医学部受験の勉強法と必要な参考書
恋人と付き合いながら受験勉強するメリットとデメリットとコツ

恋人と付き合いながら受験勉強するメリットとデメリットとコツ

恋人と付き合いながら受験勉強することの良い点、悪い点を徹底的に比較検証します。

『受験生とはなんと悲しいものでしょうか。』思春期という最も多感な、医学的に見ても急激なホルモンバランスの変化が起こる、この時期に勉強というタスクが課せられているのです。そして、そのタスクを放棄することは夢を諦めることであり、人生を左右することにもなります。

高校生って凄く恋愛とかにも興味を持ち始め、好きな人ができ、お付き合いしたりデートしたりという人が増えてくるでしょう。私もそのことは素晴らしいことだと思います!

けれども、受験という魔物がいる以上、浮かれていていいものなのでしょうか。

そういう意味をこめて、あくまでも冷静にロジカルに考えようと、タイトルは彼氏、彼女と付き合いながら受験勉強する『メリットとデメリット』というものにしました。

もし、メリットとかデメリットとかふざんけんな!と不快な気持ちになられた方は申し訳ありません。しかし、『意図しているのはそこではない』ということを分かって頂けると嬉しいです。

人とお付き合いすることは、損得勘定では考えては本来いけないものです

。しかし、恋愛至上主義になり、女性に溺れて本来の目的を見失う高校生を、私が高校生だったときの同級生でも、塾の生徒達の中でもたくさん見てきました。

実際に、『一生懸命勉強したいけど恋人のことが大好きだし、でもこのままじゃだめだ。』という悩みを持っている高校生は本当に多いと思います。

最初に言っておきますと、『記事を最後まで読んでも答えはありません。』ただ、親や塾や高校教師といった成熟した大人の意見は正しくもあり、解決にならないこともあります。

この記事では出来る限り、高校生の目線に立って、悩んでいる人の気持ちを少しでも前向きに出来たらいいなと考えて書きましたので、悩める高校生にご紹介します。

恋人と付き合いながら受験勉強する良い点

今時の高校生ってどれくらい彼女や彼氏がいるものなのでしょうね。

確実に、昔よりは増えているとは思います。恋愛映画や恋愛漫画も増えましたし、そしてスマホでのtwitterやfaceboook、なによりラインなどコミュニケーションツールがここ数年でとても発達したことも確実に影響を受けていると思います。

どれくらいの人が彼女や彼氏がいるかは、高校によって割合が違うのでピンと来ない人も多いでしょう。例えば男子校、女子高、そして進学校はかなり少ないイメージです。

私の高校は共学だったのですが、進学校ということもあり学年で2~3割、クラスでは1割くらいだったはず。笑

ある記事では、最近の高校生たちは4~5割の人が恋人がいるみたいです。

『彼女、彼氏と付き合いながら一緒に頑張ろう!』という高校生、そして受験生は多いことでしょう。恋人がいると勉強が頑張れる要因を考えてみます。

一緒に勉強できる

一緒に勉強できる

図書館や予備校の自習室で、恋人同士で勉強している高校生を良く見かけます。一緒に予備校行って、ご飯食べて、分からないところを教え合うことで、勉強が持つ『孤独』や『寂しさ』というものが薄らぎ、楽しい空間にさえなります。

そして、勉強をするのにエネルギーが必要な人にとっては、恋人と勉強をするというモチベーションが発生するので『勉強を始める初動』が早くなります。勉強をしたくないような人、エンジンがかかり辛い人にとっては、恋人がいることで勉強を始めるきっかけになるのではないでしょうか。

お互いを高めあうことができる

恋人の自分のよき理解者になる

『受験勉強の最も恐ろしいことは何でしょうか。』それは、『心が折れること』、『スランプ』といったようなものです。

言っちゃえば、突然『勉強に対するモチベーションが下がる』ことが恐ろしいです。特に、受験勉強を始めたてで、張り切って1日何十時間も勉強をし始めたような人にこういう傾向が良く見られます。

また、一番始めにも書きましたが、受験勉強を主にしているのはある程度精神が成熟している20歳以上の大人ではなく、『最も多感な時期である高校生』なのです。高校生活でのちょっとしたトラブルやいざこざ、人間関係がモロに勉強に左右しかねません。

もちろん、仲の良い友達やご両親に相談することは出来ますが、やはりそういう精神的に落ち込んでいるときにこそ、恋人の存在が支えになってくれるはずです。

私が言うお互いに高めあうとは、もちろん、傷を舐めあってなあなあになる関係ではなく、勉強面に置いても生活面に置いても一番の味方となって支えるような関係です。

まぁ、そんな完璧な理想的なカップルなんて本当にいるの?って話なんですけどね笑

勉強を競うことでモチベーションが上がる

あとは、お互いの偏差値が同じくらいならば定期テストや模試などを勝負したりできますよね!

それで、お互いが負けたくないってなれば勉強に集中して取り組む理由になりますし、原動力になります。そういう関係って素敵ですよね。

また、彼氏だけがめちゃくちゃ頭良いとか、どちらかだけが極端に成績がいいなら勉強を教えることが出来ます。

勉強を教えるということは、その分野をしっかりと理解して充実した知識を持っていることになります。そして、勉強を教える過程で、自分自身教えている内容に対する理解が深まるでしょう。

私が高校生のときの同級生に、極端に頭の良い彼女と、頭の悪い彼氏というカップルがいました。

彼氏は、彼女から毎日勉強を教えてもらっていて、テスト前なんかも二人でずっと勉強していました。

その結果、彼氏はめきめきと成績が伸びていき、最終的にその彼女がいなかったら合格しなかっただろ!っていうレベルの大学に合格していました。

そういうカップルを見ると、理想的だなって思いますね。

相手が恋人同士なら気兼ねなく勉強を教えあえる、というのも恋人がいる良い点ではないでしょうか。

高校生活を充実したものにしてくれる

もちろん恋人がいなくたって充実したものにはなるし、いたからって充実してない人もいるかもしれません。

ただ、恋人が欲しいと考える高校生は多いですし、そういう高校生にとって恋人は高校生活を楽しく過ごすために必要な存在かもしれません。

そして、その充実した気持ちを持って、それをエネルギーに変えて受験勉強に取り組むことで、高校時代に未練を残すことなく受験勉強に邁進できるでしょう。

恋人と付き合いながら受験勉強する悪い点

さて、恋の伝道師みたいになってしまいましたね。笑
私自身の経歴のほうにも書いたのでそっちを見てもらえばわかるのですが、私は受験勉強をしているときは『恋人はいません』でした。

参考記事:【自己紹介】クラス最下位から旧帝医学部合格への道

受験勉強に恋人は本当に必要でしょうか。恋人が受験勉強に良い影響のみを与え続けるならば、いわゆるリア充と呼ばれる輝いた人たちだけが東大や京大、医学部に来ているのでしょうか。

実際には、そんなことは全くありませんよね。医学部の同級生で、受験生のときに恋人がいた人は確実に少数派です。

早慶やMARCHを見ていると不安になるくらい、そして心から羨ましくなるくらい(笑)大学生活を楽しんでいる人たちが、問題を起こしたりしていますよね。

もちろん、大学の分母が違うのでいろんな人たちが多いとは思うのですが。けど、医学部はそういう人が本当に少ないです。

つまり、『難関大学へ合格している人は彼女がいない人が多い?』

ここからは恋人がいることで受験勉強に差し支えうることを考えていきたいと思います。

勉強時間の絶対量が確実に減る

恐らく、彼女がいることで生じる問題や悩みの内、この『勉強の絶対量が減る』ということが最も大きな問題であり、多くの人が悩む問題でしょう。

よく『ゲームが恋人』とか『漫画が恋人』と冗談で言う人がいますけど、なまじそっちの方が、短時間でデートが終わるのでいいんじゃないかって考えてしまうくらい、恋人がいると多くの時間が費やされてしまいます。

  • 日々のデート
  • メールやライン、そして電話での恒常的なやり取り
  • 誕生日、クリスマス、お正月・・・etc

デートは半日ほど一緒に楽しい時間を過ごしますよね。なので、勉強時間ががっつり潰れるのも理解できますよね。問題なのは、電話やメールなどの連絡です。

確かに、メールする時間を合計しても1時間にもなりません。そして電話といったって、数分電話するだけなら問題ないのかもしれません。

しかし、勉強という集中した時間に着信が入ったり、連絡が来たら集中力も切れ、つい携帯をいじってしまいますよね。

そして、連絡が来ないなら来ないでモヤモヤして集中力も途切れてしまうものです。

このように、彼女がいることで心が浮かれてしまい、勉強が手につかない人がいいのではないでしょうか。

もちろん、『私はそんなことはない!』とか、『メールを出来るだけしないようにしている』という理想的な人は問題ないです。

ただ、私自身、好きな人と連絡を取っていると浮かれやすい性質なので、凄く気持ちが分かります。

悩み事が増える

人と関わりを持つことはとても素晴らしいことです。しかし、時にそれが面倒であったり、それによって精神的に落ち込んでしまうことがありますよね。そして、それが勉強の集中力を失わせるのです。

深刻な悩み事の一例を以下に示します。

  • 県外にいってしまい大学に入ると遠距離になってしまう。
  • 喧嘩をしてしまって勉強が手につかない。
  • 次のデートが楽しみすぎて勉強が手につかない。
  • 恋人が他の人と仲良くしてたどうしよう。

深刻な悩みばかりですよね!けれど、恋人のいない受験生に朗報です。こんな深刻なことを一切気にすることなく、自由に勉強し、自由に進学先を決めることができるのです。

人と関わりを持つと責任が生じちゃいますよね。もちろん、大切にしなければいけない責任ですけど、受験生が抱えるには余計な責任だったりもします。

なので、自分の時間をフルに自由に使えるとはなんと素晴らしいことでしょう。

話が脱線します。

私の同級生で高校時代付き合っていた人たちで、数年後、今現在付き合っている人はかなり少ないです。

遠距離だったり、大学生で新生活が始まり、ともすれば一人暮しをしている人も多いでしょう。そんな中で高校時代から付き合って、今でも続いているカップルを私は2組しか知りません。

あんなにみんな付き合っていたのに。。。

もちろん、私の高校自体がそんなに付き合っている人がいなかったのであれですけど、人生って難しいよなって話です。

恋人に依存してしまう

ちょっと変わった例ですが、女性に溺れていった勉強仲間をご紹介します。

私は、高2の夏に同じクラスの友達から勉強に誘われて、もう1人と合わせて3人で受験勉強を始めました。最初に誘ってくれた友達とは凄く仲が良くて、一緒に自習室に行き勉強をしたりしていました。

ところが、秋ごろにその友達に彼女ができました。勉強をして医学部に入って、医者になるんだ!という熱い気持ちを持っていたはずだったんですが、やっぱり、恋人が出来ると浮かれてしまうもので、付き合って以来毎日、恋人と一緒に遊んでいました。

冬頃になると、私達の間には勉強に『顕著な差』が見られるようになりました。そして、友達は彼女と分かれた後も勉強に集中して戻ることは出来ず、医学部に受かることはありませんでした。

あんなに、燃えていた友達が勉強をほっぽり出した姿を見て、『恋は盲目だな』って本当に実感しました。

もちろん、こんな分かりやすい例ってあんまないとは思いますけど、私は勉強のきっかけをくれた友達が変貌しちゃったので、衝撃的でした。

恋愛と勉強を両立するために気をつけるべき2つのこと

偉そうなことを言ってるということは分かっているんです(笑)
普段、日常で周りにこんなこと言う人いたら、とてもうざったいし、気持ち悪いですよね!

けど、この記事を読んでいるということは、少しでも恋人との関係について思うところがあるからだと思います。

なので、お節介な話かもしれませんが、こうすれば、上手く勉強と恋愛を両立できるんじゃないかと思って書きます。

お互いのルールを決めよう

やっぱり普通のカップルと同じままでは、『受験勉強を乗り越えられない』でしょう。

お互いの置かれている状況を理解しあってそれを尊重し、譲歩していかないと共倒れになってしまいます。

こんな感じのルールを話し合って決めていったらいいと思います。

  • 電話は22時からの30分間だけにする。
  • メールの返信が遅くなっても我慢する。
  • デートはテスト明けとか特別なときだけにする。
  • 他の異性の子とメールしない。
  • 手をつなぐときは道路側に男が来るようにする。

最後の2つはちょっとふざけたんですけど、こんな感じじゃないですかね。お互いが納得し合えるルールを決めることが大切だと思います!

男は道路側ってあれ男はフィジカルあるから車に引かれても勝つって思ってるんでしょうかね。

適度な距離感をつかむ

正直、受験勉強に限らないと思うんですけど、何かに打ち込むときって『お互いを疎かにしがち』になりますよね。

お互いが納得しあった結果、その感覚を保っているんだったらいいのですが、片方だけが一方的になると気持ちのズレが生じちゃうと思うんです。

逆に、上でも書きましけど、本当に近い距離でしか考えられなくて、『依存しちゃっているのはまずい』と思うんです。

かといって、依存するはまずいから距離をとろうと思って取れるようなら依存はしないんでしょうけど。

つまり、良い距離感を見つけて、一緒に頑張ろうね!ということです。高め合うカップルといっても、全てに置いて切磋琢磨し合えるほど理想的なカップルはやはり難しいので、『適度な距離感で良い影響を及ぼしあう感じ』が大切です。

恋愛と勉強を両立して医学部現役合格した例

私の医学部の同級生に、高2から付き合い続けてなおかつ勉強も頑張って、現役で受かった友達がいます。

しかも、高3夏まで部活を一生懸命やっていたという化け物っぷり。彼は本当に要領が良くて、効率を徹底的に重視する天才なんですけど、やっぱり出来が違いますね。

学校から一緒に帰ったり、予備校が終わったら合流して家まで送ったり、一緒に自習したりと、正直許せないくらい恋愛を充実させていた彼は、勉強時間をとても有意義に使っていたそうです。

また、彼女ともテスト前は完全に距離をとって、メリハリをつけることを大切にしていました。まぁ、そうじゃなければ上手くいきませんよね。

ただ、彼はずっとE判定が続き、受験後も浪人を覚悟したといっていたので、余裕での合格ではないらしいですが、やっぱり要領がいいんだろうなって思います。

一緒にいると、医学部の中でもこいつは頭の出来がちょっと違うなって思うくらいの人なので、良い例ではないとは思うのですが、そういう風に大学生活を部活に恋愛に満喫しきっても『要領を良くすれば医学部だって現役で合格できるよ』という例でした。

受験勉強に恋人は必要なし!さあ勉強しよう!

正直、身も蓋も無いことですが『恋人がいないほうが受験に合格しやすい』です。

これは、自分自身の経験からも周りの合格実績を見ても、医学部の同級生達の話を聞いても、そもそもどう考えてもそうです。誰も言いづらいのか知りませんが、言わないのでいいます!

なので、恋人がいないと集中して勉強できない人以外は、恋人がいないことは受験勉強に関しては何のデメリットも存在しません。

ただ、そこは多感な高校生、私も恋人なしで受験勉強をやり続けた男としてそんな人を応援したいです。

大学生活に夢を見よう

高校生活って確かに青春っていう青いシートに包まれていますよね。本当に今からでも、高校生活に戻りたいです。笑

けど、それと同時にある見かたをすれば、『人生の分岐点』であることも間違いありません。

東大に入れば、医学部に入れば、モテモテで超楽しいとは言いません。しかし、高校生よりも自由で時間があり、勉強にバイトに恋愛に楽しいはずです。

確かに、恋愛も勉強も両立して難関大学合格!っていう進研ゼミの主人公みたいな人もいますけど、現実は厳しいです。

少しでも合格の可能性を上げる為に必死の努力をする受験生にとって恋人は必ずしも必要ではありません。つかの間の幸せなら、これからの人生を手に入れるために我慢するのも手じゃないでしょうか。

恋人いないが立派な武器

理想的なカップルでさえも、受験時間の確保という観点から見るならば、単独で黙々と勉強するタイプが可能なら、他のことならまだしも『受験勉強では最強』です。

つまり、恋人がいないということは既に恋人がいる人よりも勉強をたくさん出来るという意味では、かなり先を進んでいます。え?恋人がいたほうが勉強にメリハリが出て、質がいいんじゃないかって?

そういう人は、本当に限られた人しかいません。多くの受験生を見てきましたが、『完全にメリハリをつけて、彼女がいることさえも受験勉強に置いて完全に有利に働く』なんていう人は稀です。

書いていて悲しくなるような文章構成ですが、頑張りましょう!!笑

【総括】恋人と勉強の関係

話が行ったり来たりしてすみませんでした。最後にまとめます。

  • 恋人いても受かる人は受かるし、落ちる人は落ちる。
  • 恋人いなくても受かる人は受かるし、落ちる人は落ちる。
  • 恋人いないほうが大学受験には有利
  • 共倒れになるようなことは避けて尊重し合おう。

でも、医学部の現状見てると、果たして何が幸せなんだろう。。。笑

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