AO入試対策も医学部予備校ならしっかりと準備・対策を行うことが可能です。
大学受験で一般入試と共に浸透しているのがAO入試と呼ばれる選抜方法で、医学部でも採用する大学は増えています。
純粋な学力勝負というより人物像や過去の経歴ならびに素質などが重視されがちなAO入試を、医学部受験の観点から解説していきます。
広がってきているAO入試
AO入試とは、アメリカやイギリスなどが発祥の試験方式で、正式名称は「Admissions Office試験」と言います。
推薦入試に似ていますが、出願者自身が自分をプロデュースし、大学側の掲げる理念や方針に合った人物像であることをアピールするというものです。
AO入試では、学力検査では捉えきれない多様な資質を持った学生を選考することが目的であり、面接や小論文、志望理由書、レポートなど様々な方法で学生の資質や将来性を判断します。
また、推薦入試とは違い、高校の校長からの推薦がいらず、希望すれば誰でも挑戦することができます。
医学部予備校では、AO入試対策を行っているところもあるので、一般入試に不安がある方は考えてみてはいかがでしょうか。
AO入試のある医学部の大学別一覧
区分 | 大学名 | 他の入試方法 |
---|---|---|
国公立 大学 |
旭川医科大学 | 前期、後期、 推薦、編入学 |
北海道大学 | 前期、編入学 | |
弘前大学 | 前期、編入学 | |
東北大学 | 前期 | |
神戸大学 | 前期、推薦、 編入学 |
|
岡山大学 | 前期、推薦、 編入学 |
|
広島大学 | 前期、後期、推薦 | |
高知大学 | 前期、推薦、 編入学 |
|
大分大学 | 前期、推薦、 編入学 |
|
私立 大学 |
独協医科大学 | センター利用、 一般、推薦 |
順天堂大学 | センター利用、 一般 |
|
金沢医科大学 | 一般、推薦、 編入学 |
|
杏林大学 | 一般、 センター利用 |
|
東海大学 | 一般、 センター利用、 編入学 |
|
藤田医科大学 | 一般、 センター利用 |
各大学によって、AO入試の試験内容が異なっているので、大学のホームページや医学部予備校のAO入試対策を参考にして、しっかり対策しましょう。
それでは次に、AO入試のメリットについて紹介したいと思います。
メリット
それでは、AO入試のメリットを見ていきたいと思います。
ここで紹介するメリットは4つですが、この他にも様々なメリットがあります。
1. 地域募集枠がある
AO入試の地域枠募集では、住んでいる場所や出身高校で制限を設けている大学があるため、受験者数が絞られ、難易度が下がる場合があります。
地域枠で医学部のAO入試を考えている方は、地元の医療の問題は何か、地元でどのように医療で貢献していきたいか、といった問題意識を持ち、将来の目標をしっかりと見据えて面接に臨みましょう。
2. 評定成績が必要ない大学がある
医学部のAO入試では、基本的には評定平均値が4.3以上を出願資格として設けている大学が多くありますが、評定成績を考慮していない大学もあります。
3. 試験科目が少ない
医学部のAO入試の場合、一般受験に比べて試験科目が少ない大学が多いという特徴があります。私立の医大・医学部の場合、数学と英語のみという場合もあり、一般受験と比較するとかなり少なくなります。
国公立の場合、センター試験に加え、小論文と面接のみという大学も多くあります。よって国公立の場合も私立の医大・医学部と同じく、一般受験に比べて試験科目は少なくなりますので、メリットのひとつと言えます。
4. モチベーションが高いまま入学できる
一般受験の場合、志望校に合格できず、第二志望、第三志望の医大・医学部に合格、という人もいると思います。そうした場合、希望の大学に入れなかった、という気持ちが入学後のモチベーションの低下に繋がりかねません。
医学部のAO入試の場合、早期に合格が決まりますので、モチベーションの高いまま入学できるというメリットがあります。
私立と国公立の医大・医学部を比較
私立医大・医学部のAO入試
私立の医大・医学部の場合、学科試験、小論文、面接の3つの試験で評価されます。 学科試験は、数学、英語、理科の3科目となりますが、数学と英語のみの大学もあります。
大学によっては過去問を非公開にしていますが、出題傾向や難易度が大学によって違うため、過去問を公開している大学の場合、個別のAO入試対策が必要となります。
国公立医大・医学部のAO入試
国公立の医大・医学部の場合、地域枠でAO入試を受けることができる大学がありますので、地元で貢献したいと考えている受験生におすすめです。
国公立の医大・医学部のAO入試は、以下の3つのケースに分けられます。
1. 大学固有の試験を実施し、評価を行う大学
2. 一次選考がセンター試験、二次選考が小論文や面接という大学
3. 年明け前に小論文や面接を行い、センター試験の結果と書類審査を加味し、総合的に判断する大学
医学部予備校でAO入試対策
AO入試では、学力検査ではなく志望理由書や面接などを通して、大学の理念に合っているかをアピールする必要があります。
したがって、その対策法は一般入試とは別物で、基礎学力はもちろん必要ですが、それ以上に自分をアピールできる表現力が必要となってきます。
医学部予備校では、各大学のAO入試対策を行っているところがあり、私立大学で問題が非公開となっていても、受験レポートなどに基づき、類推して対策することができます。
また、医学部予備校では蓄積されたノウハウや経験から、一人で対策するには困難な面接対策や志望理由書の書き方も学ぶことができます。
AO入試の受験を考えている方は、医学部予備校でしっかり表現力などの対策をすることをおすすめします。
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