambling problemsは何回か出てきましたが。「どんな問題か」というと「中毒になる」という問題ですから「ギャンブル中毒」と訳すのが適切でしょう。

訳:スルツク教授は、人はいったんギャンブルの習慣を身に着けてしまうと感情や行動の抑制が効かなくなり、ギャンブルの最中にさらに悪い意思決定をしてしまうかもしれません。つまりギャンブルの最中に抑制が効かなくなるのです。そしてそのことがギャンブル中毒につながるかもしれないのです、と話しています。


いかがでしょう。

スルツク教授のメカニズムの説明は明快ですね。

また次回も続きを読みましょう。お楽しみに。

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2017年11月24日

第120回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑪

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日はこれまでの情報から設問5の(Ⅾ)から解いてから本文読み進めていきましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

5.本文の内容に合っているものを3つ選び,記号で答えなさい。

(D) Researchers still do not know much about the reason why the undercontrolled temperament is linked with addictive behavior.

(E) Slutske thinks that genetic factors have nothing to do with low self-control and gambling.

(F) People who are involved in gambling rarely associate with those who are absorbed in problem gambling.

(12)①Gambling isn’t the only addiction risk associated with the undercontrolled temperament.

解説

設問(Ⅾ)
問題文はResearchers still do not know much about the reason why the undercontrolled temperament is linked with addictive behavior.

(研究者たちは、抑制できない気質がなぜ中毒行動とつながるのかについて多くの理由はわかっていない)です。

これは第9パラグラフの第1文にResearchers aren’t yet sure why the undercontrolled temperament is linked with addictive behavior.

(研究者たちは、なぜ感情を抑制できないことが中毒の行動に結びつくのかをまだ確信できていません)とあるので正解、マルです。

設問(E)
問題文はSlutske thinks that genetic factors have nothing to do with low self-control and gambling.

(スルツク教授は移転的な要因は自制心の弱さやギャンブルとは関係ないと思っている)です。

これは第10パラグラフ・第1文でSlutske notes some additional explanations: “One possibility is that there are genetic factors that are related to both low self-control and gambling or problem gambling.

(スルツク教授は特にいくつかの追加的な説明をしています。ひとつの可能性として、自制心の低さはギャンブル、ギャンブル中毒のどちらにも遺伝的な要因が関連しているということです)とありますので矛盾しています。

よってバツです。

設問(F)
問題文はPeople who are involved in gambling rarely associate with those who are absorbed in problem gambling.(ギャンブルに関わる人はギャンブルに夢中になっている人とはめったに交流しない)です。

これは第10パラグラフ・第2文でAnother possibility is that children who are low in emotional and behavioral control tend to associate with other undercontrolled children who introduce them to gambling activities.”

(別の可能性としては、感情や行動の抑制ができない子供たちは、自分たちにギャンブルを進めてきた抑制のきかない他の子供たちと交流する傾向にあるということです)とありますのでここに矛盾しますね。よってバツです。

第12パラグラフ

第1文
Gambling isn’t the only addiction risk associated with the undercontrolled temperament.

主語はGambling(ギャンブル)で、述語は isn’t the only addiction risk(たった一つの中毒の危険性ではない)です。

associated with~は「~に関連する」です。

「何に関連するのか」は the undercontrolled temperament(抑制のきかない気質)です。

訳:抑制のきかない気質に関する中毒の危険性についてはギャンブルだけではありません。


いかがでしょう。

問題文自体は特に難しいところはないので本文をしっかり読んでおけば容易に解答できると思います。

次回も本文を攻略していきましょう。

お楽しみに。

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2017年12月01日

第121回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑫

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日は第12パラグラフ第2文から読み進めていきましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

(12)②An earlier analysis of the Dunedin population found that children with the most undercontrolled behavior at ages 3 and 5 had more than three times the risk of becoming addicted to multiple drugs as young adults, compared with those who had exhibited the highest levels of self-control.

(13)The findings underline the idea that some people are innately more vulnerable to addictions than others ― not because they seek extra pleasure, but because they have a pre-existing excess of negative emotions and an inability to control them.

解説

第12パラグラフ

第2文
An earlier analysis of the Dunedin population found that children with the most undercontrolled behavior at ages 3 and 5 had more than three times the risk of becoming addicted to multiple drugs as young adults, compared with those who had exhibited the highest levels of self-control.

主語はAn earlier analysis(初期の分析)です。

「何の分析か」は of the Dunedin population(ダニーデインの住人)への分析です。述語はfound(わかった・見つけた)です。

その中身はthat以下です。この部分の主語は children(子供たち)で「どんな子供たちか」は with the most undercontrolled behavior(最も自制ができない)子供で「いつか」はat ages 3 and 5 (3歳と5歳のとき)です。

述語はhad more than three times the risk(3倍の危険がある)です。「何の危険か」はof becoming addicted (中毒になる)です。

「何の中毒か」はto multiple drugs(複数の薬物に対して)です。「いつなるのか」はas young adults(大人になり始めの時)です。

「誰に対して3倍なのか」はcompared with those who~で「~の人と比較して」です。

「~」の部分はhad exhibitedで「示した」です。

「何を示したのか」はthe highest levels of self-control(高いレベルでの自制心)です。

訳:ダニーデインの人達への初期の分析結果によると、3歳と5歳のときに最も抑制のきかない行動をする子供たちは、大人になり始めたときに複数の薬物に中毒になる危険性が、自制心を最も高いレベルを示した子供たちより3倍高いという事がわかりました。

第13パラグラフ

The findings underline the idea that some people are innately more vulnerable to addictions than others ― not because they seek extra pleasure, but because they have a pre-existing excess of negative emotions and an inability to control them.

主語はThe findings(この発見)で述語はunderline (強調する)です。

その目的語はthe idea(考え)です。「どんな考えか」は that以下です。

ここでの主語はsome peopleですが、ここは「何人かの人」とは訳さずに、後ろの中身をみて「~な人もいる」と訳せるようにしましょう。

「どんな人がいるのか」は innately more vulnerable(生まれつき、よりもろい部分がある)人です。

「何に対してか」は to addictions(中毒に対して)です。

「誰に対してより繊細なのか」は than others(他の人よりも)です。ダッシュ( ― )以下がその補足説明になります。

ここではnot because A, but because B「Aという理由ではなくBという理由で」という構文が使われています。

Aの部分はthey seek extra pleasure(追加的な喜び)でBの部分をみましょう。

主語はtheyで述語は haveです。「何を持っているのか」はandがつないでいる2つのことです。

1つ目はa pre-existing excess of negative emotions(生まれつき持っている大きすぎるマイナスの感情)で2つ目はan inability to control them(それをコントロールできないこと)です。

訳:この研究では、楽しいのでのめりこんでいくという理由よりも、もともと過度のマイナスの感情を持っていて自制が効かないという理由で、他人に比べ生まれつき中毒に対して弱い人もいる、という意見を強調しています。


いかがでしょう。

ギャンブル体質の問題で幼少期からの関連を強調しすぎるという非難も的を得ていますね。

次回も本文を攻略していきましょう。

お楽しみに。

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2017年12月08日

第122回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑬

今回も昭和大学医学部の問題です。

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日は前回までの情報で設問5(G)を解き、第14パラグラフ第2文以降を読み進めていきましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

【設問】
4.下線部(4)を和訳しなさい。
5.本文の内容に合っているものを3つ選び,記号で答えなさい。

(G) According to the present study, people who tend to be affected by addictions are those who have mild negative emotions that are undercontrolled from the start.

本文
(14)Indeed, an earlier longitudinal study in California suggested the same kinds of associations, finding that (4)preschool children who had less impulse control and higher levels of emotional distress were more likely to develop drug problems later.

解説

設問5(G)
設問文はAccording to the present study, people who tend to be affected by addictions are those who have mild negative emotions that are undercontrolled from the start.(今日の研究によると中毒に影響される傾向のある人は初めから抑制できない軽度のマイナスの感情を持った人である)です。

これは第13パラグラフにThe findings underline the idea that some people are innately more vulnerable to addictions than others ― not because they seek extra pleasure, but because they have a pre-existing excess of negative emotions and an inability to control them.

(この研究では、楽しいのでのめりこんでいくという理由よりも、もともと過度のマイナスの感情を持っていて自制が効かないという理由で、他人に比べ生まれつき中毒に対して弱い人もいる、という意見を強調しています)とります。

設問文のmild negative emotions(軽度のマイナス感情)と本文のa pre-existing excess of negative emotions(もともとの過度のマイナス感情)の違いに気づいてください。よってこの文はバツです。

第14パラグラフ

Indeed, an earlier longitudinal study in California suggested the same kinds of associations, finding that preschool children who had less impulse control and higher levels of emotional distress were more likely to develop drug problems later.

文頭のIndeedは「確かに、実際に」です。主語はan earlier longitudinal study in California
(カリフォルニアで初期に長期に渡ってなされた研究)です。述語はsuggested(示した)です。

「何を示したのか」は, finding の後ろの部分です。ここは分詞構文です。

「そして表しています」と訳します。「何を表したのか」はthe same kinds of associations(同じような関連性)です。

「どのような関連性か」の説明部分の主語はpreschool children(就学前の子供)です。

ここにwho~の説明が続きます。それはandでつながれた部分です。

一つは less impulse control (抑制に対する衝動が少ないこと)でもう一つはhigher levels of emotional distress( 高いレベルの精神的苦痛)です。

述語はwere more likely to develop drug problems later(後になってから薬物問題にかかりやすい傾向がある)です。

訳:確かにカリフォルニアで行われた,初期の長期研究はで同種の関連性が指摘されています。つまり衝動を抑えにくく、精神的な苦痛を持ちやすい就学前の児童は、後になってから薬物問題を引き起こしやすいことがわかりました。

設問4.下線部(4)を和訳しなさい。
(4)preschool children who had less impulse control and higher levels of emotional distress were more likely to develop drug problems later.

ここはSVがしっかりしているので構造は簡単です。

主語はpreschool children(就学前の児童)で述語はwere more likely to develop(よりかかりやすい)です。

訳しにくいのはless impulse controlですが、controlは「管理、監督、抑制」ですから「自分の抑えること、自制心」ととらえます。

「何に対してか」はimpulse(衝動)に対してです。

それがless(より少ない)と考えるので「衝動に対して自制が効きにくいこと」と訳します。higher levels of emotional distressはそのまま「高いレベルでの精神的な苦痛」です。

訳例:衝動を抑えにくく、精神的な苦痛を多く持ちやすい就学前の児童は、後になってから薬物問題を引き起こしやすい


いかがでしょう。

下線部和訳のポイントは構造分析をしっかりして主語と述語動詞つかむことです。

SVがずれていなければ点数はつきます。

直訳でもいいですが日本語としてしっかり意味が通る文を作ってください。

次回も本文を攻略していきましょう。お楽しみに。


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2017年12月15日

第123回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑭

今回も昭和大学医学部の問題です。

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日は第15パラグラフから読み進めていきましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

(15)①The New Zealand and California studies add to the increasing scientific evidence that addiction is not the result only of drug use or experience with activities like gambling, but rather that the minority of people who do become addicted overwhelmingly have pre-existing problems.

②At least half of addicted people have another mental illness, such as depression or an anxiety disorder, and these data suggest that those conditions or the temperaments that predispose* people to them are key contributors to the addiction.

predispose (病気に)かかりやすくする

第15パラグラフ

第1文
The New Zealand and California studies add to the increasing scientific evidence that addiction is not the result only of drug use or experience with activities like gambling, but rather that the minority of people who do become addicted overwhelmingly have pre-existing problems.

この文は長いので2か所に切りましょう。カンマがあるので, but ratherの前で切りたくなりますがよく見るとその前に not the resultとありますね。

つまりnot A but B「AではなくBである」という形になっているのでここでは切りません。

そう考えると、文頭のThe New Zealand and California studies(ニュージーランドとカリフォルニアの研究)が主語で、述語がadd to the increasing scientific evidence(科学的な証拠を増している)です。

ここで切るのがよいですね。add to~は「~を増す」です。自動詞として使っています。

他動詞の時はadd A to Bで「AをBに加える」です。

そして「どんな証拠か」の説明がthat以下で長く続きます。

この部分を簡単にすると、addiction is not the result only of A, but rather Bですから「中毒はAという結果だけでなくむしろBである(という証拠)」となります。

Aはdrug use or experience with activities like gamblingの部分です。

drug use or experience with activities like gamblingは「薬物の使用やギャンブル体験のような活動」です。

Bはthe minority of people who do become addicted overwhelmingly have pre-existing problemsの部分です。

ここでの主語はthe minority of people(少数の人)で述語はhave(抱えてきた)です。

「何を抱えてきたのか」はpre-existing problems(以前からあった問題)です。

the minority of people(少数の人)にはwho do become addicted overwhelmingly(圧倒的にに中毒になる)がかかります。

訳:ニュージーランドとカリフォルニアの研究によって科学的な証拠が積み重なっています。それは中毒は薬物使用やギャンブルのような活動体験によってのみ生じるのではなく、まさに中毒になってしまう少数の人は圧倒的にそれ以前からの問題を抱えているということです。

第2文
At least half of addicted people have another mental illness, such as depression or an anxiety disorder, and these data suggest that those conditions or the temperaments that predispose* people to them are key contributors to the addiction.

主語はAt least half of addicted people(少なくとも中毒患者の半数)です。述語はhave another mental illness(別の精神的疾患)です。

「どんな疾患か」はsuch as depression or an anxiety disorder(うつ病、不安障害のような疾患)です。

次の文の主語はthese data(こうしたデータ)で述語はsuggest (示しています)です。

その中身は主語がthose conditions or the temperaments that predispose people to them の部分です。

those conditions or the temperamentsは「こうした状態や気質」です。

ここに関係代名詞that以下がかかります。

predispose people to themは「彼らを病気にかかりやすくする」です。

述語はare key contributors to~で「~に足してカギとなる役割を果たす」です。

~の部分はthe addictionですから「中毒に対して」です。

訳:中毒の人の少なくとも半数は別の精神的な疾患を抱えています。それはうつ病や不安障害といったものです。そして、こうしたデータは、病気にかかりやすくしてしまうこうした状態や気質は中毒になることへの中心となる役割を果たしているという事を示しています。


いかがでしょう。

別の意見を考慮した上で、もとの主張に戻ってきました。

こうして自説に客観性をもたせていますね。

次回もしっかり読んでいきましょう。

お楽しみに。

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2017年12月22日

第124回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑮

今回も昭和大学医学部の問題です。

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日は第16パラグラフから読み進めていきましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

(16)①This means that treatment for gambling or substance problems cannot focus solely on the addictive behavior.

②“Clinicians must address the full spectrum of issues that tend to cluster with disordered gambling.

③It is not enough to focus exclusively on gambling activities.

④Key player attributes will need attention as well,” says Shaffer.

第16パラグラフ

第1文
This means that treatment for gambling or substance problems cannot focus solely on the addictive behavior.

主語はThis(このこと)で述語はmeans(意味します)です。「何を意味するのか」はthat以下ですが、ここでの主語は treatment(治療法)です。

「何の治療法か」はfor gambling or substance problems (ギャンブルや薬物中毒の問題)です。

述語はcannot focus(焦点を当てられない)です。「どこにどのように焦点が当てられないのか」は solely on the addictive behavior(単なる中毒行動に対して)です。

訳:このことはギャンブルや薬物中毒の治療法は、その単なる中毒行動にのみ焦点を当てることはできません。

第2文
“Clinicians must address the full spectrum of issues that tend to cluster with disordered gambling.

この部分はセリフです。発言者はシャファーさんです。

セリフ部分は第4文まで続きます。主語はClinicians(臨床医)で述語はmust address(取り組まねばならない)です。

「どの程度取り組むのか」はthe full spectrum(十分な範囲に渡って)です。

「どんな範囲に取り組むのか」は issues that tend to cluster with disordered gambling(ギャンブル中毒に付随することになる問題)です。

訳:「臨床医はギャンブル中毒に付随して起こる様々な問題について広範囲に対応していかなければなりません。

第3文
It is not enough to focus exclusively on gambling activities.

主語はItで仮主語です。述語はis not enough(十分ではない)です。

真主語は「何に十分ではないのか」を表す部分です。それはto focus(焦点をあてること)です。「どのようにどこに焦点を当てるのかは」exclusively on gambling activities(広範囲にギャンブルの行動に)です。

訳:包括的なギャンブルの行動に焦点を当てることは十分ではありません。

第4文
Key player attributes will need attention as well,” says Shaffer.

主語はKey player attributes(カギとなる人の性質)です。

ここでは問題となっている人のことです。

述語はwill need attention as well(同様に注意が必要になる)です。

訳:カギとなる人の性質への注意が同様に必要になるのです」とシャファーさんは述べています。


いかがでしょう。

ギャンブル中毒者の性質というものを再度注目していますね。

次回は問題を解いていきましょう。

お楽しみに。

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2018年1月19日

第125回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑯

今回も昭和大学医学部の問題です。

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日はここまでの内容で設問を解き最終パラグラフを読み進めましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

設問
2.下線部(2)と下線部(5)がそれぞれ提示したような日本語の意味になるように,空所に入る適切な1語を書きなさい。ヒントとして頭文字が示してあります。

下線部(2) 「当てはまった」
下線部(5) 「決して…でない」

5.本文の内容に合っているものを3つ選び,記号で答えなさい。

(H) When treating problem gambling, doctors should focus their attention not only on the problem itself but also on the pre-existing attributes that underlie the problem.

本文
(17)①Slutske cautions, however, that it is (5)by no (m   ) inevitable that undercontrolled children will develop gambling problems or addictions.

設問2
「決して~ない」は英文法では必須事項です。not at all, not in the last, anything but , by no means , on no accountくらいは覚えておいて下さい。よって解答はmeansです。

設問5(H)の設問文は「ギャンブルの問題を治療するとき、医師は患者の抱える問題自体だけでなくその問題の根底にある既存の性格にも焦点を当てるべきである」です。

これは第16パラグラフ第1文でThis means that treatment for gambling or substance problems cannot focus solely on the addictive behavior.

(このことはギャンブルや薬物中毒の治療法は、その単なる中毒行動にのみ焦点を当てるというわけにはいきません)とあり、第2文で“Clinicians must address the full spectrum of issues that tend to cluster with disordered gambling. (「臨床医はギャンブル中毒に付随して起こる様々な問題について広範囲に対応していかなければなりません」)とシャファーさんの発言があります。

ここで本質が出ていますが、第3文でIt is not enough to focus exclusively on gambling activities.
(包括的なギャンブルの行動に焦点を当てることは十分ではありません。)と明言されていて、第4文Key player attributes will need attention as well,” says Shaffer.(「カギとなる人の性質への注意が同様に必要になるのです」とシャファーさんは述べてまとめていますね。

よって設問文はマルです。

結局、設問5の正解はC・Ⅾ・Hになります。

第17パラグラフ

第1文(正解を入れた文です)
Slutske cautions, however, that it is by no means inevitable that undercontrolled children will develop gambling problems or addictions.

主語はSlutske(スルツクさん)で述語はcautions(警告する)です。,however,は訳すときは文頭で「しかしながら」と訳します。

「何を警告しているのか」はthat以下です。この部分の主語はitですが、仮主語です。

真主語は is by no means inevitableの部分のうしろの thatからです。

ここは名詞節ですから SVが出てきます。主語はundercontrolled children(抑制のきかない子供たち)です。

述語は will develop(かかってしまうだろう)です。

「何にかかるのか」は gambling problems or addictions(ギャンブルの問題やギャンブル中毒)です。

そしてこの真主語を受ける述語はさきのis by no means inevitable(決して避けられないことはない)です。

訳:しかしスツルクさんは「抑制のきかない子供たちがギャンブル問題を抱えたり、ギャンブル中毒にかかってしまうことは避けられないということには決してならない」と警告します。


ギャンブル中毒者、依存者になってしまう因子があってもそれが決定因子になるわけではないということですね。

いよいよ次回で本文は完結します。

お楽しみに。

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2018年1月26日

第126回.医学部入試問題-英語「長文読解-昭和大学医学部」⑰

今回も昭和大学医学部の問題です。

今回も昭和大学医学部の問題です。

今日は最終パラグラフを読み進めましょう。

解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

(17)②“Although it is remarkable that one can predict whether one will develop a gambling problem in adulthood from a 90-minute observational assessment at age 3, it is also important to understand that an undercontrolled 3-year-old is not doomed to become an adult problem gambler,” she says.

③“They are just at increased risk.

④This means that there were many undercontrolled children ― in fact, the majority ― who did not have any gambling problems as adults.”

第17パラグラフ

第2文
“Although it is remarkable that one can predict whether one will develop a gambling problem in adulthood from a 90-minute observational assessment at age 3, it is also important to understand that an undercontrolled 3-year-old is not doomed to become an adult problem gambler,” she says.

この文はセリフです。発言者はスルツクさんです。

長いので2か所に区切りましょう。

前半はAlthough からカンマ(,)のあるところまでです。この部分の主語はitですが仮主語です。

真主語はthat~です。この主語を作る名詞節のなかの主語はone(人は)で述語はcan predict(予言できる)です。

「何を予言できるのか」はwhether SVで「SがVできるかどうか」です。

Sはone(人は)で述語はwill develop(かかる)です。「何にかかるのか」はa gambling problem(ギャンブルの問題)です。

「いつなのか」はin adulthood(大人になってから)です。

from a 90-minute observational assessment at age 3の部分は「3歳のときの90分の観察的な評価判断から」です。

この長い真主語を受ける述語部分はis remarkable(注目するものです)です。

後半部分の主語はitでこれも仮主語です。真主語はto understand that~(~を理解すること)です。

「何を理解するのか」ですが、この部分の主語はan undercontrolled 3-year-old (手の付けられない3歳児)で述語はis not doomed (運命づけられてはいない)です。

「何になる運命か」はto become an adult problem gambler(大人になってギャンブラーになる)ことです。

ここまでの真主語を受けるのが述語の部分is also important(このことも重要です)です。

訳:「その人が大人になってからギャンブルの問題を持つかどうかを3歳の時の90分の観察評価で予言することができるというのは注目に値しますが、抑制のきかない3歳児は大人になってからギャンブルの問題を持つ運命にあるというわけではないという事を理解することも重要です」と彼女は話しています。

第3文
“They are just at increased risk.

この部分もセリフです。発言者はスルツクさんです。主語はTheyで述語はare just at increased risk(危険が増している状態にいるだけです)です。

訳:「この子たちにとっては危険が単に増しているということなのです」。

第4文
This means that there were many undercontrolled children ― in fact, the majority ― who did not have any gambling problems as adults.”

主語はThis(このこと)で述語はmeans(意味しています)です。

「何を意味しているのか」はthat~の部分です。「~」の部分はthere is構文です。主語はmany undercontrolled children(たくさんの手の付けられない子供たち)です。

ダッシュ( ―)の部分は補足説明です。― in fact, the majority(実際には半数以上なのですが)です。

先ほどのmany(たくさんの)を言い直しています。― who did not have (そして彼らは持っていません)も補足的に訳して良いでしょう。

「何をもっていないのか」はany gambling problems(ギャンブルの問題)です。as adultsは「大人になったとき」です。

訳:「このことは、自分に抑制がきなない子供たちが数多くいて、実際過半数の子供たちがそうなのですが、彼らは大人になってから何らギャンブルの問題を生じないのです」


いかがでしょう。

読み応えのある文だったと思います。

このテーマは医学部では何度か出ていますので内容をしっかり押さえておくと有利ですね。

回からまた新しい問題を攻略していきましょう。

お楽しみに。

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2018年2月02日
プロフィール
峰岸敏之

峰岸 敏之

1964年生まれ。早稲田大学大学院・法学研究科前期課程修了、法学修士。大手新聞社で新聞記者を経験後、講師業に転向。

河合塾や城南予備校、栄光ゼミナールなどの大手予備校や医学部予備校などで、大学受験ブロック長や英語科責任者などを務める。指導教科は英語と小論文。

2013年春に横浜に医学部予備校を開校し、「30年以上続く予備校を作り、医学部への合格者を1000人を出す」が目標。