医学部入試問題を斬る

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峰岸先生が徹底解説!『医学部入試問題を斬る』

「医学部入試の攻略」というテーマで医学部入試の対策講座を開設しています。入試問題の解説の他、受験に関する様々なテーマで入試に切り込んでいきます。入試問題についても英語のみならず各科目はもとより、小論文、面接といったものも幅広く扱う予定です。

第149回.医学部入試問題-英語「長文読解-兵庫医科大学」⑧

今回から兵庫医科大学の問題(2015年)を解いていきましょう。今日は第3パラグラフ第4文から読んでいきましょう。解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

(3)④(サ)The term sick building syndrome has been used to describe a set of symptoms reported by people living or working in buildings with indoor air problems.⑤These symptoms include irritation of the nose, eyes, and mucous membranes; fatigue; dry skin; and headaches.

(2) 下線部(サ)を和訳しなさい。

第3パラグラフ
第4文

The term sick building syndrome has been used to describe a set of symptoms reported by people living or working in buildings with indoor air problems.

主語はThe term sick building syndrome(シックハウス症候群という病気は)です。termは多義語で「①学期②期間③間柄④関係⑤(専門)用語」などを表します。The term Aで「Aという言葉」という意味です。sick building syndromeは「シックハウス症候群」です。述語はhas been used (使われてきました)です。「どのように使われてきたのか」はto describe(表すために)です。「何を表すのか」は a set of symptoms (一連の症状)です。ここにreported(報告された)がかかってきます。「誰が報告したのか」は by people(人たち)です。「どんな人か」は living or working in buildings(建物の中で生活したり働いている人)です。「どんな建物か」は with indoor air problemsは(室内に空気の問題を抱えている)です。

訳:シックハウス症候群という言葉は室内の空気に問題のある建物の中で暮らしていたり働いたりしている人によって報告された一連の症状を表すために使われてきました。

第5文

These symptoms include irritation of the nose, eyes, and mucous membranes; fatigue; dry skin; and headaches

主語はThese symptoms(こうした症状)で述語はinclude(含んでいる)です。「何を含んでいるのか」まず irritation(かゆみ、むずむずすること)です。 あとはセミコロンの右のfatigue(倦怠感)、dry skin(乾燥肌)、headaches(頭痛)が含まれているということです。the nose(鼻), eyes(目), mucous membranes(粘膜)は「かゆみ」のある部位です。

訳:この病気の症状は鼻、目、粘膜のかゆみ、倦怠感、乾燥肌、頭痛といったものが含まれます。

では設問(2)を解きましょう。
設問(2)下線部(サ)を和訳しなさい。

訳はすでに書きましたので、採点の際のポイントを挙げておきます。まず、第4文が下線部(サ)の前半ですが、①termをうまく処理できているか② be used toⅤを「~するために使われる」と訳せているか③分詞の処理がうまくできているかなどに注意してください。②について、used toは「よく~したものだ」。be used to ~ingは「~するのに慣れている」。本問のようにbe used to ~ingは「~するために使われる」です。混同しないように注意してください。

第5文では①セミコロン(;)の処理②irritation(かゆみ、むずむずすること)、fatigue(倦怠感)、dry skin(乾燥肌)、mucous membranes(粘膜)といった、医系英文ではおなじみの語句が訳せているかです。

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いかがでしょう。下線部和訳は主語と述語が訳せれば確実に点が来ます。構造分析をしっかりやって、わからない単語にはあまり神経質にならずに、文脈に合うように訳を作ってください。次回もこの続きを読み解いていきましょう。お楽しみに。

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エースメディカルみなとみらいでは、生徒各個人に合わせて英文のレベルを分け、中学生レベルの英文から科学雑誌の英文までを準備しています。医学部に受かる力の養成に直結した授業を展開しています。無料レッスン随時受け付け中です。お問い合わせください。

2018年8月03日

プロフィール

峰岸 敏之
1964年生まれ。早稲田大学大学院・法学研究科前期課程修了、法学修士。大手新聞社で新聞記者を経験後、講師業に転向。河合塾や城南予備校、栄光ゼミナールなどの大手予備校や医学部予備校などで、大学受験ブロック長や英語科責任者などを務める。指導教科は英語と小論文。2013年春に横浜に医学部予備校を開校し、「30年以上続く予備校を作り、医学部への合格者を1000人を出す」が目標。

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