医学部入試問題を斬る

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峰岸先生が徹底解説!『医学部入試問題を斬る』

「医学部入試の攻略」というテーマで医学部入試の対策講座を開設しています。入試問題の解説の他、受験に関する様々なテーマで入試に切り込んでいきます。入試問題についても英語のみならず各科目はもとより、小論文、面接といったものも幅広く扱う予定です。

第136回.医学部入試問題-英語「長文読解-東邦大学医学部」⑩

今回から東邦大学医学部の問題(2015年)を解いていきましょう。今日は第5パラグラフ③に関する設問をとき、その先を読み進めでいきましょう。解説の都合上本文やパラグラフに番号を入れています。

(5)③ (10)While normal uric acid levels don't necessarily rule out gout and high levels don't confirm it, the presence of hyperuricemia increases the likelihood of gout.

設問
10.Which of the following sentences is closest in meaning to the underlined part?

  • Gout can be confirmed if there is a likelihood of hyperuricemia, if too much uric acid is present in the blood, or if normal levels of uric acid are ruled out.
  • The presence of hyperuricemia makes gout more likely, but only if normal levels  of uric acid are ruled out or if high levels of uric acid are confirmed.
  • A regular level of uric acid can rule out gout since a high level is necessary to confirm the likelihood of hyperuricemia, which is necessary for gout to be present.
  • Hyperuricemia makes the possibility of gout higher, but gout can still be present with regular levels of uric acid or may not be present even if the level of uric acid is above normal.

(5)④The development of a tophus can confirm the diagnosis of gout.

設問10

問題文はWhich of the following sentences is closest in meaning to the underlined part?(下線部に最も近い意味の文を以下から選びなさい)です。

選択肢aはGout can be confirmed if there is a likelihood of hyperuricemia, if too much uric acid is present in the blood, or if normal levels of uric acid are ruled out.(もし高尿酸値の可能性があったり、血中にあまりにも尿酸があったり、通常レベルの尿酸値から外れたら痛風であると裏付けされる)です。

これは、本文でWhile normal uric acid levels don't necessarily rule out gout and high levels don't confirm it, the presence of hyperuricemia increases the likelihood of gout.(尿酸値が通常のレベルでも必ずしも痛風の可能性を除外できるわけではありませんし、そのレベルが高いから確実に痛風になってしまうわけでもありませんが、高尿酸値は痛風の可能性を高めています)とありますのでバツです。

選択肢bはThe presence of hyperuricemia makes gout more likely, but only if normal levels of uric acid are ruled out or if high levels of uric acid are confirmed(通常の尿酸値の値から外れているときのみ、または尿酸値の水準が高いとき、高尿酸値のであれば痛風の可能性が高まります)です。ここでは「only if~」(~の時だけ)と場面を限定してしまっているところがおかしいですね。よってバツです。

選択肢cはA regular level of uric acid can rule out gout since a high level is necessary to confirm the likelihood of hyperuricemia, which is necessary for gout to be present(高尿酸値の可能性を確認するには高水準であることが必要なので通常の尿酸値の水準は痛風の可能性から外れます。そしてそのことが痛風の存在に不可欠です)これはロジックが成り立ってません。尿酸値が通常でも痛風になりうるというところはよいのですが、since以下の高レベルであることが痛風への必須であるというロジックになっています。そうではないことが本文で述べられています。よってバツです。

選択肢dはHyperuricemia makes the possibility of gout higher, but gout can still be present with regular levels of uric acid or may not be present even if the level of uric acid is above normal(高尿酸値は痛風の可能性を高めます。しかし尿酸値が一般的である時もその可能性があり、通常値を超えていてもそうでないかもしれません)です。
 まさにこのことが本文に書いてありますね。よってマルです。

正解 d

第5パラグラフ
第4文

The development of a tophus can confirm the diagnosis of gout.

主語はThe development of a tophus(痛風結節の発症)です。述語はcan confirm(確認できる)です。 何を確認できるのかはthe diagnosis of gout(痛風の診断)です。

訳:痛風結節が発症すればそれは痛風の診断が正しかったことになります。

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いかがでしょう。尿酸値が通常でも痛風を発症することもあるし。その値が高いからと言って必ず発症するものでもないということをしっかりつかめれば設問は解けますね。次回も本文の続きを読んでいきましょう。お楽しみに。

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エースメディカルみなとみらいでは、生徒各個人に合わせて英文のレベルを分け、中学生レベルの英文から科学雑誌の英文までを準備しています。医学部に受かる力の養成に直結した授業を展開しています。無料レッスン随時受付中です。お問い合わせください。

2018年4月20日

プロフィール

峰岸 敏之
1964年生まれ。早稲田大学大学院・法学研究科前期課程修了、法学修士。大手新聞社で新聞記者を経験後、講師業に転向。河合塾や城南予備校、栄光ゼミナールなどの大手予備校や医学部予備校などで、大学受験ブロック長や英語科責任者などを務める。指導教科は英語と小論文。2013年春に横浜に医学部予備校を開校し、「30年以上続く予備校を作り、医学部への合格者を1000人を出す」が目標。

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