医学部予備校の基礎知識
医学部予備校の時間割

医学部予備校の時間割

医学部予備校の時間割は、大手または専門予備校によって特徴が異なってきます。

浪人生向けのコースでは1日12時間以上の校内学習を強制する医学部予備校は多いです。

いったいどんな時間割で1日を過ごしているのか疑問に思う受験生もいるのではないのでしょうか?

今回は医学部予備校の時間割について詳しく紹介していきます。

医学部予備校の時間割

医学部予備校の高卒生クラスの多くは、1コマの授業時間数を90分または50分に設定している傾向があります。

90分授業は1教科に豊富な時間を割くことが可能で、講義(インプット)と演習(アウトプット)を交えながら学べるため、知識の理解が容易となります。

いっぽう、50分授業は「人間の集中力は平均50分」と言われているため、集中して1つの授業を学べることが可能です。

授業時間は学習の質に影響してくるので、体験授業などを通じて自分の学習リズムに合う方を選ぶことが重要です。

また、大手予備校は基本的に夕方までカリキュラムが組まれており、夜は自習を通して予習・復習を行います。

いっぽう、医学部予備校の場合は自習時間を含めて朝から夜まで厳格に学習時間が管理されているのが特徴です。

ここでは、医学部予備校の時間割のモデルケースを紹介しているので、大手と専門予備校の違いを把握し、予備校選びの参考にしてみてください。

大手予備校のケース【高卒生】

大手予備校の場合、授業は夕方までに終わるカリキュラム編成となっており、夜は自習やオプションの単科講座を利用するなど比較的時間を柔軟に使えるのが特長です。

したがって、自分のペースでマイペースに勉強したい人や、自分がやるべき学習を理解している人におすすめの時間割構成となっています。

空いた時間をどう活用するかが合否に大きく影響してくるため、集中して学習に取り組める環境を作っていくことが重要となります。

国公立医学部コースの時間割例

時間
月曜
月曜
火曜
水曜
木曜
金曜
土曜
日曜
8:40〜
9:30
数学 英語 数学 英語 物理 セ試
対策
模試
など
 
9:40〜
10:30
古文 漢文 数学 現代文
10:50〜
11:40
英語 数学 英語 数学 古文
11:50〜
12:40
英語 現代文 数学 数学
13:30〜
14:20
化学 生物 化学 生物 英語  
14:30〜
15:20
数学
15:40〜
16:30
論文   地歴
公民
物理  
16:40〜
17:30

国公立医学部を目指す場合、大手予備校はセンター試験科目の講座も充実しているうえ、授業時間以外の有効に使える時間が豊富にあるため対策しやすいメリットがあります。

また、文系・理系の両方の進学指導を行っていることから、文系科目の講師陣の質も高く、効率よく学力アップが期待できます。

私立医学部コースの時間割例

時間
月曜
月曜
火曜
水曜
木曜
金曜
土曜
日曜
8:40〜
9:30
数学 英語 生物 英語 化学   模試
など
 
9:40〜
10:30
数学 数学
10:50〜
11:40
数学 数学 英語 数学 数学
11:50〜
12:40
英語
13:30〜
14:20
化学 生物 数学 生物 英語
14:30〜
15:20
数学
15:40〜
16:30
論文 物理 物理 物理  
16:40〜
17:30

私立大学医学部を目指すコースの場合、センター対策が不要のため科目を絞って集中して学べるようカリキュラムが組まれています。

国公立コースに比べて時間割に余裕があるため、苦手科目はオプションの単科講座などを利用して対策してくのも良いでしょう。

医学部専門予備校のケース【高卒生】

医学部予備校の場合は、大手予備校と異なり朝から夜までぎっしりとカリキュラムが組まれているのが特徴です。

授業がない時間は強制自習を課している予備校が多く、1日12時間学習も珍しくないほど圧倒的な学習量を確保することが可能です。

大手予備校のように柔軟性がありませんが、その分自己管理が苦手な人やライバルよりも多くの学習量が必要な偏差値40台の人でも医学部合格を実現できています。

また時間割を見て分かるように毎日授業がたくさん組まれており、その分講師を拘束していることから大手予備校よりも学費が高くなるのは納得できます。

医学部予備校の時間割例

時間
月曜
月曜
火曜
水曜
木曜
金曜
土曜
日曜
9:30〜
10:20
数学 英語 生物
or
物理
英語 化学 生物
or
物理
模試自習
/
保護者会
 
10:30〜
11:20
11:30〜
12:20
13:10〜
14:00
英語 化学 小論文 数学 数学
14:10〜
15:00
生物
or
物理
化学
15:10〜
16:00
数学 生/物 化学
16:10〜
17:00
数学 英語 数学 生/物 化学 英語
17:40〜
19:10
個別指導
強制自習
強制自習
セ試対策
個別指導
強制自習
個別指導
強制自習
強制自習
セ試対策
強制自習
19:30〜
21:30

とにかく1日のスケジュールが細かく設定されているので、予備校の指導方針に従って学習を進めていけば自ずと学力が伸びる仕組みになっています。

夕方以降は個別指導を受講したり、国公立コースはセンター試験対策を受講したりするのと同時に、強制自習によってその日に学んだことは取りこぼしがないよう理解・定着させていきます。

土曜日までぎっしりと時間割が組まれているので圧倒的な学習量をこなすことができ、本試験当日は達成感と自信に満ちた状態で臨めること間違いなしです。

社会人の医学部再受験生の場合

医学部再受験で仕事と勉強との両立を考えている人にとっては、高卒生の時間割で勉強することは不可能です。

この場合、自由に時間割が設定できる個別指導のコースを受講して対策することになります。

個別指導のコースなら、講師から直接指導が受けられるので自分だけの学習計画に沿って効率よく学習していけます。

また、医学部予備校の中には社会人コースを設置し、平日の夜間と週末を使ってカリキュラムを組み授業時間を確保しているところもあります。

経済的な理由は個人の事情により、受験勉強に専念できない再受験生も多いですが、そんな受験生をサポートしてくれる医学部予備校もたくさんあります。

現役生の時間割

高校生は、学校生活との両立しながら勉強する必要があるため、医学部対策を効率よく行えるよう各校でい現役生コースが設置されています。

大手予備校や規模の大きな医学部予備校では現役専用校舎を設置しており、高校の授業後でも集中して学べる環境が用意されています。

また、学力や志望校が違うだけでなく、学校によって学習進捗が異なったり、クラブ活動と両立する生徒がいるなど、学習環境が異なるケースが多いため、個別指導により効率よく指導できる体制を整えている医学部予備校も少なくありません。

高卒生よりも柔軟なカリキュラムや指導法により、個々のニーズに細かく対応しているのが現役生コースの特徴ともいえます。

時間割例

時間
月曜
月曜
火曜
水曜
木曜
金曜
土曜
日曜
9:30〜
10:20
学校 学校 模試自習
/
面談
 
10:30〜
11:20
11:30〜
12:20
13:10〜
14:00
14:10〜
15:00
セ試
対策
15:10〜
16:00
16:00〜
18:00
数学 英語 数学 理科 理科 英語
18:00〜
21:30
質問・自習 質問・自習 質問・自習 質問・自習 質問・自習 自習

現役生は学校生活を大半を占めるため、夕方以降に授業を受けて医学部対策を行っていきます。

やり残した学習は、比較的時間が豊富に確保できる週末を活用して集中的に学習し、取りこぼしがないよう注意しましょう。

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