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和田秀樹先生が伝授する『医学部合格への道』

第78章.2020年入試改革の傾向と対策(その4)

2020年入試改革の傾向と対策

さて、今回の新制度入試改革で、センター試験の代わりになる「大学入試希望者評価テスト(仮称)」で、旧来型のセンター試験と大きな改革店として、マークシート型の問題だけでなく、記述式の問題も導入することが挙げられている。

これについては、当初、コンピュータで採点できるレベルの記述式問題なので、たとえば、数学の思考過程をみるというような問題でも、チャート式の解答を覚えるなどのオーソドックスな問題対策で足りそうだという風に考えられていたのだが、2015年の末くらいから、記述式とマークシート式で別日程にするという案が浮上してきている。

要するに、記述式について、コンピュータで採点するだけでなく、人間による評価も行うので、採点にそれなりに時間がかかるという方向性になったのだろう。

ということは典型問題だけでない記述式の対策も必要になるということだ。

実際、今回の新テストに関して、中教審の答申(二〇一四年一二月二二日)では、 「確かな学力」のうち『知識・技能』を単独で評価するものではなく、「知識・技能」を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力」を中心に評価する」と述べられている。

実は、この中で謳われている「知識・技能の活用」「自ら課題を発見」(課題発見能力)「解決に向けて探究」(問題解決能力)などの文言は、いわゆる「PISA型学力」を強く意識していると言ってよい。

PISA調査というのは、OECDが行っている各国の義務教育卒業生に対して、学校で習ったことがどの程度応用できるかを問うテストである。数学力というより、数学的リテラシーというように、単に数学の学力をみるのでなく、数学を使って問題を解けるかをみるものだ。

この学力調査で、日本の子供たちの学力が予想以上に低迷しており、アジアでは最低レベルであることが明らかになり、文部科学省も、この学力を上げるような指導をしろということを大きな柱にしてきたのだが、このような能力を入学試験に課すことで、よりその実効性をあげようと考えている節がある。

記述式問題についても、どうせ予備校が対策問題や対策ゼミを用意することだろうが、PISAの問題については、ネット上でも公開問題例が発表されているから、一度目を通しておくのが賢明だろう。

2016年3月28日

<<プロフィール>>

和田秀樹
1960年生まれ。東京大学医学部卒業後、現在国際医療福祉大学院教授を含め川崎幸病院精神科顧問や一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長など幅広く活躍中。書籍では「受験は要領」がベストセラーとなり、医学部合格セミナーを全国で展開し「和田メソッド」を提唱、医学部受験の神様と呼ばれている。また、自身では和田塾緑鐡舎塾長も務め毎年無名校から多くの合格者を輩出している。

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