今amazonで最も売れている大学受験用の英語の文法参考書、Forestの最も効果的な勉強法を徹底解説します。
さて、今回は、英語の文法勉強に欠かすことの出来ない大物、総合英語Forestの説明をしていきたいと思います。
あまりにも有名すぎて、いまさら説明も要らないのかもしれませんが、効果的に使える方法を知ることで、この参考書から始まる英語の受験勉強がスムーズに進めことを期待して書いていきたいと思います。
総合英語Forestについて
フォレストは桐原書店から出版されている、高校課程の最も有名な英文法の総合参考書、教科書の1つであり、大学受験対策として英文法の勉強の参考書として数多くの受験生達に愛用されている名著です。
私の高校では、英語の授業が高校1年生のときに2つあり、
- オーラルコミュニケーション(OC)
- Reading
の2つがありました。
オーラルコミュニケーションとは、高校英語に置いて、会話を重視する授業です。の、はずなのに実際は多くの学校で、会話形式の授業はあまりされることなくその授業の大半を文法の学習に割いているというのが現状のようです。私の高校でもそうでした。
そういうわけで、私はオーラルコミュニケーションという名の英文法の授業でForestが教科書として習っていて、英文法の初期知識、理解、ニュアンス等々の知識は完全にForestが基盤となっています。なので、思い入れも結構ありますね。
Forestは改訂を数年に1度行っていて、私が使っていたのは総合英語Forest 5th edition、まぁ第五版です。現在は7th editionまで出ているようですね。
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左から5版、6版、7版ですが、森の色が薄くなったり濃かったりして面白いですね。
個人的には、今の深い緑も渋くて好きです!
総合英語Forestの難易度と対象者とは
Amazonでよく英語の教科書売り上げNO.1をとっているみたいで、最も多くの人に愛されているといっても過言じゃありませんね。
さて、Forestがどんな人に向いているのか、逆にどんな人には向いていないのかについて書いていきます。
中学校卒業したての高校生の方
Forestは英文法の参考書の中では初級者用という位置づけに置かれている参考書です。どのあたりがそういえるかというと
- イラストが多く使用され、とても見やすく分かりやすい構造になっている。
- 文法解説が簡潔に分かりやすく書かれており、初級者でも問題なく理解できる。
- 例文などで使用されている英単語のレベルが簡単になっていて余計なところでストレスを感じない。
の三点です。
特に一番下の単語レベルをあえて下げているところは、他のレベルの高い参考書では、単語の勉強も兼ねているのか中学レベルの生徒には難しい単語も使われていたりするのですが、Forestはほぼ単純な英単語のみで、ストレスを感じないで、スラスラと進めると思います。
英文法の学習は、それ自体がかなり分厚く、ボリュームのある内容になっています。なので、英単語の学習はそれとは別にして、他の参考書でしっかり仕上げるほうが効果的であると考えます。なので、併用して、英単語帳などを用いるといいでしょう。
辞書的な説明が嫌いな方
私がフォレストを気に入っている理由の1つは、やわらかい文章で書いてあるからです。
ロイヤル英文法などでは、硬い、辞書的で論理的な言葉で解説がなされているのに対して、フォレストでは、誰でも分かる明快な言葉解説がなされいています。
また、見やすい配色と構成になっているので、集中力をとぎらせることなく勉強に励むことが出来ると思います。
総合英語Forestの詳しい内容について
桐原書店の公式ホームページから引用させていただいています。
このなんともいえない、人間のイラストが妙に脳裏に焼きつくんですよね。
フォレストは、比較・不定詞・代名詞・動名詞・前置詞などのように分野ごとに分かれています。
そして、各分野は3部構成となっています。
- 「Part 1 これが基本」
- 「Part 2 理解する」
- 「Part 3 深く知る」
サンプル画像でいうと上の画像がpart1になり、下の画像がpart3になります。
流れとしては、まずは基本的な内容、どういう使い方をするのかをざっくりpart1で説明し、part2で実際に典型的なものを見ていき、part3で少し突っ込んだ内容を勉強していきます。
とは言っても、Forestに書かれている内容はどれもこれも、センター試験から二次試験すべてを含めてよく出題されているものばかりです。
何が出てもおかしくありませんので、part3だから後回しというは絶対にしてはいけません。
また分野間にコラムが挟まれています。とっても興味深い内容のコラムがたくさん収録されており、改訂版のたびに加筆を行っているようですね。
人気英文法書Forestの効果的な勉強法
とても内容量が多い参考書Forestですが、使い方を間違えていてはいつまでたっても内容が身につきません。
問題集ではなく、参考書ですので、解きながら自然と内容が頭に入ってくるというものでもありません。
是非、効果的な勉強法を参考にして、英語力を上げていきましょう。
学校の進度に合わせて定期テストを最大利用
基本的にどの高校でも、Forestを使うか他の参考書を使うのかは分かりませんが、英文法を勉強していく流れはどこも同じです。
なので完全に独学しているのでないのならば、学校に進度を合わせて進めることで、定期考査を生かし、授業を無駄にすることなく文法を学べます。
ボリュームがとても多いため、一度に全部を終わらせることが出来ません。出来る限り、時間的余裕があるうちから英文法をマスターしていきましょう。
私は、高校二年生の夏に英文法を一から全てやり直そうと決意し、Forestを始めから全部やり直ししました。
やはり1人でやり直すと、どんどん進めることが出来ますが、なかなか定着しづらいというデメリットがあります。
またニュアンスやどのタイミングでその構文や文法を使えば良いのかなど、教科書には書いてない授業で言うであろう知識も得ることができません。なので、やはり学校と合わせてやるのがベストでしょう。
問題集を併用して定着を図ろう
学校ではネクストステージは高校2年生になってから配られました。
なので学校自体は、Forest対応問題集を採用しており、Forestと合わせて学校の試験範囲としていました。
総合英語Forest(7th Edition)解いてトレーニングという本も出版されています。
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やり方ですが、
- やる範囲、仮定法とか比較とか、を決めてその範囲をForestで読み込む、理解する。
- 使われている英文を日本語から英語、英語から日本語に出来るようにしておく。
- 問題集をその範囲分解く。
以上です。②で例文を覚えていくことで、しっかりと定着させていくことが出来ます。
さて、問題集は何でもいいのかという疑問が浮かぶと思いますので答えておきます。一問一答系ではなく、いろんな問題が載っている参考書がオススメです。
つまりNext Stageとかではなく、Forestトレーニング用問題集を買いましょう。
なぜかというと、一問一答系は効率よく知識の確認が出来るのでとても便利なのですが、本当にその文法が自分の中で理解され、自由に使えるようになっているかというとそこまでは測ることは出来ないからです。
それは、日本語訳だったり、穴埋め問題だったり、入れ替え問題だったり、英作文だったりと多様な問題をやり、磨いていったほうがいいでしょう。
Next Stageなどの網羅系英文法問題集はForestを1周、2周したあとに確認として、使うようにしましょう。違った種類の参考書をやることで、さらに網羅性を高めることが出来るという役割もあります。
マークの引きすぎにご注意
女の子にありがちなのですが、蛍光マーカーでべたべた線を引く子がいます。ドラゴン桜などで線は引くな!とか、教科書は全て大切な内容だ!と言い過ぎている側面もありますが、私は結構当たってると思います。私自身もそうなのですが、蛍光ペンでアンダーラインを引くだけで、なぜか勉強した気になり覚えた気になります。
本当に大切なところ、テスト前にざっと見てここさえ覚えておけば良いと思えるところに引くようにして、引く量を減らしてそこを目立たせるようにしたほうがいいでしょう。
また蛍光ペンなどで授業中に無駄に線を引かせようとする先生がいますので、ご注意ください。
私の高校の英語の先生だったのですが、本当に大切なところ以外もどんどん引かせようとして、何が大切なのか分からなくなりました。
計画を立てて復習をしながら進めよう
英文法の学習を始める方に、あらかじめ言っておきますと、大学受験に必要な英文法を全部覚えるのはかなり大変です。
まずフォレストのページ数を見てもらえれば分かると思いますが、655pあります。
普通の参考書を終わらせるよりよっぽど大変です。
なので1周目を終わらせてから、2周目に入るやり方だと、時間もかかりますし、完璧には覚えきれないでしょう。
私は、1周目をしながら2周目を始めるやり方を提案します。
どういうことかといいますと、他の参考書や問題集のほうでもたびたび書いているのですが、たとえば1週間のうち5日はどんどん進める期間とし、2日は復習に当てるといったように、予備日を設けるやり方です。
学校でも、塾でも、どんどん進めていくのでどんなに頭の良い人でもパンクしてしまいます。
また、忘却曲線というものがあり、人は1週間以内に半分以上を忘れるような脳の仕組みになっています。
コレは才能云々ではなく、仕組みなのでどうしようもありません。
勉強は忘れるものだと割り切って、復習をマメにすることで記憶を強固なものにすることが出来ます。
Forestを辞書代わりに使おう
東大でも、京大でも、旧帝医学部でもどこでも、英文法はForestで十分英文法の勉強として範囲を網羅しています。
なので安心してフォレストをやり込んで欲しいです。
さらに、英作文、長文読解、構文などさまざまな勉強をしているときでも、文法的に分からないことがあったらForestを使って調べるようにしましょう。
もし万が一載ってなければ、似た内容のところに書き込むようにして、自分なりの1冊を作り上げましょう。
他の文法書に浮気することなく、同じものを仕上げていくほうが成績はぐーんと伸びるはずです。どんどん書き込んで、最強の1冊にしていきましょう。
Forestは、医学部予備校でも教材として利用しているところもあるくらい有名な参考書で受験生には欠かせない存在です。
英文法の教材選びに迷ったら、迷わず購入しておいて間違いはないでしょう。
要点まとめ
- 英文法の参考書はForestがオススメ。
- 問題集と併用して知識の定着を図ろう。
- 辞書代わりに使い、内容の理解を深めていこう。
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