ポイント
合格を狙う現役高校生の医学部予備校の選び方ポイント

現役高校生向けに医学部予備校の選び方を紹介

高校生1年生から3年生までの現役生を対象にしたおすすめの医学部予備校の選び方を紹介

「医学部を受験することに決めたけど、独りではどうやって勉強を進めればいいかわからない」

こういった悩みを抱えた受験生がまず最初に検討することは、合格するために医学部予備校に通うということでしょう。

とはいえ、医学部予備校の学費は馬鹿になりません。高い学費を払ったのに結局自分に合わなかったとなってしまうケースも少なくないでしょう。

そこで、この記事では医学部予備校選び方ということに焦点を当てて、どんな点に注意して選べばよいのかについて解説していきたいと思います。

医学部予備校の選び方①:授業形態(個別指導or集団授業)

医学部予備校の選び方①:授業形態(個別指導or集団授業)
医学部予備校の授業形態が個別指導なのかそれとも集団授業なのか、という点は医学部予備校選びにおいて最も重要な点なのではないでしょうか。

もちろん、どちらが優れているということはなく、個別指導にも集団授業にもそれぞれのメリット・デメリットがあります。

ここでは、それぞれのメリット・デメリットを解説していきますので、どちらが自分に合っているのか考えてみてください

集団授業

メリット

個別指導に比べて学費が安くなる傾向にある

個別指導だと、生徒一人に対して講師が一人必要となってしまうので人件費の関係でどうしても授業料が高くなってしまいます。

一方で、集団授業であれば生徒多人数に対して講師が一人で済むため、授業料が安くなる傾向にあります。

授業の質が高い

上述の通り、個別指導であると生徒一人に対して講師が一人必要となってしまうので、多くの講師が必要となりますが、集団授業であれば秀でた指導者が一人いれば何十人もの生徒相手に質の高い授業を行うことができます。

競争心が生まれる

集団授業であると、嫌でも周りの生徒との競争心が生まれます

これが刺激となり、切磋琢磨することで学力を向上させるきっかけになることも多いでしょう。

特に医学部予備校ではハイレベルな環境で成長することができます。

デメリット

授業においてかれてしまう

集団授業では多人数を相手にして進度を一律に保っているため、授業についていくことのできない生徒がいても待つことはできず、その結果授業においていかれてしまう生徒が出てきてしまいます。

質問がしにくい

授業においていかれてしまう可能性があることに加えて、集団授業の講師は多人数を受け持っていることからひとりひとりの質問に割くことのできる時間が短くなってしまいます。

そのため質問をしにくく、疑問点を解消できずに進んでしまうというデメリットがあります。

個別指導

メリット

生徒一人ひとりに合った進度、カリキュラムを組むことができる

個別指導の最大の特徴でありメリットは、生徒の学力性格に合わせてカリキュラムを組むことができる点です。

従って、すでにある程度基礎ができている生徒には演習を中心に、基礎ができていない生徒には基本のところを重点的に、といった生徒専用の授業を行うことで効率的な学習が見込めます

質問がしやすい

基本的に授業中は指導者一人が生徒一人につきっきりになっていますし、集団授業を行っている指導者よりは受け持ちの生徒数が少ない場合が多いですから、気軽に質問をしてしっかり疑問を解消することができます。

デメリット

集団授業に比べて学費が高くなる傾向にある

これは集団授業のメリットでも述べましたが、個別指導だと、生徒一人に対して講師が一人必要となってしまうので人件費の関係でどうしても授業料が高くなってしまいます

医学部予備校の選び方②:合格実績

医学部予備校の選び方②:合格実績
いくら立派な教育目標やカリキュラムがあって自分に合った授業形態の医学部予備校を見つけることができたとしても、本当にその医学部予備校に通うことで自分の望む大学の医学部医学科に合格することができるのか、という不安は多くの受験生が直面するものかと思います。

そんなときに参考にしてほしいのは、その医学部予備校の合格実績です。

過去にどんな大学への合格者を排出しているのかということをみて、合格実績に自分の志望大学があればベストですが、なければ近いレベルの大学があるか、そしてどれくらいの人数が合格できているのかどうかを確認して把握しておきましょう。

ただし、合格実績を見る際には注意してほしい点が2つほどあります。

合格者=入学者ではない

一見意味がわからないかも知れませんが、「合格実績というのはその大学に合格した」ということであって、その合格者がその大学に必ずしも進学したとは限らないということです。

大学入試では、国公立大学であれば基本的に1校しか受験することができませんが、私立大学では日程さえかぶらなければ何校でも受けることができます。

すなわち、その医学部予備校に在籍している1人の優秀な受験生がたくさんの大学に合格しているだけで、他の生徒は合格していないという可能性もあるということです。

本当にその専門予備校に通っていたのか

合格実績に掲載されている受験生が本当にその医学部予備校に通っていたのかという点も、合格実績を見る際に注意すべきです。

これは予備校によって様々かと思いますが、合格実績に掲載されるのはその予備校で日頃から授業を受けていた人だけではなく、夏期講習や冬期講習を受けただけの人だったり、はたまたその予備校の採点サービスなどを使ったことがあっただけという人だったりということがあります。

以上2点に気をつけて、合格実績が信頼に足るか否かを判断していきましょう。

環境・講師の充実度も忘れずに!

環境・講師の充実度も忘れずに!
授業形態や合格実績を見て、自分に合っていそうな医学部予備校だなと感じたら、次はその医学部予備校の学習環境や講師の充実度を確認してみましょう。

学習環境としては、以下の点に注意してみてみましょう。

自習室の有無

自習室があるとないとでは、日頃の勉強の質に大きな差が出て来る場合が多いです。

家ではなかなか集中できないという人でも、周囲に自分と同じ目標に向かって努力している仲間がいると努力をすることができるでしょう。

また、自習室がある場合は仕切りはあるのか、飲食は可能なのかといった細かい点まで見ておくと後から「こんなはずではなかった」となってしまう可能性が小さくなるでしょう。

周りの生徒の質

医学部予備校に通っている生徒の質も、受験に集中できる環境かどうかを決定する重要な因子です。

生徒がどれだけ本気で受験に向き合っているのかをしっかり確認しておきましょう。

講師の充実度としては、体験授業を受けてみて決めると良いのではないでしょうか。

多くの医学部予備校では体験授業を無料で行っているため、実際に授業を受けてみてどんな講師がいるのかを見てみると良いでしょう。

まとめ

以上医学部予備校の選び方について、授業形態(個別指導or集団授業)、合格実績、環境・講師の充実度という観点で情報を見てきました。

いずれにしても最重要なのは、その医学部予備校が自分に合っているのか、自分との相性はどうなのかという点です。

上述してきた点を総合的に考慮して、各医学部予備校の違いはなにか、何を優先すべきかしっかりと順位付けすることで医学部予備校選びで失敗しないようにしていきましょう。

大手予備校が必ずしも優れているというわけでもありません

また、医学部予備校に入ったからと言って必ず目標の大学に合格できるというわけでもないので、浪人しないようにしっかりと努力を積み重ねていってください。

皆さんの医学部受験がうまくいくことを祈っております。

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