勉強法紹介
医学部合格への準備・分析・実践の全5段階の秘伝書

医学部合格への準備・分析・実践の全5段階の秘伝書

医学部医学科に現役合格するために必要な勉強法の全てをここに記しました。

医学部合格への準備・分析・実践の全5段階の秘伝書

あの日、私は最も難しいとされている学部、医学部への進学を決意しました。

あの時、確かに明確な日にちが存在して、私はそれをメモしたはずなのに、ずっと覚えていたはずなのに、いつの間にか記憶が曖昧になってしまいました。

あの日がなければ、今の私は何をしていたのか分かりません。どこで大学生をしたいたのか、バイトをしていたのか、明るい性格だったのか、部屋に閉じこもる体質が治っていないのかもしれません。

医学部受験の勉強法をサイトで紹介して、受験テクニックを大学に入ってまで伝えたいという人は、何かしらの挫折や劣等感が拭えないのかも知れません。私もその1人です。

この記事は、別にメモリアルでも何でも無いのですが、私が一番書きたかった記事です。

タイトルは医学部ですけど、内容は医学部はあんまり関係なくて、どの大学だって、学部だって構いません。難関大学だろうが、地方だろうが、私立だろうが関係ないです。

私が経験した、実践したこと、上手くいかなかったこと全て書いていこうと思います。長くなるかもしれませんが、良ければお付き合いください。

かなり長いので、ブックマークなどしていただいて、定期的に読み直してください!

【はじめに】医学部現役合格のための全五段階の秘伝書

勉強なんてただすればいいのであれば、こんな格式ばった流れなんて必要ありません。
小学校でおはじきを使って学ぶレベルで十分かもしれません。

しかし、1年間、もしくはそれ以上、何時間も何十時間も勉強し続けて高いハードルを乗り越え、希望の大学の学部に入るためには目的意識もせずにただ勉強し続けるだけではいつまでたっても絶対に合格できません。

それは

  • 医学部に合格するために必要な勉強をし続けるモチベーションが足りなくなる
  • 1年間という長いようで短い時間でその年の受験生の最上位になる必要がある

この2点で普通の人は挫折してしまうでしょう。
例えば、突然、1週間毎日10時間勉強し続けることが出来る人が何人いるでしょうか。

1年間死ぬほど努力して、国公立医学部医学科に現役で合格するとは言い換えれば、地方なら県内TOP30には入る必要があります。

進学校ならまだしも、そうでない高校生の子は端から諦めてしまうかもしれません。

巷では、誰でも合格できるとか、みんな受かるとか甘い言葉が蔓延しています。
しかし、才能がないのなら努力し続ける他に夢を叶える方法はありません。
私はそれを理解した上で言い切ります。

努力すれば誰でも1年間で国公立医学部医学科に現役合格できます。

当サイトで勉強法を紹介してから予想以上に反響が大きく、多くの人から嬉しいメールを頂いています。

  • 医学部への再受験を決めた某大学歯学部1年生の子
  • いじめを受け不登校中の高校2年生の子
  • 進学校ではないけど国公立医学部を目指している高校2年生の東京都の子

国公立医学部医学科に合格することは並大抵のことではありません。

しかし、実際に医学部の同級生達を見るとさまざまな種類のさまざまな年齢の人がいて、医学部に現役合格するために必要なことが見えてきました。それを具体的に示しながら最強の医学部勉強法を私なりに考えました。

必要なことは5段階のステップです。

①モチベーションをあげること
②必要な情報を分析し、自分に最適な勉強計画を立てること
③タフ精神力を持って勉強を実践すること
④-1行った勉強や模試からさらに自己分析をし、新たに勉強計画を立て実践すること
④-2言い換えれば、②,③の最適化を行うこと
⑤志望の医学部に現役合格すること

医学部合格への準備編-モチベーションアップ-

医学部合格への準備編-モチベーションアップ-

きっかけは何でもいい。受験勉強を始めよう。

こんなサイトをやって、「逆転だ!」とか、「下克上だ!」とか、「偏差値30台とか40台から・・・」、「最下位から医学部現役合格!」などと言っていると、みんながみんな劣等生出身かのように感じます。

けれども、東大入ったクラスメートを思い出してみると、やっぱり最初から授業を聞いて、しっかり毎日勉強していた人が多いです。

医学部の同級生を見ても、真面目に勉強して、真面目に今でも医学の勉強している友達がダントツに多いです。

私の場合は、だらけきった日々から、明確に、厳しい修羅の受験勉強を開始したという境界線が存在します。

けれども、きっかけなんて「どうだっていい」のです。
真ん中くらいの中途半端な感じでも、ダントツの最下位でも、自称進学校でも何でもOKです。

大切なのは、受験勉強を始めようってことです。勉強しようってことです。

決意を決めたらすべきこと

もしあなたが要領がよく、2年計画、3年計画でだらだら勉強するタイプなのでしたら、ここの章には当てはまらないかもしれません。

医学部の同級生に、二浪した人がいますが、彼は週3で勉強してたらしいです。

そういうタイプの人は飛ばしてくださっても構わないです。

合格までの距離が同じなら‘全力を尽くしてヘトヘトになる’のを選ぶか、‘ゆっくりと歩いて時間はかかるけどちゃんとゴールする’か、どちらを選んでもそれはその人の人生なので構いません。ただ自分には不可能と決め付けないで全力疾走していったほうが私は、実りは多いと確信してます。

合格したらやりたいことリストの作成

合格したらやりたいことリストの作成

受験勉強で最も大切なのは、勉強するための燃料を作り出すことです。例えどんなに効率的な勉強法を実践しても、才能がめちゃくちゃあっても、努力なしでは結果は伴いません。

努力をするための燃料をためます。

(例)やりたいことリスト

  • 英語を堪能にして1年間アメリカに留学する。
  • 外科医になって自分にしか出来ない術式を作る。
  • 可愛い彼女orカッコいい彼氏を作る。
  • 大学生活を謳歌する。
  • バイトをする。
  • オシャレな服を着てみる。
  • 髪を染めてみる。
  • 外国へ留学して見聞を広める。
  • 癌の特効薬を見つける。
  • 新たな万能細胞を生み出し、ノーベル賞をとる。

ルーズリーフでも何でもいいので、これを書き上げましょう。

何個でもいいです。

人に見せるわけでも無いので、どんなに欲望にまみれていようとも、他人がどん引きする夢だろうとも関係ないです。笑

今したいことを赤裸々にたくさん書いて、白紙を埋めきりましょう。

続いて、リストを頭の中でイメージして、妄想します。

どんな酷い妄想でも、崇高な理想でも、叶わないような幻想でも、何の想でもいいのでリアルにイメージします。

そしてそれは、受験勉強の先にある現実なのです。

たった1年後に、それは実現する現実なのです。

大切に保管し時折見返すもよし。親に見られたくないならちぎって捨てるもよし。

部屋を片付け、散らかす

部屋を片付け

良く勉強を開始しようと思うと、逃げるかのように部屋を片付けたくなりますよね笑
あれなんなんでしょう。

けれども、部屋を片付けることはかなり正しいことです。

心の乱れは部屋の乱れです。

エントロピー第二法則に基づいて、銀河系内で起こる全ての事柄は乱雑な方向に向かって行きます。やはり、集中力を乱雑な方向に向かわせないためにも、きちっとした生活を送るためにも、部屋を片付けましょう。

さて、部屋は片付け終わりましたか??
次に、片付いた部屋を汚くします。この一見矛盾したこの行為が大切なのです。

もちろん、汚くするにも仕方があります。
私が提案するのは、使う参考書を次々に座ったまま手を伸ばして届く範囲に置いていこうということです。

いちいち、調べ事するのに辞書を取りに行ったり、気分が乗らないから教科を変えたりするときにその参考書を用意し直すのは面倒です。

手の届く範囲に参考書を全部広げましょう。

私は机ではなく、机にもたれかかって床に座って勉強していたので、周りの床には青チャート、一対一対応の数学を筆頭に乱雑に何でも置いてありました。

私の勉強空間はとても狭かったので、基地っぽくてとても安心しながら勉強し続けられました。

友達、家族に宣言

私はそもそも友達に誘われて勉強を始めたので、そういう意味では一緒に勉強する仲間が初めからいました。勉強は1人でするものですが、教え合う仲間、励ましあう仲間は大切です。

馴れ合うのではなく、高めあう勉強仲間を見けられたならどんな参考書よりも、どんな受験ブログよりも効果があるでしょう。

未読の方は私の受験勉強までのいきさつを書いてあるのでこちらもどうぞ。

また、受験には家族の支援も欠かせません。家族に、冗談みたいな感じからでもいいので、しっかり勉強することを伝えましょう。

受験生の家族に向けた記事をまた後日書きたいと思います!

医学部への勉強を始める前に徹底分析-情報収集-

医学部への勉強を始める前に徹底分析-情報収集-

受験は情報戦。真の情報強者になろう

夢、やりたい職業、志望校を決めモチベーションも高まってきたと思います。そのアツい気持ちを無意味な努力で消費してはいけません。

夢は叶うっていう人は叶えた人たちです。努力は無駄にならないと言っているのは努力を無駄にしなかった人たちです。

私はことあるごとに、いろんな記事で有益な情報を持って受験を戦おう。受験は情報戦だといっています。

医学部を受験する際の勉強や、情報収集の方法のひとつに、医学部予備校に通う、という方法があります。

もちろん、ひとりで情報収集したり勉強することができる人もいると思いますが、全部を自分ひとりでやるとなると相当大変です。

当サイトでは、人気の医学部予備校を多数掲載しています。予備校を勉強や情報収集のひとつの手段として考えている方に参考にしてもらえると嬉しいです。

人気の医学部予備校はこちら

自分のことをよく知ろう

最も大切な情報は、自分が今どんな状況にあるのかという自己分析によって得られるものです。

  • 本当にしたいことはなんなのか。
  • あとどれくらい成績を伸ばす必要があるのか。
  • どの教科が得意で、どの教科が苦手なのか。
  • どのくらい集中力が保てるのか。
  • どこで勉強するのが最も集中力が保てていいのか。
  • どの暗記術が効果的なのか。

etc自己分析こそが情報戦の鍵を握ります。

例えば、上記したのは受験全般の話ですが、細かく見ていっても、「今解けなかった問題のどこがわからなかったのか。」や、「この英単語のどの意味は覚えていて、どの意味は覚えていないのか。」など自分に常に自問自答していきます。

自己分析が役に立った例として、私が陥っていたた罠をご紹介します。

高校2年生のころ、化学の授業で私は、ノートをとることにばっかり集中していました。先生が黒板に書いたのを作業的に写す行為を続けて、それで授業はいつも終わっていました。

しかし、ある日自問したのです。私は本当にノートをとる必要があるのか。

そもそも、テスト前は教科書を見返すし、セミナー化学に要点はまとめられてあるし、図は図表で綺麗に書いてある。授業は板書を写すことに終始して、全く話を聞けていないじゃないかと。

それに、黒板にしか書かないことは全て周りの友達が写しているし、テスト出るとこを詳しくメモしている友達のノートの方が貴重だと。

私はノートをとるのをやめました。

ノートの代わりに子供が使う落書き帳を買って、授業の内容をキーワードだけ書きなぐりながら話を聞いて、大切なことは教科書に書き込んでました。(最終的に受験勉強のために40冊近く買ったと思います。)あと、問題を良く解いてました。

授業を有効活用し始めたのは、ノートをとらないという決断をしてからです。自己分析して自分のことを良く知らないと自由帳には移れなかったです。

今でも医学部の授業でノートはとらずにこれを使ってます笑

今でも医学部の授業でノートはとらずにこれを使ってます笑

今使っているのはこの可愛い表紙のやつです。笑

大学や参考書の使い方など受験情報を知ろう

まずは赤本を買い問題の分析から受験勉強は始まります。
この記事でも書いてますので、こちらを詳しく見てください!

大学の傾向を知る

上記した関連記事で、細かく書いているのでここでは簡単に書きます。

勉強を始める前に

  • 志望校の受験事情(倍率や必要科目)
  • 試験の傾向(各科目の難易度や、出題傾向)
  • センター、二次の配点や合格ボーダーを調べましょう。

医学部でしたらこれがオススメです。私も受験生のとき愛読してました。

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今の自分の状況と、その志望校に入るためにはどのくらい点数が必要なのかを調べることで、どのくらいの勉強量、勉強計画を立てれば合格できるのかが見えてきます。

悲観しないでください。1年あれば、絶対に状況は変えれます。

参考書の使い方、勉強法を知る

当サイトでは一応、私が使ったことある参考書や、良く目にした参考書を詳しく解説しています。

もちろん、他にも多くのサイトで解説しているので、いろんな解説や評価を調べてどう使えば良いのか、どの参考書をやれば良いのかを選びましょう。

受験勉強は参考書でかなり決まります。どうやれば定着するのか、どう使えばいいのかなどしっかり調べましょう。

要領の悪い使い方は、時間の無駄になるだけです。
例えば私は英語の長文を徹底的に音読して使うように薦めています。

もし、英語の長文の問題集を漫然と解いて終わりにしていたら、いつになっても速読は身につかないでしょう。自分に負荷をかけて正しいトレーニングを積むことで初めて、力は身につくのです。

素晴らしい参考書を効果的な方法で勉強するようにしましょう。

速読力を身に付ける方法や英語長文の勉強法はこちらで解説してます。

分析したデータに基づく最適な勉強計画の立て方

分析が終えたら、ここから実践に入るまで間もなくです。

自分にあった勉強計画を立てていきます。皆さんは、勉強計画の立て方に自信がありますか?

私の経験からすると、勉強があまり出来ない人と勉強が伸び悩んでいる人はかなり一致する傾向にあります。

ここでは、勉強計画のイロハを学んでもらいます。

医学部現役合格を可能にする理想の勉強計画とは

勉強の計画は、残された時間としなければいけないことをしっかりと分析した上で逆算して計画を立てなければなりません。

そこで私は、

  1. 入試本番までの大まかな勉強計画
  2. 3ヶ月を目処とした勉強計画
  3. 2週間単位での勉強計画

の3種類の勉強計画を立てることをおすすめします。

入試本番までの大まかな受験勉強計画

大きく立てる場合、全体の計画科目ごとの計画の2種類を立てる必要があります。

まずは全体の計画です。ここでは、1年間の計画を例にとって書いています。しかし、受験勉強を開始した、その決意した日から入試本番までの月を全て書いてください。

高校二年生の1月に決意したなら1,2,3・・・・1,2,3月全て書きましょう。私は、高校2年生の8月ごろから始めたのでそのように書きました。

入試本番までの大まかな受験勉強計画01

かなり中身は適当なので参考にしないでください笑
かなりざっくりで構いません。この計画表の目的は、作ることによって自分の中で本番までの概観のイメージを理解するためです。

ポイントは3点です。

  • 夏休み、センター試験、二次試験というイベントごとを想定して勉強予定を立てること。
  • どの時点までにC判定にする、B判定にすると目標を定める。
  • 基礎固めをいつまでやり、いつから応用力をつけるか決める。

続いて、科目ごとに立てていきます。
以下、数学を例にとってお話させてもらいます。

入試本番までの大まかな受験勉強計画02

数学も、1年間しかなかったらということを目安に書きました。
正直この量を1年間でこなすなら相当な努力と、効率的な勉強法が必要です。また、ここでは青チャートの例題のみの使用としてます。

注意すべき点は2つです。

  • どの参考書を使ってやるのかを仮決定させておくこと。
  • 一日何題やればいいのかを概算しておくこと。

まだあまり参考書について詳しくない人は、基礎・網羅系、応用・実戦型という風に書いておいても構いません。確かに、勉強してみなければ自分にはどういう参考書があっているかも分かりませんしね!

次に、一日何題やればいいのかの概算ですが、使用する問題集の総問題数÷大体の日数で分かります。大切なのは、練習問題も含める場合はそちらも加えましょう。日数のほうは、1ヶ月を30日間として数えましょう。

3ヵ月間を目処とした勉強計画の立て方

3ヶ月間の勉強計画は、教科ごとに立てていきます。

なぜ3ヶ月という中途半端な期間でもう一度計画を立てる必要があるのか、という点からお話させてもらいます。

1年ほどの計画は、先が全く見えていない状況を打破するためにイメージを持たせるために立てる概観にしか過ぎません。

あれは本当の意味では、勉強計画ではないのです。
なので、普通の人は1週間、2週間、長くても1ヶ月くらいの計画しか立てないでしょう。

しかし、私の経験から勉強が目に見えて成績が伸びるというほど効果があるのは3ヶ月間の勉強の蓄積からです。

1ヶ月ほどでは、今まで解けなかった問題が1,2問解けるようになったという程度しか実感できません。

しかし、3ヵ月間みっちりやれば、大問1,2つ分もしくはそれ以上変わってきます。

そして、3ヵ月とは網羅系を1周、2周し終わりマスターするくらいの期間です。(薄い実戦型の参考書でしたら短期集中で1ヶ月もあれば終わりますけど)

3ヶ月分の計画の例を以下に示します。
入試本番までの大まかな受験勉強計画03

これも、青チャートを3ヶ月で完全にやりきるというかなり無茶な計画です。現実的ではありませんが、解法暗記に過ぎませんので、決して無理ではありません。

5,6,7月に青チャートをやりきることを目標に計画立てました。

ポイントは2点です。

  • 土日を目安に1週間単位でざっくりやる範囲を絞ること。
  • 1日何問ペースでやれば終わるのかを概算しておくこと。○して書いてある数字は、月とその月の土日の日付です。

まずは、3ヶ月の勉強計画では1週間を単位として勉強計画を練ります。

それは、1つの物事に取り組む集中力は1週間以上は持たないからです。そして1週間で1つのタスクをやりきり、ある程度の充足感をもって次の週に臨みます。

そして、1週間は私が提案する5日やって2日補充という考え方にも基づいています。なので、1日何題やるかは見かけ以上に大変です。

2週間単位での勉強計画の立て方

2週間単位での勉強計画は全教科あわせてのものなので1枚でいいです。

恐らくこの2週間単位の勉強計画は、受験終了まで何回も立てることになるでしょう。

例えば1年間勉強するとすれば、1年間の計画は1回、何度かやり直しても2,3回でしょう。
そして、3ヶ月の勉強法も計算上は4回、多くても10回ほどじゃないでしょうか。

しかし、2週間単位で立てると少なくとも26回以上は立てることになるでしょう。
以下に、例を示します。

入試本番までの大まかな受験勉強計画04

イメージしているのは、1年間で全範囲を終わらせるべく、まずは基本的ことを特急で終わらせる学生をイメージしました。笑

ポイントは3点です。

  • 土日を○で囲んでおくこと。
  • 全教科の勉強計画を一目で分かるように書くこと。
  • 1日何題、何ページやるかの目安を書くこと。

高校生の方は平日はあまり勉強時間が取れないでしょう。

なので、土日をしっかりマークすることで、その日につめて勉強することが出来ます。この例でいえば、土日に物理のエッセンスをやったり、Forestのページ数を増やしたりしてます。

次に、大切なのはどの科目をどの進度で進めているのか分かるようにして置かなければいけません。常に、全ての科目を監視して薄くならないように、満遍なく進めていきます。

最適な勉強計画の立て方のまとめ

手書きの雑な例で申し訳ありませんでした。綺麗なイラストを使って作り直します!!

また、勉強計画は私が特に力を入れていることですので、また別ページにて個別に詳しいまとめを作りたいと思います。

さて、勉強計画の立て方の重要項目のみおさらいしてまとめます。

  • 受験勉強全体、3ヶ月単位、2週間単位の3パターンの勉強計画を立てること。
  • 受験勉強全体では、全体で1つ、各科目でそれぞれ計画を立てること。
  • 3ヵ月単位では、各科目のみそれぞれ計画を立てること。
  • 2週間単位では、全体で1つの計画を立てること。
  • 区切りを持たせた計画作りをする。

勉強を実践していく上での心構え-Execute-

勉強を実践していく上での心構え-Execute-

24時間全てを勉強に捧げよう

もし、1年間で全てを変えてやろう。現役で難関大学へ合格してやろう。と堅い決意を持った人は、是非、24時間全てを勉強に捧げてください。

恐らく、高校1年生くらいまでは勉強というものは、日常生活に含まれていないか、または日常生活のほんの一部に過ぎないものだったでしょう。

まずは意識から変えましょう。

勉強を一日も欠かさずに毎日する

私がクラス最下位から、現役で旧帝医学部に入れたのは間違いなく毎日勉強し続けたからです。これが一番の要因です。

毎日というのは、例えば家族旅行に行っても暇さえ見つけて、単語帳を読んだり、ホテルで勉強します。

友達から遊びに誘われたら断る、または早めに切り上げる。

これくらいの覚悟がなければ実現しません。
恐らく部活動があるうちは厳しいでしょう。

勉強を毎日するためには、勉強を習慣化させなければなりません。

歯磨きが毎晩寝る少し前、学校いく前にするもの。というそうしなければ、むずむずして寝れないくらい勉強にはまり込みましょう。

私は2,3ヶ月で本当に勉強しないで寝ようとすると、寝つきが本当に悪くなりました。

これが第一段階です。

勉強の合間に生活するイメージ

最終段階では、もう勉強中心の生活にします。

ここでは、勉強しないとむずむずして寝れないとかではなく、生活がすべて勉強になります。

ご飯を食べたり、トイレに行ったり、お風呂に入ったり、TVを見るという行為は全て、勉強の合間に行うという感覚にします。

なので、もちろんどの活動も1時間以上してはいけません。

また睡眠時間も暗記内容を定着させる活動という認識に変わります。

必然的に、寝る時間を計算して、逆算して勉強予定を立てることになります。

また、私は

  • 倫理や速単の英語長文などの読み物学習
  • 志望校の入試動向調査
  • 受けた模試の分析
  • 勉強予定を立てるなどの活動を勉強の合間時間の勉強として使っていました。

ここまで読んで、恐ろしい、自分には出来ないと思った人もいるでしょう。

私は1ヶ月我慢すれば誰でもここまで来れるはずだと思います。

辛かったり、義務感を持っているのは初めのうちだけです。何かを好きになるためには、嫌な時期を乗り越えてある程度できるようにならなければなりません。

例えばギターを演奏することを考えます。
ギターではコードというものがあり、押える指の形が曲によって決められていて、数パターンあります。

始めのうちは簡単な形で、音がすぐなって楽しいのですが、ある程度のとこにいくと難しいコード、かなりきつい指の形で弦を押えなければならなくなります。

そして、それを避けてゆくことは出来ません。

初心者がFコードという形を抑えられるようになるまで、1週間~2週間かかるでしょう。これを超えると、ほぼ全ての曲を弾き語りできるようになりとても楽しいはずです。

ただ、弦は金属でとても堅く、痛いです。指にたこができ、水ぶくれとなります。この段階で多くの人はギターを弾くこと自体を諦めてしまうのではないでしょうか。

しかし、その水ぶくれが破け、指先が堅くなるまでやり続けた人は、指先の痛みも消え、ギターが楽しくなりどんどん上達していきます。

ギターの例えがぴんと来ない方はごめんなさい。

何が言いたいかというと、楽しくなるまでは時間がかかるし、痛み・苦しみを伴うけどそれを乗り越えたら(=習慣化)したら後は指数関数的に伸びていくはずです。

受験勉強は人生をかけたゲームだから楽しもう

医学部に合格した友達と凄く似た考えだったのは、勉強をゲームみたいなもんと思っていたことです。

参考書という攻略本を見ながら、解き進めていく、壮大な1年に1回のみクリア可能なゲームです。

まず勉強をして訓練し続け経験値を貯め、偏差値レベルを上げていき、ある一定以上の高得点までいくとクリアと。

勉強も楽しかったですが、模試と模試の前後は今振り返ってもとても楽しかったです。もちろん、成績が上がらないと超つまらないですよ?

なので、死ぬ気で努力して、どんどん経験値を貯めるんです。

よく、人生はリタイアできない、やり直しの聞かないゲームだ!という人がいますよね。

受験は違います。リタイアも出来れば、1年に1度のみやり直しが効きます。

その点ではよりゲームらしいですよね。しかも、ゴールが大学に合格というとても分かりやすい設定になっています。

そんな風に捉えて、勉強を楽しんでいけるようになれば、より飽きることなく、疲れることなく勉強に集中できるはずです。

医学部合格を可能にする具体的な勉強実践編

ただ勉強するためならここから始まるのが普通ですよね。
ここまで一気に飛んだ人は初めまして!!笑

ここでは、分析して、綿密に立てた計画をどのように実践していくかについてご紹介します。

数学の勉強法

まずは医学部受験で最も大切な数学から見ていきます。

フローチャートにかなり詳しく示したので、こちらを参考にしていただければいいのですが、医学部受験でのポイントを含めて書いていきます。

受験生活、家庭教師、予備校教師としての経験から得た重要なポイントを先に書きます。

  • 医学部志望者は数学を絶対に苦手にしてはいけない。
  • 数学は独創性はいらないということ。
  • 解法暗記で飛躍的に成績は伸びること。

他の生徒にはまずこんなことは言いませんが、医学部志望者に対してはきつくいいます。

数学が苦手な人は合格率がかなり低いです。

なぜなら、医学部は理系最高難度を誇る学部です。果たして医者になってまで数学が必要かどうかは、ここでは問題にしません。

医学部受験生の大半は数学がかなり得意です。これは紛れもない事実です。

と、書くと、現状数学が苦手は方は凄く嫌な不安な気持ちになることでしょうね。

けれども、私も勉強したては数学は大の苦手でした。それが今では、高校卒業しても数学はかなり好きで、大学入試で出された問題を喜んで解くまでになりました。

安心してください。

青チャートのような網羅系を完璧にした段階で、かなり数学の成績はあがるでしょう。
一対一対応の数学を完璧にしたら、絶対に数学が好きになるはずです。

英語の勉強法

英語とはなんとも勉強の成果が出づらい科目ですよね。

語学であるので、文法・単語・構文・精読力・速読力・リスニング力など部分ごとの力を伸ばして、最終的に総合力という謎の力をあげていかなければなりません。

医学生になるのでしたら英語はマストです。

高校生の段階では、何となく大切だとは言いながらも全く受験に考慮されないスピーキングが最も難しくて、将来に役に立つとは皮肉な話です。

話が脇にそれました。

英語もフローチャートを始め、かなり詳しく書いてきたつもりですので参考にしてください。

医学部受験者が気をつけるべきことは以下の1つです。

  • 安定して高得点を取る必要がある。まぁどの科目もそうなんですけれども、英語は最も差がつきづらい科目です。英語は総合力は綺麗に問うてくるので、失敗しづらくまた高得点を取りやすい科目でもあります。

逆に返せば、自分1人だけ失敗したら終了です。

また、配点がセンター試験も2次試験もかなり大きなウェイトをしめます。
それだけ受験に大切な科目といえます。

なので、英語で外さないために真の実力を医学部志望の方にはつけてもらいたいので普段からこのことに取り組んで欲しいです。

  • 1日1長文を必ずやり続ける。
  • 英単語帳は2冊やりもれなくする。
  • 文法の抜け、構文の抜けがないか定期的にチェックする。

英長文は、最初のうちは速単など単語帳と合わさっていても構いません。

まずは英文に慣れることから始めましょう。

数学と英語は特に優先して、毎日少しでもやるようにしましょう。

化学、物理、生物の理科の勉強法

医学部では数学、英語ほどではありませんが、理科でも点数を落とさないようにしなければなりません。

理科は計算力・論理力だけでなく純粋な暗記力も試されます。

しかし、医学部受験では理科にずっと構っている暇はありません!
あくまで数学・英語が優先です。

なので、理科は空いた時間、余裕のある時期に集中的に短期で一気にやらなければなりません。

多くの医学部では理科は2科目でいいということで、最も多い組み合わせは恐らく、化学・物理だと思います。

しかし、医学部に入ってからの勉強のことを考えると生物の知識はかなり役には立ちます。

将来に役立てることを考えるなら生物・化学がおすすめです。

ただ、入ってしまえばいくらでも勉強できますし、生物の内容は医学部の勉強量から見ればあまり少ない量ですので、気にしなくても問題ないです。

大体、医学部2年生までは生物選択者は無双できます。笑
けれども、ちょっと理解しやすくなるくらいですね。

勉強で気をつけることは、早いうちに網羅系の参考書をざっと一周してしまうことです。専門的な発展問題は後回しに、とりあえず基礎をまずは集中して終わらせましょう。

基本的な事項は、本当に短期集中で一気に終わらせると効率的です。例えば、夏休みとかに2週間ほどでやり、その後また発展問題をやりつつ、仕上げていくほうがいいでしょう。

国語・社会の勉強法

恐らく、医学部受験生は文系科目はかなりおろそかになっているはずです。

センターだけの使用でしたらそれでも全く問題ないのですが、国語が二次試験になっているようだと、何もしなくても高得点の人を除いて対策を講じなければなりません。

ちなみに、私は国語がどうしても苦手だったので志望校選びの段階で国語が二次試験にないところを選びました。ばいばい、愛知県。

大切なのは、どっちにしても対策をしないといけないので、早めに参考書を1冊やっておくことです。

ただ漫然と模試を受けていても、訓練になりません。

どうやって解けばいいのか、何を気をつければいいのかを分かった上で勉強をしなければなりません。

社会もそうです。時間をあまりかけることができない分、隙間時間で読むだけで理解できるような本当に簡単な参考書をどんどん読むようにしましょう。

そして、早めに知識を身に付けて、それを模試や授業で肉付けしていくほうが効率的だと思います。

医学部必須の小論文や面接対策

最近では、どこの医学部でも面接をするようになりました。

そもそも合格点に達していても、面接で下手なことをすると即不合格なんて話もあります。

普通にしていればまずは問題ないのですが、その普通が難しいんですよね。

過去にいくつか記事を書いたのでそれを参考にしてください。

小論文が課せられるところも多いため、その対策も必要になってきます。

しかし、明確に得点化していないのであればあくまでも大切なのは、客観的ものさしである試験の結果です。

なので、不安がる前にしっかりと英・数・理の対策をばっちりしましょう。

小論文は折に触れて、自分でそれようの対策本を買って、学校の先生(できれば国語の先生)にチェックしてもらいましょう。

私は受験の息抜きに、小論文を適当に書いてチェックしてもらってかなり怒られながら指導されてました。それが本番にかなりいきたので、是非何回もチェックしてもらいましょう。

常に勉強法を最適化せよ-report-

常に勉強法を最適化せよ-report-

勉強の成果を常にフィードバック

勉強のやり方、自分の受験生としての心構えや姿勢は常に効果的な状態へと最適化していなければなりません。

しかし、普段勉強しているだけではなかなか気がつきづらいものですので、その方法をご紹介します。

模試を使って自分を振り返る

良く受験のあと模試を捨ててしまう人がいますが、それはとてももったいないです。

模試は何度でも味が取れる出汁のようなものです!

これが模試の活用法です。

  • 模試が終わったらすぐ家に帰ってから全ての問題の解き直し、答え合わせをする。大切なのは、自分なりに自己採点をする。
  • 模試が帰ってきたらもう一度、解き直しをする。
  • 模試の解説を読み、苦手な分野、抜けている知識を分析する。
  • 自分の成績、順位から現状を分析し、目標への勉強計画を立て直す。

模試は自分がやっている勉強が正しいのかの指標になります。

いちいち判定に一喜一憂するだけでなく、まずはC判定を取るためのボーダーに達するためにはどうすればいいのか、どの勉強を優先してやるべきなのか、など具体的な対策を講じます。

かなり参考になるのでこちらも併せてどうぞ。
模試を受ける上で大切なこと、模試を受けた後で大切なことが綺麗にまとめられています。

独学ラボ独学ラボ|新模試マニュアル|模試を受ける6つの意味、解き方と復習法

勉強計画を立て直す

勉強が捗らないとき

本来はあってはならないのですが、どうしても学校の行事やモチベーションの低下から勉強が捗らないなんてことは多々ありますよね。

そうなると勉強計画の予定が狂いだすなんてことは、一度や二度、もしくは毎日の人もいるかもしれませんが、ありえます。

しかし、そこでずるずるとなってしまっては、受験勉強そのものがダメになってしまいかねません。

そんなときは、一度ずれてしまったものの帳尻を1週間、ないしは勉強計画である2週間の中で調整しましょう。

ただ、がっつり1週間ごと穴が開いてしまった場合や緊急時などどうしても、補いきれないことが起こりえます。

そんなときは、素直に諦めてもう一度、2週間単位の勉強を立て直します。

しかしこれは、頻繁に起こってしまってはいけません。

勉強計画を紙に書き、部屋の壁、机の壁に貼り付けたらそれは必ず適えると誓わなければ効果はありませんので、待った!なしが大原則です。一度嘘をつくとずるずる行きかねませんので。

そんなときのためにこちらの記事をどうぞ。

使用する参考書・問題集を変える

勉強のスケジュールが狂うときは、何も勉強が捗らないときだけではありません。不慮の事態も起こるのです。

例えば、参考書が全く合わないという大事件だって考えられます。

私にも何度も経験があります。

最もショックだったのは、物理の参考書である、『難問題系統とその解き方』を途中で難しすぎて挫折し、『名問の森』へと乗り換えたことです。

ただ、この乗換えがあと2週間遅れていたら私は物理の点数がかなり落ちていたはずです。

もし自分に合わない参考書や問題集があったら、同じくらいのレベルの参考書に乗り換えましょう。受験参考書界に同じレベルの参考書は何冊も存在します。

なので、無理して使うのではなくその都度自分にあった最適な方を選択しましょう。

【要点まとめ】合格はすぐそこ-Success-

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最近の合格通知はインターネットでの発表が主流です。

合格した人のみが掲示されます。

ちなみに余談ですが、受験番号は受験の申請書を出した先着順に決まっていくので、受験番号が遅い人は最後まで受験するか悩んでいる人、すなわち合格するか怪しい人ということで合格率が著しく低いです。

是非、医学部を志望される皆さんが希望の大学に合格し、夢を叶えられることを祈っています。

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